スウェーデン・アカデミーは10月9日、本年(2014年)のノーベル文学賞をフランス人作家のパトリック・モディアノ氏(69)に授与すると発表した。有力候補とみられた日本の村上春樹氏は受賞しなかった。
授賞理由は、「記憶を扱う芸術的手法によって、つかみがたい種類の人間の運命について思い起こさせ、(ナチス)占領下の生活、世界観を掘り起こした」。アカデミーのエングルンド事務局長は「彼は記憶やアイデンティティー、失われた時を探し求め、時代を超越した主題を書いている。記憶を呼び起こすことは大変な作業だが、彼は繰り返しこの主題に回帰し、作品すべてが一つのジグソーパズルのように結びついている点がユニークだ」と言う。
台風が接近しているが天気は快晴。気温も上昇し、少し暑い位。
まちを歩いていると良い香りがする。今年もキンモクセイ(金木犀)が咲き出した。でもこの香は花が咲いている間、ほんの1週間程度なのだ・・惜しい。
花から強い芳香を放つ庭木の代表格は、このキンモクセイ(金木犀)と春のジンチョウゲ(沈丁花、花期2月末~3月始め)、初夏のクチナシ(梔子、花期6月~7月)だ。
キンモクセイ(金木犀)は雌雄異株。日本には雄株のみの渡来(中国が原産)なので結実しない・・残念だな。名(キンモクセイ:金木犀)の由来は、黄色(金色)の花を付け、樹皮がサイ(犀)の皮膚に似ているからと言う。白い花を付けるギンモクセイ(銀木犀)があり、キンモクセイの原種と言う。
キンモクセイ(金木犀)
モクセイ科モクセイ属
常緑小高木
江戸時代初期に渡来(雄株のみ)
開花時期は9月下旬~10月中旬
花は淡いオレンジ色、花径は数mm程度
枝にビッシリと大量に咲く