KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

眠い、いちにちじゅう

2021年02月07日 | 俳句
天気 晴

写真は、2014年の今頃にたまたま行った昭和記念公園で見た、紫のシクラメン展のもの。サントリーの生産品で、そのうちに流行する色、と思ったが店先にはあまり出回らない。翌年、通販で注文したことがあるけれど・・


今日は花見どきの陽気になったらしい。監禁の身にはあまり解らない。昼間窓を開けてみて、ちょっといつもより暖かいかな、と思った程度で。
珍しく5時前に一度目が覚めてしまい、そのあと眠ったつもりが夢なのか眠ったのか解らないまま・・目覚ましが鳴った。やっぱり、眠っていたのだろう。亡姉の着物の夢を見ていた気がする。姉は出てこない。出てきて欲しくないのでそれは良いが、着物道楽だった姉は紫が大好きで(なんか、テレビの葬儀社のコマーシャルみたい)お別れに着せたのも紫の着物だった。いやですねえ、そんな着物が夢の中で浮遊していたなんて。シクラメンだったと思いたい。姉を入院させたのが5年前の2月15日。それ以後の3年続いた最悪の日々はもう、死ぬまで思い出したくないのに・・意識の底に、同じ2月、という季節感があったのかも。
とっても眠い。気温の変化に体がついていかないのだと思う。

午後ラウンジで、いつもの人たちとお散歩日和らしき日差しを背に日向ぼっこしていると、Fさんが自室から出てきた。1時間に一度は出てくる人。我々3人を眺めて
「あの・・食事はまだでしょうか」
「まだまだよ、さっき昼食を食べたばかりですよ」
「そうですかあ・・」
「お腹空いてないでしょ?私はまだお腹いっぱいよ」
「そうですかあ?・・」
こういう会話が毎日、幾度となく続く。大きな掛け時計が見えるのに、スタッフが居ると、やはり同じことを訊く。どうも時計の読み方が解らなくなっているようだ。

彼女のような人はまだマシな認知症。車椅子の人で動けない認知症とか、元気で徘徊する人とか、1分前のことも忘れる人とか、一泊したつもりで、家に帰る、と毎日言い出す人とか・・入居者のおおむね三分の一は認知症、と最近解ってきた。
やっぱり、一人でも感染者が出たら大変なことになりそうだ。その時は、自室に籠って一歩も出ないことが唯一の「生き残り対策」だと思う。早く、ワクチンを投与してください。コロナに罹るくらいなら、ワクチンの副作用(副反応?)なんか怖くない。

色あらば紫ならん春の夢  KUMI
コメント (4)
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