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ノーベル経済学賞に仏のティロール氏

2014-10-14 | 学問

 スウェーデンの王立科学アカデミーは10月13日、本年(2014年)のノーベル経済学賞を仏トゥールーズ第1大学のジャン・ティロール教授(61)に授与すると発表した。
 授賞理由を同アカデミーは「市場の力や規制についての分析」とし、産業組織論や「規制の経済学」での研究を高く評価した。
 ◆ノーベル経済学賞
 正式名称は、アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン銀行賞。
 1968年にスウェーデン銀行が創立300周年を記念してノーベル財団に寄託した基金で創設された。
 1901年に授与が始まったノーベル賞の5部門(物理学賞、化学賞、医学生理学賞、文学賞、平和賞)はノーベルの遺言に基づいて創設されたものである。従って、厳密には本賞はノーベル賞ではない。しかし、選考は物理学賞などと同じスウェーデン王立科学アカデミーが行い、授賞式などの諸行事も他の部門と同列に扱われている。

 

 台風(19号)一過。朝は曇っていたが直ぐに晴れ、お日様が顔を出した。でも風がとても強い。昨日の夜は梅田川の水量が増し、大河の如くだったとか・・朝にはもう引いていた。でも河原で花が咲き出したミゾソバが川の水で倒されていた。(掲載の写真は雨が降る前のもの。)
 ミゾソバは河原の様な水辺に生えて群生している。その様子は緑の絨毯のようだ。ピンク色の小さな米粒の様な花が枝先に密集して咲く。なお、花の花弁に見えるものは他のタデ科植物と同様に萼(ガク)である。
 名(ミゾソバ:溝蕎麦)の由来は、生える場所が溝や湿地で、草の姿がソバ(蕎麦)に似ているから。その他に、花の蕾が金平糖(こんぺいとう)のようだから”コンペイトウグサ”とか、葉の形が牛の顔形に似ているから”ウシノヒタイ”とも呼ばれる。

Mizosoba410141 ミゾソバ(溝蕎麦)
別名:牛の額(うしのひたい)
   金平糖草(こんぺいとうぐさ)
タデ科イヌタデ属
一年草
湿気のある川辺・田の畔などに生える
開花時期は8月~10月
花は枝先に淡紅色が混じる白い小花(3~4mm)が密集した咲く
果実は3~4mmの3稜のある卵球形のそう果


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iPS細胞の品質左右する遺伝子を特定

2014-10-13 | 健康・病気

 筑波大の西村健助教・久武幸司教授らのグループは、iPS細胞の品質左右する遺伝子を特定したと発表した(10月2日)。
 iPS細胞を作るために必要な4つの遺伝子のうち「klf4」遺伝子が、様々な細胞に変化できる能力(多能性)に最も関わることを突き止めたものである。
 4遺伝子をマウス胎児の繊維芽細胞に導入してiPS細胞を作った。品質が悪い(多能性が低い)細胞だったため、それぞれの遺伝子が働く強さを変えたところ、「klf4」の働きを弱めたときだけ品質の悪い細胞ができることが分かった。「klf4」の働きを調節することで、多能性を獲得するまでに至る様々な中間段階の細胞を作ることにも成功した。これにより、分化した細胞が初期化する過程を詳細に分析できた。
 ◆iPS細胞   
 人工多能性幹細胞(induced Pluripotent Stem cell)
 山中伸弥教授がノーベル賞受賞(2012年)
 受賞理由は「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」。初期化とは細胞の過去をいったん消失し、さまざまな細胞に育つ受精卵のような状態に戻すこと。
 iPS細胞は通常、4種類の遺伝子(Oct3/4、cMyc、SOX2、K1f4)を皮膚細胞などに導入して作る。できたiPS細胞の中には、筋肉や神経など様々な細胞に変化する性質が弱いなど品質にばらつきがあり、その仕組みは分かっていなかった。

 

 台風の接近によって曇りから雨に、風も強くなってきた。
 小さなお庭でセロシアが咲いている。色々な花も一緒に咲いている。セロシア(Celosia)とはヒユ科の属名であり、幾つもの種があるが総称して呼んでいるもので、ノゲイトウの園芸種である。
 ノゲイトウの花は下から上へと咲き上がる。花序は細長く、花穂の先端はピンク色で咲き終わった下の方は銀白色となる。園芸種には、花色が濃く花穂が太い”キャンドル”、花穂が短く濃い紅紫色の”ピア”ある。

Celosia410131 セロシア
別名:野鶏頭(のげいとう)
学名:Celosia argentea
ヒユ科ケイトウ属
原産地は熱帯アジア
ケイトウは日本に8世紀頃に中国・朝鮮経由で渡って来たと言われる
日本では関東以西で野生化
一年草(熱帯では多年草)
開花時期は7月~11月
花の色は赤


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ノーベル賞平和賞はマララ・ユスフザイ氏とカイラシュ・サティヤティ氏に

2014-10-11 | 学問

 ノーベル賞委員会は10月10日、本年(2014年)のノーベル平和賞の受賞者に、パキスタンのマララ・ユスフザイさん(17)とインドのカイラシュ・サティアティ氏(60)の2人を選んだと発表した。
 ユスフザイさんはノーベル平和賞で最年少の受賞者となった。彼女は少女の教育を受ける権利を主張し、その後パキスタンのイスラム武装勢力「タリバーン」のメンバーに頭部を銃撃された事件で世界的な注目を集めた。サティアティ氏は経済的な利益のために子どもを搾取することに反対する平和的なデモを主導するなどした。

 

 今日も良く晴れた良い天気。朝の散歩で見つけた、オシロイバナが咲いている。花は夕方(午後4時頃)に開き、別名にユウゲショウ(夕化粧)とある、時間がずれているのかな。
 名(オシロイバナ:白粉花)の由来は、数mmの黒い種の中身(胚乳)が白い粉が固まった様なもので、これが「白粉(おしろい)」に似ている事から。古代の白粉はもち米の粉が使われ、江戸時代(~昭和初期)には鉛白(2PbCO3Pb(OH)2)が使われており、白粉花の種はその代用品だった様だ。
 オシロイバナの花びらに見えるのは萼(がく)で、花びら(花弁)ではない。下の付け根の萼に見えるの苞(ほう、葉の変形したもの)だ。因みに、ブーゲンビレア(別名:イカダカズラ)もオシロイバナ科で花に見えるのは萼である。

Osiroibana410111 オシロイバナ(白粉花)
別名:夕化粧(ゆうげしょう)
   ミラビリス
オシロイバナ科オシロイバナ属
オシロイバナと呼ばれるのは通常ミラビリス・ヤラッパ(M.jalapa)
多年草または一年草(日本)
南米の原産、江戸の初めに渡来
開花時期は6月~10月
花は夕方開き、微かな芳香がする
花は径3cm位
花色は赤・白・黄などとこれらの色が混じった絞りや染め分けがある


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ノーベル賞文学賞はパトリック・モディアノ氏に

2014-10-10 | 学問

 スウェーデン・アカデミーは10月9日、本年(2014年)のノーベル文学賞をフランス人作家のパトリック・モディアノ氏(69)に授与すると発表した。有力候補とみられた日本の村上春樹氏は受賞しなかった。
 授賞理由は、「記憶を扱う芸術的手法によって、つかみがたい種類の人間の運命について思い起こさせ、(ナチス)占領下の生活、世界観を掘り起こした」。アカデミーのエングルンド事務局長は「彼は記憶やアイデンティティー、失われた時を探し求め、時代を超越した主題を書いている。記憶を呼び起こすことは大変な作業だが、彼は繰り返しこの主題に回帰し、作品すべてが一つのジグソーパズルのように結びついている点がユニークだ」と言う。

 

 台風が接近しているが天気は快晴。気温も上昇し、少し暑い位。
 まちを歩いていると良い香りがする。今年もキンモクセイ(金木犀)が咲き出した。でもこの香は花が咲いている間、ほんの1週間程度なのだ・・惜しい。
 花から強い芳香を放つ庭木の代表格は、このキンモクセイ(金木犀)と春のジンチョウゲ(沈丁花、花期2月末~3月始め)、初夏のクチナシ(梔子、花期6月~7月)だ。
 キンモクセイ(金木犀)は雌雄異株。日本には雄株のみの渡来(中国が原産)なので結実しない・・残念だな。名(キンモクセイ:金木犀)の由来は、黄色(金色)の花を付け、樹皮がサイ(犀)の皮膚に似ているからと言う。白い花を付けるギンモクセイ(銀木犀)があり、キンモクセイの原種と言う。

Kinmokusei410101 キンモクセイ(金木犀)
モクセイ科モクセイ属
常緑小高木
江戸時代初期に渡来(雄株のみ)
開花時期は9月下旬~10月中旬
花は淡いオレンジ色、花径は数mm程度
枝にビッシリと大量に咲く


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ノーベル賞化学賞はエリック・ベッチ氏ら3人に

2014-10-09 | 学問

 ノーベル賞委員会は10月8日に本年(2014年)のノーベル化学賞を次の3氏に贈ると発表した。
  ハワード・ヒューズ医学研究所のエリック・ベッチ(Eric Betzig)氏
  マックプランク研究所のステファン・ヘル(Stefan W. Hell)氏
  スタンフォード大学のウィリアム・マーナー(William E. Moerner)氏
 受賞理由は、「for the development of super-resolved fluorescence microscopy」で、超高解像度の蛍光顕微鏡の開発業績が評価された。
 化学賞のイメージと少し離れた感じのあるエンジニアリングからの受賞で、近年の学問領域間の融合加速を象徴する出来事と言う。

 

 先日(9月25日)に川や道路の土手のアレチウリの花を紹介した。この時には実が付いていなかったが、今日見たら幾つか付いていた。
 アレチウリ(荒れ地瓜)はウリ科の大型のツル植物で1年生草本、北アメリカ原産の帰化植物である。繁殖力が旺盛で、生態系に大きな影響を与える(他の植物を覆い、枯らす)ので、日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会)に選定されている。花や葉はウリであるが果実は小さなのが沢山纏まり、ウリではない。

Aretiuri410091 アレチウリ(荒れ地瓜)
ウリ科アレチウリ属
つる性一年草
北米原産の帰化植物
開花時期8月~10月
雌雄同株であるが、雌雄異花(雌花と雄花が別々)
両花とも球形に纏まった花序(かじょ、枝での花の配列状態)
花後に白いトゲに覆われた小さな金平糖様の実がなる


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ノーベル賞物理学賞に赤崎・天野・中村氏の日本人3氏

2014-10-08 | 学問

 スウェーデン王立科学アカデミーは本年(2014年)のノーベル物理学賞を次の3名に贈ると発表した。
  名城大(名古屋市)の赤崎勇・終身教授(85)
  名古屋大の天野浩教授(54)
  カリフォルニア大サンタバーバラ校の中村修二教授(60)
 授賞理由は「明るく省エネルギーの白色光源を可能にした効率的な青色LEDの発明」。
 物理学賞の受賞は2008年の米国籍をもつ南部陽一郎氏、小林誠氏、益川敏英氏から6年ぶりの8人目。日本の受賞者は米国籍の南部氏を含め、2012年に生理学・医学賞を受賞した山中伸弥氏から2年ぶりの20人目。

 

 今日の天気は快晴。少し寒さがあり上着がいる様な気温だ。
 公園のヤブランに紫色の小さな花が咲き出した。まだ蕾と花と実が混在しているようだ。このヤブランは葉にクリーム色の縁取りの入る「フイリヤブラン」。花が終わると実が付くが、いつも花の数より実の数が大分少ない。実は黒紫色に熟す。因みに、葉などが良く似たジャノヒゲ(蛇の髭)はジャノヒゲ属で、熟した果実の色は青。
 名(ヤブラン)の由来は、葉の形がラン(蘭)に似ており、ヤブ(藪)に咲くラン(蘭)だから「ヤブラン(藪蘭)」との事。

