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iPS細胞の品質左右する遺伝子を特定

2014-10-13 | 健康・病気

 筑波大の西村健助教・久武幸司教授らのグループは、iPS細胞の品質左右する遺伝子を特定したと発表した(10月2日)。
 iPS細胞を作るために必要な4つの遺伝子のうち「klf4」遺伝子が、様々な細胞に変化できる能力(多能性)に最も関わることを突き止めたものである。
 4遺伝子をマウス胎児の繊維芽細胞に導入してiPS細胞を作った。品質が悪い(多能性が低い)細胞だったため、それぞれの遺伝子が働く強さを変えたところ、「klf4」の働きを弱めたときだけ品質の悪い細胞ができることが分かった。「klf4」の働きを調節することで、多能性を獲得するまでに至る様々な中間段階の細胞を作ることにも成功した。これにより、分化した細胞が初期化する過程を詳細に分析できた。
 ◆iPS細胞   
 人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem cell)
 山中伸弥教授がノーベル賞受賞(2012年)
 受賞理由は「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」。初期化とは細胞の過去をいったん消失し、さまざまな細胞に育つ受精卵のような状態に戻すこと。
 iPS細胞は通常、4種類の遺伝子(Oct3/4、cMyc、SOX2、K1f4)を皮膚細胞などに導入して作る。できたiPS細胞の中には、筋肉や神経など様々な細胞に変化する性質が弱いなど品質にばらつきがあり、その仕組みは分かっていなかった。

 

 台風の接近によって曇りから雨に、風も強くなってきた。
 小さなお庭でセロシアが咲いている。色々な花も一緒に咲いている。セロシア(Celosia)とはヒユ科の属名であり、幾つもの種があるが総称して呼んでいるもので、ノゲイトウの園芸種である。
 ノゲイトウの花は下から上へと咲き上がる。花序は細長く、花穂の先端はピンク色で咲き終わった下の方は銀白色となる。園芸種には、花色が濃く花穂が太い”キャンドル”、花穂が短く濃い紅紫色の”ピア”ある。

Celosia410131 セロシア
別名:野鶏頭(のげいとう)
学名:Celosia argentea
ヒユ科ケイトウ属
原産地は熱帯アジア
ケイトウは日本に8世紀頃に中国・朝鮮経由で渡って来たと言われる
日本では関東以西で野生化
一年草(熱帯では多年草)
開花時期は7月~11月
花の色は赤


Celosia410132 Celosia410133