先日、雨の中の散歩で、”コバンソウ(小判草)”を見つけた。名が示す様に、小判のような実(初めは緑、後に金色と言いたい黄褐色)がなる・・小さい小さい小判だけど。
小判(こばん)は江戸時代に流通した貨幣(金貨)で、形は小判形(楕円形)、表面に全体的に打目が彫られている。価値は、時代によってかなりの差がある・・換算相場も異なり、金の含有量の変化も大きい。1両は、概ね10万円~20万円位で、13万円とすると、江戸時代の換算相場を、金1両=銀60匁(もんめ)=銭(銅)4000文とすると、銀1匁=2166円、1文=32.5円となる。
因みに、江戸時代に発行された小判の金の含有率を調べてみた。幕末(1860年)の万延小判は小判とは言い難い程の金量だ。
◆江戸時代に発行された小判
小判名 (発行年) 金量 含有率 発行数
慶長小判(1601年) 15.2g 86.8% 約1,473万枚
元禄小判(1695年) 10.0g 57.4% 約1,394万枚
宝永小判(1710年) 7.8g 84.3% 約1,152万枚
正徳小判(1714年) 15.2g 84.3% 約21万枚
享保小判(1716年) 15.3g 86.8% 約828万枚
元文小判(1736年) 8.5g 65.7% 約1,744万枚
文政小判(1819年) 7.3g 56.4% 約1,104万枚
天保小判(1837年) 6.4g 56.8% 約812万枚
安政小判(1859年) 5.1g 56.8% 約35万枚
万延小判(1860年) 1.9g 56.8% 約67万枚
コバンソウ(小判草)
別名:俵麦(たわらむぎ)
イネ科コバンソウ属
一年草
原産地は地中海沿岸
明治初期に渡来、雑草化した帰化植物
丈は30cm~40cm
開花期(観賞期)は5月~6月
小判(こばん)は江戸時代に流通した貨幣(金貨)で、形は小判形(楕円形)、表面に全体的に打目が彫られている。価値は、時代によってかなりの差がある・・換算相場も異なり、金の含有量の変化も大きい。1両は、概ね10万円~20万円位で、13万円とすると、江戸時代の換算相場を、金1両=銀60匁(もんめ)=銭(銅)4000文とすると、銀1匁=2166円、1文=32.5円となる。
因みに、江戸時代に発行された小判の金の含有率を調べてみた。幕末(1860年)の万延小判は小判とは言い難い程の金量だ。
◆江戸時代に発行された小判
小判名 (発行年) 金量 含有率 発行数
慶長小判(1601年) 15.2g 86.8% 約1,473万枚
元禄小判(1695年) 10.0g 57.4% 約1,394万枚
宝永小判(1710年) 7.8g 84.3% 約1,152万枚
正徳小判(1714年) 15.2g 84.3% 約21万枚
享保小判(1716年) 15.3g 86.8% 約828万枚
元文小判(1736年) 8.5g 65.7% 約1,744万枚
文政小判(1819年) 7.3g 56.4% 約1,104万枚
天保小判(1837年) 6.4g 56.8% 約812万枚
安政小判(1859年) 5.1g 56.8% 約35万枚
万延小判(1860年) 1.9g 56.8% 約67万枚
コバンソウ(小判草)
別名:俵麦(たわらむぎ)
イネ科コバンソウ属
一年草
原産地は地中海沿岸
明治初期に渡来、雑草化した帰化植物
丈は30cm~40cm
開花期(観賞期)は5月~6月