天気 曇一時晴
何年か前の鈴蘭の写真。多分、マンションの敷地に咲いたものだと思う。
今日も予報外れで、午前中は晴れる筈がちょっとだけ期待をさせる空になったものの、9時過ぎたら雲に覆われてしまった。
こういう、うすら寒い春の終わりごろの季語は・・今日は八十八夜だ。八十八夜寒、という季語があったっけ。でもいきなり思い出してもねえ、街の真ん中の暮らしでは句も浮かばない。
いつもより目眩が少しだけ軽くなったので、朝のうち、人の来ないラウンジで太極拳の真似ごと。足だけでもストレッチのつもりでゆったりと動かせば、筋肉維持になる。歩行器と車椅子使用者が増える一方なので、それを見ていると何とか一日でも長く自分の足で歩行していたい。
百歳で歩行器を使い館内を自由に歩き、4階は歩行器なしでゆっくり歩いていた方が、1ヶ月前くらいに歩行器から椅子に移るとき、床に尻餅をついて骨折した。元々骨粗鬆症だったのだから、衝撃で骨に罅が入るのは当然らしい。でも彼女、耳は非常に遠いけれど認知症は免れていたので、リハビリが出来たようで、退院してきた。とはいえ、歩行は無理で車椅子になってしまった。
入院まではしなくても、歩行器から車椅子になった人が何人も居る。歩行器の時は自力で食堂へ来ていた人も、車椅子になると介護士が連れてくるようになる。車椅子を自在に動かして一人で食堂へ来られる人は、二、三人しか居ない。腕と指が健在で補助輪を作動させる技術は、思ったよりも難しいようだ(多分、私も、一人で突然操縦せよ、と言われたら無理かも・・)
要支援から要介護になったり、介護度が上がったり・・という人が多くて、介護士の定員は何とかなっていても、明らかに人出不足になっている。中堅の介護士さんが一人、退職してしまった。おまけに、ベテランの介護士さんが、転勤してしまった。新人は来たが、まだ4月からの新規採用。
どうなるの?大丈夫? こんな状況では自分の介護度を上げる訳にはいかないから、私は何とか足腰だけは自分でケアしておかねば。でも、病気が悪化したらどうにもならないし・・「施設の問題化は、重度介護者の増加から始まる」とも聞いていた。費用は介護保険でフォローしても、介護士の定員をふやして貰える訳ではないから、最後は入所者にしわ寄せがくる。
足腰元気でも、認知症の進む人は増えているしねえ。
なんて人ごとのように言うけれど、最近、曜日は解っても何日なのかが解らないことが多くなってきた。日にちを確かめるためにスマホを開くことが増えている。
五月来る樹々の花々耀かせ KUMI