九州大の最先端有機光エレクトロニクス研究センターは、次世代テレビなどに期待される発光材料「第3世代有機EL」で、青色発光効率を100%まで高めることに成功したと発表した(3月3日)。
安達千波矢教授らの研究チームは、これまで三原色(緑・青・赤)のうち緑の発光効率を100%、赤を約90%まで高めることに成功しており、最も難しいとされる青は50%止まりだった。これを材料の分子構造を新たに組み立て、効率を高めた。
◆有機EL(Electroluminescence)
有機ELは、電気を通すと有機化合物が発光する。消費電力が少なく、次世代のディスプレイ素材として注目されている。
電気などにより有機化合物が安定状態(基底状態)からエネルギーの高い不安定状態(励起状態)に移り、有機物がもとの安定状態に戻る際、光や熱などとしてエネルギーが放出される。この光が有機ELの光で、電気が100%光子に変換されれば、熱は発生しない。
有機ELは、第1世代の蛍光材料での発光、第2世代のレアメタル(イリジウム)を含む有機材料での発光であった。第3世代は第3の発光のTADF(Thermally Activated Delayed Fluorescence)で、イリジウムフリーの有機発光材料(Hyperfluorescence)を創製しての発光。
今日は久しぶりの春の陽気。晴れあがり気温もあがり、風も穏やか。
畑ではヒメオドリコソウの花が咲いていた。いよいよ本格的な春の訪れ。
ヒメオドリコソウは、ホトケノザと葉や花が良く似ているが、五重塔の様に重なった紫がかった葉・葉面の細脈に沿ったしわ・毛が生えた葉や茎が四角形などが特徴。そして、葉に悪臭がある・・揉むとより強くなる。
名(ヒメオドリコソウ:姫踊子草)の由来は、オドリコソウ(踊子草、シソ科オドリコソウ属)を小さくした様な花からと言う。
ヒメオドリコソウ(姫踊子草)
シソ科オドリコソウ属
二年草
ヨーロッパ原産、明治時代中期に帰化を確認
開花時期は2月~5月
上部の葉は赤紫色を帯び密集、その葉腋に淡紅色の唇形花がつく