KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

桜の記憶・小石川後楽園

2024年03月26日 | 俳句
天気 雨

相変わらず降りやまない菜種梅雨、靴を履けない身では外出もままならず・・体調は低空飛行で、ちょっと動くと酸素不足の水槽の金魚みたいに息切れして溺れそう。
もう、書くことと言えば体調の愚痴と世間さまへの怒りくらいしかないので、桜の咲く間は、過去へ遡ってみようと思った。
あまり過去のことばかり書くのは不本意ではある。でも、パソコンを開ける来年が私にあるやらないやら、という身なのでお許しを。
古い写真の蔵出しも最後かもしれないし・・。撮影年については、あやふやなものもある。パソコンの中でも写真は劣化するらしく、古く見えるのは仕方ないのかも。保存状態が悪いらしい。

この小石川後楽園の枝垂桜は、おおよそ15年近く前かもしれない。園内には他にも枝垂桜はあるが、上の写真は入口近くの桜で、当時から古木に思えた。でも、まだ100年は経ていないらしい。今は、かなり枝の勢いが失われている、とか。都心でいちばん早く咲く名木の桜

別の場所の桜。白いのは雪山ではなく、東京ドーム球場。今はドームの屋根がこんなに真っ白ではない。

桜の時期は行っていないが、句会の出来る会場があるので吟行句会では数え切れず出かけた。水戸徳川家のお邸跡なので、水戸さま所縁の建物など、歴史的な雰囲気も残っていて東京の大名庭園の代表のような庭だ。無論、梅園もある。みごとな梅の実がいっぱい落ちていたので、吟行の合間に幾つか拾って梅ジュースにしたことがある。(これ、犯罪?もう時効だと思うので白状します)

大阪の人は、東京都心に広い日本庭園が幾つもあることにびっくりするという。殆どが、大名家の遺してくれた場所なのだ。江戸から追いやられた筈の徳川の庭が、こんな広さで残されているのは奇跡かもしれない。
後楽園は、我々世代には庭園は別としても、様々な思い出を作ってきた施設。
球場も、遊園地も、その他もろもろ。人それぞれ、遊園地から後楽園会館の催しから球場から・・東京に育った人に訊いたら、必ず思い出のある場所。夫も、私の知らない高校時代にローラースケートをしていたそうだ。私は上京してから、冬に友人に連れていかれ、初めてスケートをしたのは後楽園だった。

雨ひと日花のつぼみを色付かす  KUMI
コメント (6)
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