KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

桜の記憶・唐木田川井家の枝垂桜

2024年03月29日 | 俳句
天気 曇のち晴

ようやく、菜種梅雨から抜け出せたようで。午後には久しぶりに青空となった。
海沿いでは暴風雨のような気象になって交通も乱れたようだが、こちらは安泰。窓から見える電車は、いつものように走っていた。

今日の桜も、例年なら今頃は見ごろになっているはずの枝垂桜。
多摩市の唐木田という小田急線の駅から数分で行ける公園内の樹齢200年の桜。個人の所有の土地だが、今は市が保存しているようだ。多分、昔は田んぼの畔に咲いたのだろう。とにかく見事だ。



20年以上世話になっている句会の、3月の定例句会はこの桜を見に行く「お花見吟行」を続けていた。今年も、無論開催されて一昨日に吟行していると思う。2017年3月の定例句会の日(毎月第4水曜)に行って、そのときはまだ、三分咲だった。都心の枝垂桜が見ごろになっても、多摩地域は満開までに時差がある。句会の日にはいつも物足りない咲き具合だった。かといって、句会の日を満開の日に合わせることは出来ない。
一度くらいは満開のこの桜を見たい・・と思っていたので、句会の一週間ほどあと写真を撮るためだけに出かけた。写真のように、見事な満開だった。

この日は、夫も同行している。夫の最後の勤めとなった職場への路線にあるので、この桜の噂は聞いていたようだった。わが家から1時間半近くはかかる場所。午後の光線でないと撮影に支障が出るので、昼食を現地へ行く前の途中でとったのを覚えている。
ソメイヨシノなら我が家の前が並木になっているし、ちょっと外へ出ればお花見気分になれる暮らしだった。詳しくはないが、枝垂桜は早咲きと遅咲きがあって、ソメイヨシノとは少しずれた時期に楽しめる。もっと見ておきたい枝垂桜の古木が日帰り圏に幾つもあった・・無理しても行けば良かった、と、少しだけ心残り。

(この桜を詠んで結社誌に載った句)
いくたびも振り向く枝垂桜かな  KUMI 
コメント (4)
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