先月(2月15日)にロシア南部チェリャビンスク州に落下した隕石には驚いた。
この隕石について、破片を収集し科学鑑定していたロシア科学アカデミー地球化学・分析化学研究所の解析で、「金属鉄の含有率などから隕石の種類は「普通コンドライトLL5」型、隕石の年齢は太陽系が形成されたのと同時期の46億年、「3千万~5千万年前」に他の天体と衝突した形跡があった」との事。
落下隕石の破片は複数で約1.5Kg、電子顕微鏡やX線分析装置などにより、隕石の特徴を多角的に調べた。鑑定結果で、この隕石は地球に落下する隕石のうち最も多いタイプで、組成が約46億年前の原始太陽系の物質に近い普通コンドライトの特徴を持っていた。金属鉄の含有量の最も少ないLL型(石質隕石)で、高温・高圧力状態の母天体の小惑星の中心部付近で形成された「5型」であることも解析された。また、破片の一部に亀裂が認められ、亀裂付近には、46億年前の普通コンドライトの石質とは違った年代に形成された痕跡があった。所長のエリク・ガリモフ博士は、「この痕跡は隕石の母天体が、他の天体物と大きく衝突し、この時に高温・高圧力状態になり、溶解して形成された鉱脈と考えられる。3千万~5千万年前と推察される。」としている。
◆隕石の分類
隕石は鉄(Fe)と岩石(珪酸塩鉱物)の比率で分類される。
鉄隕石(隕鉄):主に金属鉄(Fe-Ni合金)から成る
石鉄隕石:ほぼ等量の金属鉄(Fe-Ni合金)と岩石(珪酸塩鉱物)
石質隕石:主に岩石(珪酸塩鉱物)から成る
構造からコンドライト(未分化の天体)と、
エイコンドライト(分化した天体の地殻由来)に分けられる
近所のレストラン(となりのれすとらん)の入口に鉢植えのスノードロップの花が咲いている。レストランには駐車場だけでなく、お庭があり四季折々の花が咲いている。綺麗な花を見て、美味しい食事をして・・良いね。
スノードロップ (snowdrop)は春早くに花が咲き、春を告げる花である。初夏まで生長し、夏はお休み・・葉が出ているのは、冬~初夏の間。名前が似て、姿もチョット似ているスノーフレーク(ヒガンバナ科スノーフレーク属)は、も少し後に咲く。
スノードロップ
(ガランツス・エルウィジー)
別名:大待雪草(おおまつゆきそう)
ジャイアント・スノードロップ
ガランサス
ヒガンバナ科ガランサス属
球根草
ヨーロッパ地方原産
開花期は2月から3月
花色は白。3枚の長い外花被と3枚の短い筒状の内花被を持つ六弁花。
日本で”スノードロップ”と呼ばれるのは、”ガランツス・エルウィジー”が多い。この花の特徴は、筒状の内花被に先端から付け根にかけての緑色の斑点模様である。因みに、コモンスノードロップ(ガランツス・ニヴァリス)は、内花被の先端のみに緑色の模様。