馬ひでの助

街道歩き&城廻りの記録、
そして滋賀県情報&つぶやき
β《#^ひ^♯》でヒヒーン

江藤氏館跡(安土町)

2024-09-08 23:32:00 | 近江の史跡
佐生日吉城探索後、移動した先は国特別史跡の「安土城」へ。
昔は自由にどこからでも出入りでき、安土城も無料で見学できた。
が、安土町が近江八幡市に編入されてからややこしくなった。
城跡は摠見寺の私有地です。土砂崩れ対策などで寺と近江八幡市が揉めて、一時期、駐車場やトイレが有料となったり、有為転変しました。
現在、安土城は摠見寺の管理で有料です。

今回駐車した場所は、摠見寺入山者専用駐車場で無料。

安土山の南端の尾根に出城があり、江藤氏館跡と言われてるが、
名前も詳細もよくわかってないようです。
観音寺城の出城が安土城の曲輪の一つに改変されたのか?
どうなんでしようかねえ?

我が輩、安土城には過去何度も登ってるが、今回長谷川博美先生に案内されるまでこの出城に関しては全く未知の世界でした。
地図を見れば一目瞭然、安土城と観音寺城との間の切通道に面する重要な位置にある。
数年前に朝鮮人街道歩きでここを通った時に曲輪らしき遺構がある、と横から見上げてたが、
なにしろ県道は歩道が無くて車がビュンビュンと走る💨
危なくて小走りで通りすぎただけでした。

尾根の上が館跡(出丸跡)。







横堀状の所から虎口へ
曲輪内部は綺麗に草刈りされてました。
南端に腰曲輪と犬走、竪土塁が。




中央に仕切土塁がある。
その手前に土盛りと溝状の堀がある。
これ大事!
甲賀や伊賀の城跡では高土塁の内側の麓が溝状になってるのを見かける。
排水用の溝なのか、その性格は我が輩にはよくわからないが、まさかここでも見られるとは!
長谷川先生は「さじき」と言われた

土塁の上から見おろすと桟敷のように見えます。
土塁の北東側はこちらも綺麗に草刈りされてました

曲輪から西側を見下ろす

竪堀状になってる。
竪堀の下は先に見た横堀状に。


曲輪の北端から下の堀切を見る。
真冬で単独行動なら藪の中を突っ込んでたと思う…

曲輪の東側へ

この竪土塁が横移動の障壁となる仕掛。


偏屈な我が輩は竪土塁の先端部下を回り込んで犬走へ

犬走を南下すると

竪堀状の崩れたような窪み

その横に

南へ伸びる大竪土塁

竪土塁を少し降りたが
危険なので見下ろすだけにして
戻りました。



以上です。

後の改変もあり、どこまでが本来の遺構かわからないが、
駐車場から手軽に土塁や堀切など山城の遺構を無料見学できるのは
まさに優良物件。

いい掘り出し物でした

長谷川先生に感謝。

馬《●▲●》助ヒヒーン♪



























コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【佐生日吉城】東近江市 | トップ | 父の13回忌はやめた、の巻 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