彼岸の富士

天気　晴のち曇のち晴

彼岸中日というのに北国は暴風雪、こちらは寒風にさらされた。気温は高かったのに強風が冷たく、おまけに杉花粉が飛び放題で。
朝の富士山は真冬のままで裾まで真っ白、丹沢山塊はまだまだ雪山。寒い風は今日でお終い、というから、暑さ寒さも彼岸まで・・を信じることにしよう。
今日の夕富士も真冬のシルエットだった。

暖かくなればもう富士山はすっきり見えなくなるし、雪のだんだん少なくなるだろう。
今日から選抜高校野球も始まったし、やはり彼岸は季節の分かれ目。

遠富士の踏まへる嶺のはだれ雪　KUMI

3％・・

天気　雨

冷たい雨、でも太極拳の日で、これは会場まで行けば雨には関係ない。ちょうど雨で良かった、ということも言えるのだが、雨にのせいか参加者が少なくなってしまった。

家を出る前、廊下で何やらモノを運ぶ音がしていると思ったら、階下のお宅で冷蔵庫を買い替えたのだそうだ。お隣でも調子の悪いエアコンを買い替えたし・・やっぱり消費税8％になる前の駆け込みの買い物で電機店は売れに売れているらしい。
どうせ買い替えるのなら今月のうち。とはいえ、わが家の冷蔵庫もエアコンも相当古くなってはいるのにきちんと動いてくれている。エアコンは冷房にしか使っていないから当然かも。
でも、冷蔵庫はいつ壊れてもおかしくない、と覚悟はしている。パッキンが壊れてガムテープで補修していたりするのにまだ壊れそうもない。

3％を計算すると、10万円なら3000円。冷蔵庫の寿命を10年として、今買い替えたら我が寿命とどちらが長い？などと思いつつも、やはり壊れていないから・・と、決心がつかない。
などと考えながら、たいした金額でもない日用品は、どうせ4月にも買うのだし、とペーパー類や歯磨きなど買い込んでいる。
年金は据え置きでも、月に何千円かの出費が増えてしまう。一年にしたら何万円に？ちょっと溜息。

沈丁花音のせぬ雨降りつづく　KUMI　

武蔵野探勝・越谷の梅

天気　晴のち曇

虚子一行の武蔵野探勝吟行をたどる句会、今日は越谷の梅林へ。虚子一行は昭和12年3月7日に行っている。
越谷は、わが家からはＪＲを途中東武スカイツリー線に乗り換えて二つ目の駅だからかなり楽に行ける。およそ1時間ほどだ。
元荒川の土手を歩き、梅林へ、と歩くのも楽なコース。いつもなら終わり近い梅も、今年はいつまでも咲いているので、まだまだ見ごろが続いていた。越谷市の「梅祭」は終わっていたが、その賑やかさがない方が句を作る身には有難かった。
着いてしばらくは日差しもあったが、雲がだんだん厚くなって川風が冷たくなり、春の暖かさが感じられないのは残念だった。それでも、昨日の大風の中よりは良かっただろう。

その梅林へ行く途中の元荒川の土手の道は、なかなかの風景だった。

しかも、首都圏では珍しく護岸工事をしていないので、自然のままの風景を歩くことが出来た。桜並木が続いていて、半月後にはすばらしい風景になりそうだ。

この句会、句数はいくら出しても良いことになっているが、最近は少し絞って出すことにしている。それでも、ちょっと～という結果に終わった。先週の土曜日から三回目の句会、頭が疲れているのかも（言い訳）

風来れば梅の花とてふぶきけり　　KUMI

春一番

天気　晴　強風

昨日の日没は、写真のように不気味だった。見えるはずの山が見えず、いちめんの花粉なのか杉花粉なのか解らない淀んだ色の空気で。
何だか明日は荒れそうな天気、と思ったら午前中から南風が吹き荒れた。彼岸になってからの春一番というのも遅いことだ。
今日の夕日は雲が出て知らないうちに暮れてしまった。

予定もないし洗濯を終わって散歩にでも、と思った時間に風が強くなって中止。今日が杉花粉のピークだという。奥多摩の山の雪が融けて、いっせいに杉の花粉が飛散し始めたのだ。花粉まみれになりたくないので家でおとなしくしていた。
さて、明日は楽しみにしていた吟行句会、かなり歩く。今日ほどでもなだろうが花粉まみれになるのかな・・と少しユウウツ。

春一番鉛筆の芯また折れて　　KUMI

春本番

天気　晴

風は少し冷たいものの、ようやく春を感じる日になった。昼間はもう暖房がいらない。
いつもはベランダの片隅に咲かせていたクロッカス、今年は居間の真ん前に置いている。いつもあまり観察していなくて、よく見ると面白い花、と解った。曇天や雨の日には閉じてしまう。太陽が当たると開く。もうそろそろお終いに近いのか、今日はこんなに開くものなのか、と少し驚いた。

春本番と同時に、今年は杉花粉も昨日あたりから一斉に飛び始めた。
目のかゆみはとうに始まっていたが、昨日からは一段とひどくなり、今日はそれにクシャミが重なって立派な花粉症が出来上がった。ベランダへ出るときもマスクしなくては・・である。
人間を分類するのに、二つに分けるには花粉症か非花粉症か、が、一番わかりやすいかも、と思ったり。人間を男女に分けるのも、最近はあやあふやになったし。
花粉症であるかないかで、春の楽しみ方も随分違うのだろう。マスク代、ティッシュ代、薬代・・、非花粉症の人なら不用のものをたくさん買わねばならないし。40年も花粉症をやっていると、単純に、非花粉症の人が羨ましくなってくる。

などと嘆いていても、やっぱり花粉に悩まされても寒さの続くのは困る。

今日せねばならぬことあり蜆汁　　KUMI