アメリカの経済誌フォーブス(Forbes)は世界長者番付2014年版(The World's Billionaires 2014)を発表した(3月3日)。
これによると、世界一の富豪となったのは、マイクロソフトの創業者ビル・ゲイツ氏(資産760億ドル)で、5年ぶりに返り咲いた。ゲイツ氏は、過去20年で15回目のトップ。日本のトップはソフトバンクの孫正義社長(資産184億ドル)で、世界では42位(前年は128位)。
世界長者番付によると、資産10億ドル以上の億万長者は1,645人で、うち女性は172人(前年138人)。国別で見ると、アメリカ492人、中国152人、ロシア111人、ドイツ85人、インド56人、イギリス47人、フランス43人、台湾28人、韓国27人、日本27人・・となっている。
◆世界の長者
順位 名前 資産(10億ドル)
1 Bill Gates 76.0
2 Carlos Slim Helu & family 72.0
3 Amancio Ortega 64.0
4 Warren Buffett 58.2
5 Larry Ellison 48.0
◆日本の長者
42 孫正義(ソフトバンク創業者) 18.4
45 柳井正(ファーストリテイリング社長)17.9
132 三木谷浩史(楽天社長) 9.3
207 滝崎武光(キーエンス創業者) 6.6
295 毒島邦雄(SANKYO創業者) 4.9
街の小路で料理屋さんの前に置かれている大きな鉢で、ナニワズの花が咲いていた。お店の前は暖かいから咲いたのかな。
ジンチョウゲ(沈丁花)に似た黄色い小さな花が沢山集まって咲き、花には微かな芳香がある。花びらが4枚ある様に見えるが、花びらではなく萼(がく)。落葉樹は春に葉を出し、秋に落葉するのが一般的。でもナニワズは、秋に葉を出し、冬も緑で初夏に落葉する・・不思議。このため、ナツボウズ(夏坊主)の別名がある。
花は雌雄の両性備えているが、実が成る木と成らない木があるので”雌雄異株”と言われるとの事。この木が8・9月頃に枝に赤く熟した果実が付いたら雌株と言うことになる。
名(ナニワズ)由来は判然としないが、「難波」とは無関係で、ナニワズの母種に当たる「オニシバリ」を長野の方言で”ナニワズ”と呼んだのが始まりとされている。「オニシバリ」も冬緑で夏に葉を落とすので「ナツボウズ」と言われる。「オニシバリ」とは、樹皮が丈夫で鬼を縛ることができるからとのこと。
ナニワズ(難波津)
別名:夏坊主(なつぼうず)
蝦夷難波津(えぞなにわず)
蝦夷鬼縛り(えぞおにしばり)
ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属
夏落葉小低木
丈は15cm~80cm
原産地は日本、カムチャッカ半島
雌雄異株
開花時期は4月~5月
花色は黄色
(オニシバリは淡黄緑色)
8・9月頃、葉のない枝に楕円形(7mm程)の果実が赤く熟す