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地球から132.8億光年の銀河に酸素がある、アルマ電波望遠鏡で突き止めた

2018-05-17 | 天文
 宇宙は今から約138億年前に誕生し、誕生間もない頃は、宇宙空間には軽い元素である水素やヘリウムばかりが存在していた。その後、星の誕生と消滅を経て酸素など様々な元素が作られたとされる。
 大阪産業大や国立天文台などの国際チームが、地球から132.8億光年かなたにある銀河で酸素を見つけたと発表した(5月16日)。南米・チリにある電波望遠鏡「アルマ望遠鏡」を使った観測で突き止めた。最も遠くで検出された酸素の記録を今回更新し、正確な距離が分かった銀河としても最も遠い。
 大阪産業大の橋本拓也博士研究員(銀河天文学)らは2016~17年、しし座の方向にある銀河「MACS1149-JD1」をアルマ望遠鏡で観測し、酸素が出す特定の波長の光をとらえた。分析により、この銀河までの距離は132.8億光年で、酸素が見つかった銀河としては最も遠いことが判明した。
 観測結果は、宇宙誕生から5億年余り後の時期には、すでに酸素が存在していたことを示している。最初の銀河がいつどのように誕生したかはよく分かっていないが、今回観測した銀河では、宇宙誕生から2.5億年後には活発な星の形成が始まっていたと考えられるという。
 橋本さんは「今回の観測データは、生命の存在そのものを示す証拠にはならない。ただ、私たちが生きる上で必要な酸素が、宇宙誕生の初期からあったことは驚きだ」と話す。

 朝は雨。10時過ぎには晴れ~曇。
 住宅地を歩いていたら、歩道と車道の堺に”ユウゲショウ”の花が咲いていた。あまり車も人も通らないから踏まれなかったのかな。
 花は”ヒルザキツキミソウ”の様だが、これより二回り程小さく、花径1~1.5cm位。別名で、”アカバナユウゲショウ(赤花夕化粧)”と呼ばれる、”オシロイバナ(白粉花、オシロイバナ科オシロイバナ属)”の通称もユウゲショウと呼ばれるので、紛らわしいから区別しているようだ。
 名(アカバナユウゲショウ:赤花夕化粧)の如く、花色はピンクで、紅色の脈が入る花弁は4枚。白い葯をつける雄しべが8本、雌しべの先端は4裂している。
 名(ユウゲショウ)の由来は、夕方に開花し艶っぽい花色だからと言われる。でも開花時間は夕方ではなく、昼近くだった。
 ユウゲショウ(夕化粧)
 別名:赤花夕化粧(あかばなゆうげしょう)
 アカバナ科マツヨイグサ属
 多年草
 原産地は北アメリカ、明治時代に持ち込まれた帰化植物
 開花時期は5月~9月


 ”アカバナユウゲショウ”の直ぐ傍に、”ニワゼキショウ”の小さな花が咲いていた。
 名(ニワゼキショウ:庭石菖)の由来は、庭に良く生え、葉がサトイモ科の石菖(せきしょう)に似ているから、と言う。
 ニワゼキショウ(庭石菖)
 別名:南京文目(なんきんあやめ)
 アヤメ科ニワゼキショウ属
 学名:Sisyrinchium rosulatum
 多年草(草丈は10cm~20cm)
 原産地は北米南東部(テキサス州等) 、明治初めに渡来
 開花時期:5月~6月
 花色:紅紫・白、六弁花(6個の花被片の花)
 花は受精すると、一日で萎む(一日花)