KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

早春

2015年02月23日 | お散歩写真
天気 晴れたり曇ったり

一気に花見どきの気温になった。強い南風が吹けば春一番になったろう。でも風はなくて、歩いていると汗ばむ陽気。
といっても、まだ寒気のぶり返しがあるようなので注意注意。

午後、余裕をもって散歩に出た。薬師堂からお寺さんへ下って、水辺の道を通り公園まで上って。水温む、とか春光、とか季語が頭をぐるぐる回る・・かといってそうそう句も出来ず、写真を少しだけ。
まさに「水温む」武蔵国分寺の境内。


猫柳がふくらみ始めた。


公園へ道を上がると、寒紅梅の隣りの紅梅が咲き始めていた。


公園の林の奥にクロッカスが固まって咲いていた。ここには以前官舎があったので、その名残かもしれない。


もうちょっとで咲きそうな山茱萸。


そして、辛夷の大木は今年は蕾がたくさんで、咲く日が楽しみだ。


帰路、公園の端のまんさくの木を確かめに。見事に満開だった。


約5500歩の散歩。

春一番吹けよ吹けよと鳶の笛  KUMI(2009年作)

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河津桜・・一年前のこと

2015年02月22日 | 暮らしのつぶやき
天気 曇のち雨

曇天で、予報のようには暖かくならない一日だった。
殆ど家に籠りっきり。
で、写真のファイルを眺めていたら、去年の今日、日帰りで伊豆へ河津桜を見に行ったのだった。大雪のあとだったので、開花が1週間遅れていた。花期の長い桜なので、まあ見られる風景ではあったけれど。
今年も少し遅れているらしい。

元気なうちにまだ見ていない桜をなるべく見ておこう、と思ったのは、病気をしてからのこと。「来年・・」などという予定は立てられない。「余命〇年かも」というはずが、薬のおかげでそれから8年生き延びた。
高遠の桜も、以前行ったときは三分咲きで悔しい思いをしたので5年前に日帰りで行った。これは大成功、ちょうど満開で、夢のような風景だった。
弘前と角館は、その年の開花が遅れていて寂しい思いをした。
あとは近場の、桜の時期には行っていないところをあれこれと。これはツァー参加しなくても行けるから見ることが出来た。

さて、今年は? 遠出は無理そうなので、近場の桜の名所巡りが出来るだろうか。
問題は体力。

行くほどに人の減る町春寒し  KUMI(2012年作)
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句会・代々木

2015年02月21日 | 俳句
天気 晴

暖かくなったような、まだ風だけは寒くて余寒、と言えば良いような・・

いつもは大久保の俳句会館での勉強&持ちよりの句会、今月は会館が使えなくて代々木のオリンピック記念青少年センターになってしまった。ちょっと遠くなるのが難点。おまけに週末の新宿駅の混雑を通らねばならないので疲れる。

今日は7人というちょっと少ない出席者と遠隔地からの2人の郵便での参加。でも気心知れた仲間なので少なければそれだけ、句の評にも時間をかけることが出来る。
ドイツの句友の句がとても良かった。たった一人で作句をしている彼女の努力にエールを送りたい。
で、私は・・今日は節分草の2句に気を入れていたのだが、結果は今ひとつ。でも自分としてはとても気に入っているので、もう少し推敲して残したい。

今日の句にあった季語
ものの芽・梅・雨水・春の雪・追儺・草萌・春光・雛飾る など

甘納豆二つ三つ四つ春の雪  KUMI(2013年作)
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新畳

2015年02月20日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

マンションの外側のメンテナンスが終わったので、畳と襖を新しくした。
畳は先月のうちに表替え、襖は、もう古くて張り替えの価値なし、と言われて表の和室の5枚を全部新しくした。今日やっと、それが入った。

畳は5年前の張り替えを頼んだ店にして、そちらで一緒に襖も・・と頼んだら、今、襖職人が減っていて仕事がはかどらないとのことで遅くなったのだ。来てくれた職人はまだ若く、今日も、ガタガタになっている敷居に合わせて丁寧に仕上げてくれた。
でも・・壁はもう15年経っているし、その他もろもろは古い訳で、何だかちぐはぐな室内になってしまった。夫の退職時にリフォームしてそれっきりなのだ。
本当は畳床も「表替えはこれがギリギリ」という古さ。かといって、床まで新しくしても、そんなに長く生きるか、ここにいつまで暮らせるか・・と、床を替えるのはやめた。(¥の問題もあり)
人間も家も古びていくばかり。私の体もリフォーム出来ればねえ・・

春泥といふなつかしき踏み心地  KUMI(2013年作)
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雪国 車窓から

2015年02月19日 | 旅行
一昨日、帰宅の車の中で助手席から撮った写真。走行中に撮っているので、今日の写真はすべてボケています。

この日は湯沢の町に用があったので国道17号を下り、湯沢インターから関越道に入った。残念ながら少し曇っていて青空は見えなかった。
この峠越えの国道を通らなくても、高速道で群馬県側から長~いトンネルを抜けると新潟県へ出ることが出来る。でも、ガソリンなど危険物を積んだ車はトンネル内での万一の事故を想定して、トンネルは使えない。なので、過酷な峠越え、となる。
ゲレンデがその峠のトンネルを抜けたところ。
行きの15日は吹雪で、雪はさほどではないものの風が凄かった。前日は猛吹雪だったらしく、新潟側から下ってくる車は雪だらけ。道は凍結状態。


それでも国道は除雪が行き届いている。高速道を使えないトラックのために新潟と首都圏を繋ぐ重要路線なのだ。

さて、17日。前日に晴れたので、道路はすっきり。でも除雪された雪の壁は、びっくりの高さだった。毎年行っていても、これだけ多い年はあまり見たことがない。



湯沢の町へ降りると、除雪した雪を捨て場まで運ぶトラックやダンプが目立った。


豪雪地帯で知られる南魚沼、町の中心部は融雪道(降雪時に水を流す)になってはいても一本道を中へ入れば大変なことになっているのだ。
呑気に助手席から写真など撮っているのもちょっと憚られそう。

湯沢インターの入り口。


高速道は無論除雪が行き届いている。


関越トンネルの入り口。


そして、トンネルを抜け群馬側へ出てちょっと走れば雪は殆どなkなってしまう。

東京に雪が10㎝も降ると大騒ぎになる。でも、雪国では一晩50㎝の雪も珍しくなく、今年はことに多いから、自治体も道路関係者も個人も、大変な思いをしているのだ。
そんなことをちょっと知っているからか、雪国へ行っても、雪の句は殆ど出来ない。眺めて楽しんでいる句には人間らしさがない。同じ結社の新潟の人たちの句を読んでると、行きずりの自分の句が恥ずかしくなる。

斑雪野(はだれの)の鹿のかなしき眼かな  KUMI(2006年作)
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