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ホップのエキスでアルツハイマー予防

2014-03-28 | 健康・病気

 1月の末(2014年1月30日)に発表された、「ビール原料の”ホップ”のエキスにアルツハイマー病の予防効果がある、マウス実験で確認」。予防効果が確認されたのは、”ホップの雌株の球花(きゅうか)に含まれるエキス(漢方での生薬名はヒシュカ)”で、ビール製造工程でこのエキスが除かれてしまいビールには含まれない成分。・・ビールだけ飲んでも効果はない、残念。
 垣塚彰京都大学大学院生命科学研究科教授・笹岡紀男同研究員らの研究グループと同薬学研究科竹本佳司教授らとの共同研究。
 アルツハイマー病は、たんぱく質「アミロイドβ(Aβ)」の脳内蓄積が原因と考えられている(アミロイド仮説)。研究グループは、蓄積に主要な役割をもつとされる酵素の働きを抑える植物エキスに注目し、漢方薬の原材料を中心に約1600種類を使って細胞実験を行い、胃薬や鎮痛剤として使われているホップのエキスが最も有望とわかった。
 実験は遺伝子操作でアルツハイマー病を発症するようにしたマウスで、普通の水を飲み続けたマウスと生後約1カ月半からホップエキスを溶かした水を飲んでいたマウスと比較した。Morrisの水迷路を用いた行動実験の結果より、前者(普通の水マウス)は9ヶ月齢から記憶・学習能力の低下が見られ、後者(エキス水マウス)の能力低下は生後15ヶ月齢以降と遅くなっていた。
 (Morrisの水迷路:水を入れた大きな円形プールの中に設置してある逃避台までマウスを泳がせて、空間学習の効果を測定する。)

 

 晴天。風も穏やかで春の陽気の一日。
 散歩道沿いの小さな空き地、ヒマラヤユキノシタの花が咲きだしていた。常緑多年草ではあるが枯れた葉や赤くなった葉が多い。
 大きなシャモジの様な葉の間から花茎を伸ばし、その先に淡いピンク色の花が纏まって咲いている。
 ヒマラヤユキノシタが属するユキノシタ科ベルゲニア属は10種程が知られており、種間雑種も多い。ヒマラヤユキノシタはベルゲニア・ストレイチー(Bergenia stracheyi)に付けられた名であるが、交雑種も含めてヒマラヤユキノシタと呼んでいる事が多いとの事。

Himarayayukinosita403281 ヒマラヤユキノシタ(ヒマラヤ雪ノ下)
別名:大岩軍配(おおいわぐんば)
   桜鏡(さくらかがみ)
   ウインター・ベゴニア(Winter begonia)
   ベルゲニア(Bergenia)
ユキノシタ科ベルゲニア属
耐寒性常緑多年草
原産地はヒマラヤ山脈周辺、明治初に渡来
開花時期は3月~5月
花径は1cm程
花色はピンクが代表的、赤・白色がある


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