KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

偏見・差別

2021年01月29日 | 俳句
天気 晴

朝、室内散歩に行く1階から見える林の木の枝に黒い塊りがある。良く見たら、鳥の空き巣のようだった。ヒヨドリだろうか。
2000歩でひどく疲れ(目まいがしてきた)帰って4階から山並みを見ていると、尾長が目の前を飛んで電線に止まった。
ここへ来てから初めて見る。以前の家のあたりは、木が多かったので結構飛んできていたけれど。ここの窓からは鳩とムクドリばかりで、ヒヨドリもあまり見ない。ちょっと寂しい。そろそろ、梅にメジロの来る頃だ。

この暮らしがいつまで・・と考えるのは心身に良くないと解っていても、オリンピックは開催する方へどんどんシフトされていくし、感染者は減らないし。都の感染確認数が減っているのは、今までのように感染者の接触者を追跡調査しなくなったから検査数が減ったから?だろう。追跡して、感染確認しても入院先や療養施設がなく居宅患者を増やすばかりだから・・らしい。
東京とその隣接県は最悪状態だ。
昨日、罹患して治癒した現役の女性の話に驚いた。
治癒して初めて出勤したら、上司に言われたのは
「仕事を始める前に、同僚や関係者に謝罪しなさい」ということだったそうだ。「そうでなくても、同僚に感染させたのでは、とかなり悩んでいたのに、謝罪ばかりしなければならないのか」と心が折れた、と。言われなくても、病気で休めば同じ職場の同僚には「ご迷惑をおかけしました」と言うのは昔からの常識。治癒して出勤したら「大変だったわね」と労うのが普通ではないのだろうか。それを何よりも先にすることが「感染した謝罪」とは・・
その他もろもろ、コロナに感染した人や家族への偏見と差別が世の中には渦巻いているのだそうだ。
もっとびっくりしたのは、高齢者施設(感染者を出していない施設)に勤務する人の家に「コロナをまき散らすな、仕事をやめろ」という紙が貼ってあったという話。今、世間では「あらゆる高齢者施設=コロナ感染の根源」という解釈が成り立ってしまったのだろうか。逆でしょ、施設の外からコロナは老人を狙ってやってくる。
感染が解ったら孤立してしまうのもそういう偏見差別があるからだ。友人知人身内に「感染しちゃった、陰性になるまで買い物をお願い」と頼めない世の中・・日本もお終い。

尾長来てぎぃとひと声春隣  KUMI
コメント (6)
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