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世界農業遺産に3地域(宮崎・岐阜・和歌山)を候補に選定

2014-10-24 | ニュース

 農林水産省は、国連食糧農業機関(FAO)が認定する「世界農業遺産(GIAHS)」の候補に3地域を選定した。農水省は今回初めて国内選考を実施し、7地域の応募があった。申請すれば、2015年度中に開かれる国際会議で認定が審査される。
 (1)高千穂郷・椎葉山地域(宮崎県)
 伝統的な焼き畑農業や棚田のコメ作り、神楽などを受け継ぐ「高千穂郷・椎葉山の森林保全管理が生み出す持続的な農林業と伝統文化」
 (2)長良川上中流域地域(岐阜県)
 長良川の清流を保ち、アユ漁を中心とした「里川における人とアユのつながり」
 (3)みなべ・田辺地域(和歌山県)
 養分に乏しい山の斜面で高品質のウメを栽培する「みなべ・田辺の梅システム」
 ◆世界農業遺産(GIAHS)
 世界農業遺産は、伝統農法や生態系を次世代に継承することを目的に、FAOが2年に1度選考する。現在、13カ国31地域が認定を受けている。
 日本では5地域が登録されている。
 1、トキと共生する佐渡の里山(新潟)
 2、能登の里山里海(石川)
 3、静岡の茶草場農法(静岡)
 4、阿蘇の草原の維持と持続的農業(熊本)
 5、クヌギ林とため池がつなぐ国東半島・宇佐の農林水産循環(大分)

 

 ツワブキの花が咲き始めた。ツワブキは、数少ない秋~冬にかけて花を咲かせる草花だ。
 花は菊様の黄色い一重の頭花で、葉は大きくて形はフキ(蕗)に似ており、葉色はとても艶々(つやつや)している。名(ツワブキ)の由来も、このツヤ(艶)のあるフキ(蕗)の様な葉からツヤバブキ(艶葉蕗)→ツヤブキ→ツワブキとなった。葉に厚みがあるので「厚葉蕗」→ツワブキとなった説もある。
 ツワブキは花だけでなく、葉が大きくて艶があるので観葉植物にもなる。葉に斑(黄斑)が入っているものや、白斑葉、縮葉などもあると言う。因みに、葉や根茎に強い抗菌作用がある成分(ヘキセナール)を含んでいるので、湿疹・切り傷・火傷などに効果があるとか(葉を火で炙り、刻んで用いる)。

Tuwabuki410241 ツワブキ(石蕗、艶蕗)
キク科ツワブキ属
常緑多年草(宿根草)
開花時期は10月~12月
(初冬の季語になってる)
花は菊様で、花色は鮮やかな黄色
花が終わるとタンポポに似た種ができる


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