KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

春北風(ならい)

2015年03月02日 | 俳句
天気 晴

気温は高かったのに冷たい風が吹き荒れた一日だった。

朝、久しぶりに富士山がすっきりと見えた。南に続く丹沢山塊も北に見える奥多摩の山並みも、高嶺には雪が残っている。
これからは富士山の雪も減っていくだろう、と思い記念?に写真にしておいた。
北海道東岸では猛吹雪のようだ。今の時期のこんな風を「春北風(はるならい)」と言う。冬ならば「北風」。
俳句を始めたとき、ならい、という呼び方が歳時記にあってびっくりした。てっきり方言かと思っていたのだ。房総の海岸で子供の頃、今頃の寒い風を「ならい」と言った。正確には訛っていて「なれえ」になっていたけれど。
ちょっと暖かい日が来て油断すると、また北風になる。母はよく「春先の風には気をつけろ、必ず吹き返しの寒い風がくる」と言っていたっけ。

雛の間窓に二日の月を置き  KUMI(2013年作)
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする