日本学士院は日本学士院賞に、赤崎勇・名城大終身教授(青色発光ダイオード(LED)開発の基礎を作った)ら10人と発表した(3月12日)。赤崎氏には恩賜賞も贈られる。日本学士院エジンバラ公賞に、駒形和男・東大名誉教授が選ばれた。
◆受賞者と授賞理由(敬称略)
日本学士院賞・恩賜賞
赤崎勇(85歳):名城大学終身教授、窒化ガリウム半導体で青色発光デバイスを発明
日本学士院賞
寺西重郎(71歳):一橋大学名誉教授、戦前日本の金融システムを研究
近藤孝男(65歳):名古屋大学特任教授、細菌の体内時計を発見し再構成
中島啓(51歳):京都大学教授、幾何学的表現論と数理物理学への貢献
首藤伸夫(79歳):東北大学名誉教授、津波防災を総合的に研究・津波工学を確立
岡本佳男(73歳):名古屋大学特別招聘教授、一方向巻きのらせん高分子を合成・研究
森敏(72歳):東京大学名誉教授、イネ科植物の鉄栄養に関わる分子機構を解明・育種への応用
西沢直子(68歳):東京大学名誉教授、森敏氏との共同研究
田中紘一(71歳):京都大学名誉教授、生体肝移植の基礎研究と臨床展開
山本雅之(59歳):東北大学教授、生体の環境ストレス応答の分子機構を解明
日本学士院エジンバラ公賞
駒形和男(85歳):東京大学名誉教授、微生物の分類学的研究と系統保存事業への貢献
◆日本学士院賞
日本学士院は、学術上特にすぐれた論文・研究業績に授賞事業を行っている。
学士院賞は、日本の学術賞としては最も権威ある賞で、1911年創設。
日本学士院賞恩賜賞は、授賞される賞から特に優れたのを皇室の下賜金で授賞される。
日本学士院エジンバラ公賞も日本学士院の賞である。日本学士院の名誉会員となられたエジンバラ公フィリップ殿下にちなんで創設(1987年)され、下自然保護・種の保全の基礎となる優れた学術研究に対して隔年に授与される。
畑で雑草取りをしていたら、小さな黄色のキク様の花のノボロギクが咲いていた。まだ作物を植えないので、そのままにして置こう。
ノボロギクの主な開花時期は5月~8月、でも少し雪が降る程度の寒さなら一年中咲いているような気がする。葉は光沢のあるギザギザの葉、花は黄色の筒状花の集合体、総苞片に黒い三角が見えるのが特徴。
名(ノボロギク)の由来は、「野に咲く襤褸菊」から「野襤褸菊」。ボロギク(襤褸菊)は別名をサワギク(沢菊)と呼ばれ、山の沢沿いなどの湿気の多い日陰に生息する。その名の由来は、果実期の冠毛がぼろ(襤褸)のように見えることからと言う。花は黄色で、普通の菊の花のようである。
ノボロギク(野襤褸菊)
キク科キオン属
ヨーロッパ原産、明治始めに帰化
一年草又は越年草
丈は20cm~50cm位
茎は中空で、多数に分枝して株を形成
主な開花時期は5月~8月、積雪地以外ではほぼ通年
花は黄色の頭状花、自家受粉する