KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

大学通り満開

2023年03月23日 | 俳句
天気 雨

昨日の続き。なので、上の写真は3月22日の国立駅前です。昨日は快晴だった。

昨日、いつになく体調が良いので昼食後にちょっと外を歩いてみようかな、とお友達を誘ったら「用があってこれから〇さんと国立へ行く」という。
「明日は雨、というから近くを歩こうと思ったのよ」
「国立(くにたち)の駅前で桜は見られるよ、一緒に行こうよ」という訳で、隣駅までバアサン3人で出掛けた。お友達は歩行が少し困難で、最近はストック歩行をしている。買い物カートよりも良さそうだ。もう一人の〇さんは姿勢の良いすらりとした人に見えるが、やはり少し歩行に難がある。私は、足腰は問題ないもののエンジンが弱くなっていて、日によっては速度が極端に落ちてしまう。昨日はなぜか、エンジンが最近には珍しく快調だった。今日はもう、雨の一日で息も絶え絶えに生きている。暖かい雨になっていて、気圧が急降下しているのだ。
ともあれ、3人居れば何かあっても対処できる。3人とも、頭と耳は今のところ一応正常なのだ。

駅を下りると桜並木、という町。大学(一橋大学)前を南へ真っすぐな大通りが有名な桜並木、なのだが・・何しろ戦前に植えられたソメイヨシノは大分草臥れてきた。ま、我々と同じくらいの寿命なのだから仕方がない。10年前の写真と比較すれば一目瞭然。下の3枚は2013年のもの。
駅前のロータリーの桜も勢いがあった。

歩道橋から撮った大学通りの2枚。2013年3月26日。




スマホの写真では比較にならないが・・トップと下は昨日の駅前の写真。

こちらは、大学通りを撮ったもの。10年前の国立高校前の撮影場所までは行かなかった・・その元気はもうない。


最近は新しい木を植えたり、以前のように桜の下で宴会を出来ないように花壇を作ったり、だんだん風景も変わりつつある。
10年前も、もう宴会禁止になっていたが、その前は、花見の宴の大学生たちが騒がしくて、ゆっくり散策など出来ない時代もあった。
それにしても・・10年前の写真の日付を見たら3月26日で、その年も開花が早く、市主催の「桜祭」を新年度予算で開催したため、祭の当日はかなり散ってしまったとか。それ以後、前年度から開催出来るようにしたという。
東京都心よりも数日は遅い満開の筈が、最近はあまり変わらなくなってしまった。

連れの二人は駅前に寄るところがあるとかで、私は大学の門の前まで行って帰ってきた。
やはり、木の「疲れ」と私の「疲れ」が重なって、スマホ撮りにも飽きて、体調を崩さぬうちに帰った。

今年は、WBCの世界一に合わせてお祝いの桜満開になったのだろうか。
そうそう、栗山監督は我らが地・東京の田舎の北多摩出身でございます。隣の市と聞くが、出身の高校がちょっと私の趣味ではないので少年の頃のことは知らない。甲子園にも出場したことのある隣の市の高校で、でもこの辺では強豪校でもない。わが市には早稲田実業がございますから、栗山監督の出た高校は興味もない。プロを目指していたが、小柄で、高校卒ではとても無理。親に「教員資格を取っておけば何とか生きて行ける」と、国立東京学芸大学に入ったとか。この大学も、今は隣接の市に移転してきている。はい、世界一の監督は、珍しく東京郊外の出身なのですよ。
ということで、この辺りの桜も祝福のために昨日、満開になってしまったのかも?
今日は雨になったが、都心とは違い満開まであと一歩、なので、雨で散ってしまうことはないと思う。

わが寿命桜の樹齢など語り  KUMI
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夢ではない・WBC世界一

2023年03月22日 | 俳句
天気 晴のち曇

写真は、テレビ画面の、決勝戦に勝った直後。

昨日も今日も、午前中はWBCの準決勝・決勝の観戦で忙しかった。決勝戦前の整列。

昨日の準決勝は9回裏に逆転勝ち、今日は逆転ではないけれど接戦の3-2。

試合の詳細を私がここに書かなくても周知のことなので省略。でも、どちらの試合も、作った話ではなく現実でもこんなことが起こるのだ、と思う場面ばかりで、楽しませてもらった。今日は、仏壇の夫の写真をテレビの見える場所へ移して一緒に見た。
「二刀流なんて無理、大谷は打者になるべし」と、頭の固い高齢野球解説者と同じようなことを言っていたが、今日の試合を見たら何と言うかしらん?
世界一決定の試合の最後の投手は大谷。バッターボックスと外野のブルペンとを行ったり来たり・・そんな、漫画みたいなことがある訳ない、と夫は思っていたかも。この光景を見せたかった。
この先、大谷を真似する一流選手がどんどん活躍するようになるかもしれない。偶然、すてきに撮れた大谷くん。


昨日は、打てないで悩み苦しんでいた三冠王の若者が、サヨナラ打を放った。今日はホームラン。最後の最後に目が覚めるなんて、これも非現実的な「事件」だ。

とっても楽しませてもらえた。昨日のメキシコはまだしも、まさかアメリカに勝つとは思わなかった。昔は「世界選手権なんて」と、大リーグの選手は出場したがらなかった、と聞いた。シーズンオフに試合をさせられるのはゴメン、という気持が強かったのだろう。今は、大リーガーがこぞって母国の選手として出場するし、アメリカの威信もあって本気になってきたのかも。

