KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

ある冬麗の日に

2021年01月06日 | 俳句
天気 曇

寒い暗い一日。寒波の大雪になっている地域を思えば文句など言えない。でも、コロナ感染者が鰻昇りの増えようで、これから東京はどうなるの?
などと私が考えても仕方ないから、これからはなるべく、最低限の情報をネットと新聞(スマホ)で見るだけにしよう、と思った。テレビの情報はなるべく見ないように。

寒いし何もないような一日だし、過去ではアップしたくない・・などと言っていられない。過去の1月のアルバムをひっくり返していたら、穏やかな最後の日々を送っていた2015年の公園の楽しい写真があった。
この年の夏に、私の心臓が壊れた。術後の器械で動く心臓に慣れた頃、独身の姉が倒れた。以後、看取りから資産の処分まですべてを片付けるのに足掛け3年。そして夫の病気・・と、落ち着いた日々の殆どなくなる年の正月明けくらいの穏やかな冬晴の公園。

当時は池の底が今のように頑丈なコンクリートではなくて泥が溜まり底が浅く、アオサギもサギもたまにやって来ていた。小さな魚も、今よりはたくさん居た。という池である日偶然見た(撮れた)、アオサギの漁の写真。










帰宅してパソコンで確かめたら、捕獲したのが金魚だった、というのが可笑しかった。不届きな住民が池へ捨てた金魚だろう。

もう一つ、思い出したことがある。近くに居たオジサンが、大きな声で(大体が、当時のオジサンのガラケー電話の声は大きかった)どこかへ電話している。その内容に仰天した。
「おい、公園へ来ないか。珍しい鳥がいるぞ、鶴だよ。池に鶴が来てるんだよ!」
「・・・・」相手の声は無論聞こえない。
「ほんとだって。来てみれば解る」と短く電話は切った。多分、相手は奥さんだろう。笑いをこらえながら同行の夫に
「アオサギ、って教えてあげた方が良くない?」
「恥をかかせるのは拙いよ、ほっとけよ」なるほど・・私一人だったら出しゃばって、オジサンに恥をかかせたかも。奥さんが来たかどうかまでは確認しなかったが、私はおかしくておかしくて、声を殺してオジサンに背を向けっぱなしだった。
でも、江戸時代は江戸城のお濠に鶴が渡ってきたというから、居てもおかしくはない自然現象かもしれない。


今日の昼前、駅前のポストへ郵便を出しに行く途中で、近所に住む友達にぱったり。「邂逅」なんていうほどのことではない、年末に会ってはいるけれど、街でぱったり、はあまりないことでびっくり。
友人と自由にカフェへ行けるのはいつになるやら・・そういえば、カフェまで緊急事態宣言で8時で閉店になるらしい。駅前のカフェは8時からがお一人客の落ち着ける居場所なのに。飲食店は8時以後、「一人客専用」にすればいいのに。一人で黙って飲食していれば問題はないでしょ。

六日はや街にて友と邂逅し  KUMI

コメント (6)
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