Yaburan410081 ヤブラン(薮蘭)
別名:山菅(やますげ)
   リリオペ
ユリ科ヤブラン属
常緑の多年草
葉は細長く、先が垂れる。葉に斑入りがある
日陰を好む(耐陰性が強い)
原産地は東アジア(日本を含む)
開花時期は8月~10月
細い花茎が立ち、これに小さな紫色の花が数個集まり、穂状に咲く
果実は、径数mmの球形で熟すと黒紫色


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ノーベル生理学・医学賞がロンドン大のオキーフ氏ら3人に

2014-10-07 | 学問

 本年(2014年)もノーベル賞が発表される時期となった。
 ノーベル賞委員会は10月6日に本年(2014年)のノーベル生理学・医学賞を次の3名に贈ると発表した。
   ロンドン大学のジョン・オキーフ(John O’Keefe)教授(74)
   ノルウェー科学技術大学の
     マイブリット・モーセル(May-Britt Moser)教授(51)
     エドバルト・モーセル(Edvard I. Moser)教授(52)
 授賞理由は 「脳内で空間感覚を担う神経細胞の発見(for their discoveries of cells that constitute a positioning system in the brain)」 となっている。脳の中で空間把握を司っている細胞を発見し、全地球測位システム(GPS)のように働く神経細胞のつながりを明らかにした功績に対して贈られたもの。

 

 昨日は台風の影響で朝から雨だった。でも夕方から晴れて青空が広がった。その青空に虹が、二重の虹だ。
内側(写真の左)の虹を「主虹」と言い、外側(写真の右)の虹を「副虹」と呼ぶ。主虹と副虹は水滴に出入りする光の入射角がちがうので、副虹は色の並びが主虹の反対となる。でも副虹は水滴内で2回反射するため主虹よりも暗く、はっきりしていない・・残念。
 虹が終わったと思って空を見たらお月様が出ていた。・・昨日は素敵な空が見えた。

Kesiki410071 Kesiki410072


「エコツーリズム」の言葉の認識度は1割

2014-10-06 | 学問

 内閣府は「環境問題に関する世論調査」の結果を発表した(9月22日)。調査は7~8月、環境問題に関する国民の意識を把握し、今後の施策の参考にしようと、全国の20歳以上の男女3,000人を対象に実施した。調査員による個別面接聴取法で行い、回収率は61.1%(1,834人)。
 ◆エコツーリズムの言葉の認識度
 言葉の意味を知っている                 13.8%
 意味は知らないが、言葉は聞いたことがある 28.4%
 聞いたこともない                         56.7%
 ◆エコツアーへの参加状況
 参加したことがある       3.6%
 参加したことはない       94.6%
 ◆自然に対する関心度
   カッコ内は、平成21年6月調査
 非常に関心がある         21.9%(35.2%)
 ある程度関心がある       67.2%(60.9%)
 関心がない              10.5%
 ◆参加したいエコツアーの種類(複数回答)
 歴史文化の解説を受けるもの
 (史跡名所めぐり、里山ウォーキングなど)     44.4%
 原生的な自然を観察するもの
 (野生動植物の観察、自然景観の観賞など)  34.7%
 地球の文化や生活を体験するもの
 (里山管理の体験、古来の生活の体験など)  22.2%
 農林業などを体験するもの
 (田植え体験、植林、下草刈り体験など)      15.2%
 ◆子どもに参加させたいエコツアーの種類
 農林業などを体験するもの
 (田植え体験,植林,下草刈り体験など)      49.0%
 原生的な自然を観察するもの
 (野生動植物の観察,自然景観の観賞など)  48.7%
 歴史文化の解説を受けるもの
 (史跡名所めぐり,里山ウォーキングなど)     42.9%
 環境に関して学習するもの
 (田んぼの生き物調査など)                42.3%
 地域の生活や文化を体験するもの
 (里山管理の体験,古来の生活の体験など)  39.7%
 ◆エコツーリズムによる地域づくりに対する意識
  住む地域でエコツーリズムによる地域づくりを行いたいと思うか
 思う                     16.7%
 どちらかといえば思う      41.5%(計 思う 58.2%)
 どちらかといえば思わない  17.7%
 思わない                17.7%(計 思わない 35.4%)

 

 今日は台風の接近・通過で朝から雨。時々激しい雨だ。酷い土石流が発生しませんように。
 我が家のグリーンカーテン推奨品種のパッションフルーツの花が咲いた。まだ1輪だけなのでこれからもっと咲けば良いな。
 トケイソウ(時計草、パッションフラワー、Passion flower)とはトケイソウ科トケイソウ属の植物の総称で、種の数は約500以上はあり、栽培品種を入れるともっとあると言う。花を楽しむ種類、果物を利用する種がある。パッションフルーツ(Passion fruit)は果物時計草(くだものとけいそう)のことで、果実を食べる果樹栽培用の種である。
 名(トケイソウ:時計草)の由来は、特徴的な花にあり、3つに分裂した雌シベが時計の長針・短針・秒針のように見えるからである。英名の”パッションフラワー:passion flower”の”passion”は「キリスト受難」を意味し、花の形を十字架にかけられたキリストに見立てたもの、との事。

Passionfruit410061 パッションフルーツ(Passion fruit)
果物時計草(くだものとけいそう)
    果実を食べる果樹栽培用の種
トケイソウ科・トケイソウ属
常緑つる性木質多年草
原産地はブラジル南部、パラグアイ
江戸時代(1730年頃)に渡来
開花時期は7月~9月
花は径10cm程
果実はタマゴ型で長さ5cm程


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健康寿命は男性71.19歳、女性74.21歳

2014-10-05 | 健康・病気

 厚生労働省は、2013年の「健康寿命」が男性71.19歳(13年の平均寿命は80.21歳)、女性74.21歳(13年の平均寿命は86.61歳)だったと発表した(10月1日)。前回の2010年時点では、男性70.42歳、女性73.62歳であり男女とも延びている。
 「健康寿命」とは、健康上の問題で日常生活に影響がない(介護を受けないなど)期間で、国民生活基礎調査で「健康で日常生活に影響がない」と答えた人の割合・年齢別の人口・死亡数などから算出している。
 これより、日常生活に影響がある(介護を受ける)期間は、男性80.21-71.19=9.02年、女性86.61-74.21=12.40年と概ね10年ほどとなる。・・せつないな。

 

 咲いた花が白花だけのミズヒキを見た。白花種のはギンミズヒキと呼ぶ。
 良くみかけるミズヒキは短い花柄を出して紅白の小花を穂状に付けている。花は花弁状の萼4片で太陽に当たる側3枚が紅く腹側が白色。名(ミズヒキ)の由来は、この紅白が祝儀袋の水引(みずひき)そっくりだからと言う。
 水引は、のし袋や贈答品に付けられる飾り紐で、形・色を慶弔などによって使い分ける。お祝い事に用いる水引の色は紅白が一般的である。水引の起源は飛鳥時代と言われ、最初の遣隋使の小野妹子が帰国した時に、隋の答礼使が携えてきた贈り物に結ばれていたのが紅白の麻紐であった。これから宮廷への献上品を紅白の麻紐で結ぶ様になったのが起源と言う。

Mizuhuki410051 ミズヒキ(水引)
別名:水引草(みずひきそう)
タデ科ミズヒキ属(タデ属)
多年草(宿根草)
開花は8月~11月
細い花茎(花穂)に小花が点々と付く
花被(かひ、萼や花弁)は4裂し、赤色と白色
白花の水引はギンミズヒキ(銀水引)と呼ばれる
花の大きさは3mm~4mm程度


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世界大学ランキングで東大は23位、京大は59位

2014-10-03 | 受験・学校

 英国の高等教育専門誌「Times Higher Education:略称THE」が今年の世界大学ランキングを発表した(2014年10月1日)。
 世界一は4年連続で米国のカリフォルニア工科大。2位はハーバード大、3位オックスフォード大などとベスト10に大きな変動はなかった。
 日本での東大は23位(昨年と同じ、アジアでトップ)。次いで京大の59位(昨年は52位)、東工大141位(昨年125位)、大阪大157位(昨年144位)、東北大165位(昨年150位)と、いずれも昨年よりランクダウンした。アジアでは香港大(中国)43位、北京大(中国)48位、清華大(中国)49位、ソウル大(韓国)50位となっている。
 同誌によると、ランキングは教育や研究・知識移転・国際志向に関する13の指標に基づいて決定されると言う。

 

 朝から曇り。雨が降りそうで降らない。気温は高く蒸し暑い。
 畑のツルムラサキを整理していたら花が付き、暗紫色の実が幾つか付いていた。この果実からの赤紫色の果汁を古代中国では染料・インクとして利用していたとか。現在でも食用色素として利用されているとか。
 ツルムラサキには、ツルが赤紫色の品種と緑色の品種がある。赤紫色の品種(赤茎種)は花が美しく観賞用に栽培されることがある。食べて美味しい(と思う)のは緑色の品種で、畑のツルムラサキはこの品種。

Turumurasaki410031 ツルムラサキ(蔓紫)
ツルムラサキ科ツルムラサキ属
蔓性一年生草、蔓は2m以上
熱帯アジア原産
江戸時代に中国から伝来
日本で食用としたのは最近
開花期は7月~9月
新芽だけでなく、葉・蕾・花も食べる
栄養価が高く、ビタミンA、ビタミンC、カルシウム、鉄などのビタミンやミネラルを豊


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「はやぶさ2」を11月30日に打上げ

2014-10-01 | ニュース

 三菱重工業株式会社・宇宙航空研究開発機構は、小惑星探査機「はやぶさ2」(Hayabusa2)を11月30日に打上げ予定と発表した(9月30日)。
 打上げは、H-IIAロケット26号機で次の予定で実施する。26号機では、打上げ能力の余裕を利用し小型副ペイロード3基に対して、軌道投入の機会を提供する。
  打上げ予定日:平成26年11月30日(日)
  打上げ予定時間帯:13時24分48秒(日本標準時)
  打上げ予定場所:種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
 「はやぶさ2」は、地球から約3億Kmの小惑星「1999JU3」を目指し、2018年に到着し岩石のかけらを採取し、6年間かけて往復52億Kmを飛行して2020年に地球に持ち帰る計画である。初代のはやぶさは度重なる故障を乗り越えて7年間での60億Kmの旅で小惑星「イトカワ」から微粒子を持ち帰った。

 

 晴れた良い天気が続く。気温も高くなく過ごし易い。
 畑のウドに花が咲き出した。このウドは山から採取してきて植えたものだ。1本だけ植えたが現在では春に少しだけど新芽が食べれる・・ありがとう。
 花が咲いて、やがて実が成り、そして地上部は全部枯れてしまう。でも地下茎(根茎)は越冬して残り春には芽吹く。”ウドの大木”とは、大きいばかりで役に立たない事だ。実際にウドは花が咲く頃には硬くて味も悪く食用にならない、しかも茎は芯が抜けているので柱にも薪にもならない。
 名(ウド)の由来には諸説あり、風がないのに動くように見えるので ”うごく”から転訛して「ウド」となった説、生育した茎は中空なので”宇登呂(うどろ)”から転訛して「ウド」の説、土の新芽を食べることの”埋(ウズ)”からの説、などがある。

Udo410011 ウド(独活)
別名:山独活(やまうど)
ウコギ科タラノキ属
多年草、地下茎で増殖する
山の日当たりの良い斜面で見る
春の山菜で若芽・茎・根茎を食す
開花時期は8月~9月
茎先に球形の散形花序を出し、淡い緑白色の小さな花を沢山つける
花冠は5裂し、花径は3mm位


Udo410012 Udo410013