私がサッカー・ワールドカップの間だけ、にわかサッカーファンになるのと同じく、コロナ明けもあって楽しめるものに熱中しての「わか野球ファン」になった人が増えたという。実況を見ていて、外野へ跳ぶゴロを打ったのに「何でバッターは走らないの!」と大谷大好きな彼女に言われてガックリした、とかいう話をどこかで見た。飛んだボールは、ファウルグラウンドを転がっていたのだそうだ。
野球人口は減る一方だったので、それもまた良し。親が興味を持たなければ子供が野球を始めない。

今日は体調良かったので、お隣・国立駅まで行って大学通りの桜を少しだけ眺めてきた。はや七~八分咲きだろうか。駅前広場で。


その話は明日。

春の夢とて叶ふものあるらしき  KUMI

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本日三分咲き?

2023年03月20日 | 俳句
天気 晴

朝のTVで、上野の桜が満開になっている、という画像が。あらま、もう満開? 確かに空は春めいていて、朝のうちは久々に見えた富士山もすぐに霞んでしまった。


でも、桜満開は遠い都心の話、こちらはどうなのかしらん、と、午後に一番近い桜を見に、以前のマンションの前まで行ってみた。思ったよりも風は冷たい。この風では花見気分にはなれない。
で、桜は本当に4.5日後には満開になってしまう勢いだった。彼岸に入ったばかりというのに・・何か変。明日からは菜種梅雨に入りそう、というし。去年は3月31日に満開の桜を見に友人一家といつもの散歩道の公園へ行っている。今年は、その元気はないだろう。今日歩いてみて、それだけは確かだと思った。
でも、道端の根性スミレや根性タンポポに屈む元気はある。
市民ホール裏の壁の前に咲いたもの。
こちらは、公営住宅の前の石垣に咲いていた。頑張っています。


今日は、このあたりの舗道の隙間にスミレの多いことを知った。さすがに、人通りの絶えない歩道で写真撮るため、とはいえ、屈む勇気はない。貧相な私を親切な人が「おばあちゃん、大丈夫ですか」と心配しそうだ。

花のこゑそして師のこゑ花三分   KUMI
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かたくり(かたかご)の花

2023年03月19日 | お散歩写真
天気 晴

今年は桜の開花も早いし、他の春の花も早いようだ。白木蓮など、眼科へ行く途中に見える木は、もう花が茶色くなっていた。
昨日、秩父の写真を探していたら、この日にも片栗の花を見たことを鮮明に思い出した。
秩父は山国なのでまだかもしれないが、写真の花はもう咲いてしまったかもしれない。隣駅前の都立庭園のかたくりの群生。風の強い日で、苦労して撮ったのを覚えている。




実は今朝、4時頃に何かの夢を見て目が覚めたら、眠れなくなった。昨夜は「先生のことを考えたら眠れないかも・・」などと思いつつ寝る前にいつものストレッチをしたらすぐに眠れたのだが。
ご主人は現役カメラマンでお元気。家族葬は、済ませたようだ。いずれはお別れの会のような機会を誰かが作るだろうが、私はもう、それに参加することも出来ない。結社は閉じると思われる、でも主宰の残してくださったたくさんの実績は、どうなるの・・

などと、私の考えることでもない。眠れないまま、カーテンの隙間に光が見え始めたので起きてしまった。いつもなら6時頃に廊下の物音で目覚めるか、6時15分のスマホの目覚ましの音で目覚めるか、なのに。

この写真は数日前に、他のブログで片栗の花が咲いた記事を見て用意したもの。
主宰と同行した秩父巡礼でも、確か、昨日の写真のお寺への道で、片栗の花を見た。谷戸の斜面に、たくさん咲いていた。

今の副作用がなくて、元気があればこの片栗の花くらいは見に行けるのに・・無理そう。

かたかごの花へ屈めば杖の音  KUMI
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師、急逝

2023年03月18日 | 俳句
写真の色紙は、師の桜の句では私の好きなもので、立春過ぎると冬の句からこの句に替える。いつもパソコンの前に飾っている。
訃報は朝刊で知った。脳梗塞で倒れ、3月13日に急逝されたとのこと。病気の噂は全くなかったので、以前に患った脳梗塞の急な再発だったのだと思う。
句会のグループラインで見ると、皆、今日まで知らなかったようだ。
前回は運よく軽く済み、俳句結社の主宰をしていくのに困るような後遺症は残らなかった。でも、無理は禁物、とそれ以前のような全国を飛び回る多忙な仕事はしなくなっていた。無論、コロナもありあまり活動できなかったとも思う。
親しくされていた瀬戸内寂聴さんに、呼ばれたのだろうか。
ともかくお元気だったので、私より3歳上とはいえ、私より先に旅立つとは思ってもいなかった。

主宰の名は、全国の古木の桜を巡ったことでも知られている。その桜の咲くのを待たずに逝ってしまった。
写真は、秩父三十四観音巡礼のときの、ちょうど今頃・・平成22年3月22日・・彼岸の最中の吟行の時。山あいのみごとな枝垂れ桜、無論まだ開花には遠かった。人物の写真はあまり撮らないが、たまたま、師の写っていた写真(杖を持っている)


今年の桜を見られる幸運も、師への哀悼になってしまった。私はこれから、どうすればいい?
合掌。

花ひらく音を聴きつつ発たれしか    KUMI
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