看護師不足とはいえ・・

天気　晴のち曇がち

昭和記念公園のインスタグラムに、辛夷の花が咲いた、と写真が載っていた。ということは、このあたりの辛夷も咲いたきた、ということだろう。マンションの周りに辛夷の木は何本かあり、7階から見下ろしてあちらはもう咲いた、こちらはまだ・・と楽しんでいた時期になっていたのだ

でも、早朝の富士山が新雪を乗せて見事に輝いていた。これを眺めて良し、としよう。昨夜の冷たい雨の残したたなびく雲も春の証し。この富士山、8時頃にはもう雲に隠れてしまった。

常勤看護師が辞めて以来、最近、たまに来る派遣の看護師との会話。派遣看護師は介護のない私のところへは、毎日決まっている体温と血圧と酸素量を測りに来るだけ。・・今まであまり話をしていない人でも、看護師、と思えば少しは聴きたくなることもある。それが良くなかった。

たいしたことのない喉の腫れ、一昨日ドクターにも話しておいたことだし、自分では見えないので確認だけお願いした。「もう、殆ど痛くありませんし、熱も出ませんし、コロナの心配なんかありませんよね」と言った私がいけなかった？

「そんな簡単なものではありませんよ、私には大丈夫、とは言えません。私は病院勤めもしてますけど、陽性の人で熱の出ない人も居れば、喉が痛くなくて熱だけの人も居るし」

「脅かさないでください」と私。

「喉は、本人の感覚が一番よく解るんですけどねえ」

喉のどこがどんな風に腫れているのか、奥の方は自分では見るころも出来ないし判断も出来ない。ともかくペンライトで診てくれた。

「昨日を私は診てないから」

だから、今日はあまり痛くなくなった、と言ってるのに。昨日の引継ぎに何と書いてあったのよ。熱が出たら連絡してください、とドクターは言っていたのに。

「うがい薬とかトローチとかあります？」

「うがい薬はあります、でもトローチは切らしてしまって、買いに行かなくちゃ、と思っているところです。いつも人の少ない、ドラッグストアの開店時間に行くのですけど、今日は入浴してしまって」

「とにかく、人と接触するのが一番危険ですよ」

「解ってます、でも空いているお店ならここよりも危険はありませんから」

「そんな甘いものじゃないですよ・・云々」コロナの怖さをまた吹聴。そんな知識は素人の私だってうんざりするほど知っている。

「ホームの外は、皆マスクしてますし、買い物したって人と話す訳でもありませんし」

「だからといって私には、危険じゃない、なんて言えませんよ」

私もこれ以上は言うのをやめた。じゃあ、どうすればいいのよ。初めて会話をしたので、私のことを無知な認知症気味の入所者、と思っているフシもあった。おまけに声が大きくて、途中で「私の耳は正常です」と言いたくなった。

私につべこべ言うくらいなら、あのノーマスクのジイさんバアさんどもにマスクをするように指導したら？

もう！！こんなに不愉快な看護師は初めて。

ドアを閉めれば結構防音されているので、多少大声でも外へ漏れない。

少しして隣の部屋へ入ったらしいので、私、怒鳴りました「腹立つ！！感じ悪い！！、それでも看護師なのかよ！あんたのせいで具合悪くなったよ、どうしてくれる！・・」

はい、声は出るからたいしたことはないのであります。まだ少し喉が・・なんて言わなきゃ良かった。折角落ち着いている血圧が多分、上がった。

KUMIの句日記