KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

「監禁生活」始まる

2021年01月10日 | 俳句
天気 晴

今朝の日の出時刻。日の出の方角は見えないけれど、町がさっと染まる光景は毎日見飽きない。富士山は・・残念ながら雪化粧が剥げ落ち、見るも無残な姿。

昨日から緊急事態宣言とやら。何とも緊張の感染確認数ではあっても、私には昨日の続きがある、と思い込んでいた。しばらくスーパーへ行っていないのでまだ空いている10時ごろ、しっかりと防寒対策をして玄関前の事務室へ「ポストとスーパーへ行ってきます」と断った。が、玄関ドアは開けてもらえなかった。
ケアマネ―ジャーが「今日から一切の外出は禁止になりました。必要な通院以外は」徒歩1分のスーパーへも徒歩2分のポストへも、行ってはならない。とにかく玄関から一歩も出てはならぬ、となったという。
とにかく、昨日はその一言から始まって私の頭の中は色々混乱して・・
今更ここに書きません。
往生際が悪い、と言えばそれまでのこと。買おうと思っていたものは、すぐ近くに住む、いつも世話になる友人にLINEで依頼した。持ってきた買い物の荷物は、玄関で、職員に手渡しし、職員が私に手渡し。友人とは話も出来ない。お金も、職員に私が渡し、それを友人に渡す。直接のやり取りはすべて禁止。家族でも同じだという。何だか友人に厭な思いをさせてしまって・・部屋へ帰ったら、暫く、涙が止まらなかった。

そういう世界がある、ということはニュースで見ていても、自分がそんなことになる、とまでは思わなかった。今までも面会は厳しくて面会室でマスクしてアクリル板越しに短時間、だったようだ。私はLINEで身内とも友人とも連絡がとれているので、面会は拘らない。
外を歩く、という「自由」を奪われても・・でも、他の人も同じ、あなただけ例外には出来ない、と言われると・・
前日から、他の人には個別に時間をかけて説得していたようだ。そういえば、元気な筈の〇〇さんの部屋へケアマネさんが入っていった。何があったの?と思ったが、その話だったのだ。なぜ、私だけ、出かける直前に話をしたの?

不満は多々あるけれど、ここでの感染は職員との接触がいちばん危険。あまり不満をぶちまけて長く話すのもかえって怖いのでやめた。外を歩く時はマスクしていても、館内では居住者はノーマスク。時々、鼻を出している若い介護士さんが居て、こちらがマスクをしたくなる。
せめて、監禁生活のことでも外部へ伝えていこう。といっても、楽しい外出ではないが通院は出来るので刑務所よりは良いか。

昨日は寝るまで色々と頭の中で整理しきれず。でも、今朝はとにかく足腰が弱ったら負け、とばかり、館内を歩くことにした。9時前は、事務所がまだ開いていないし食事の後片付けも終って、1階に人は殆ど居ない。居住階よりも歩くには良いので、そこを歩くことにした。人目なんか気にしている場合ではない。とにかく生涯を車椅子使用の時間はなるべく少なくしたい。

一階の広いラウンジからは、こんな風景も、カーテン越しに見える。白いものは窓の汚れ?


一ヶ月で緊急事態が終わるとは思えない。「どこへ行っても人が少なくてゆったり出来ていい」平気でそんなことをネットに書いて写真を掲載している人に腹が立つ。こんな日本に誰がした・・政府とコロナめ! 

愚痴聞いてくれる人欲し枯木星   KUMI
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする