KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

小さな春

2023年03月07日 | 俳句
天気 晴

今日は春らしい陽気になる、との予報通り、空の色も空気も春になった。
朝の空。飛行機雲が2本、水蒸気の多いらしい空にたなびいていた。
午後、コンビニ支払いの用があってついでに少し太陽に当たろう、と出かけてみた。今日はもう、指がレイノー現象の発作で凍ることもないだろう。外出で辛いのは、目眩動悸息切れだけではなく、この指の発作。手袋をしていいても真っ白になって次に紫になって、果ては痛さから痺れてしまう。今日は、風も南風のようだしさすが指も凍ったように冷たくはならなかった。私だけではなく、一部の膠原病患者の宿命らしい。血行をよくすること・・と言われて気配りはしているものの。
裏通りのカフェの前のプランター。青い花はワスレナグサかも。


コンビニから少し足を延してみた。前に住んでいたマンションの敷地に椿が咲いている頃。と思ったが、通りに面した所は写真になる場所に花はなかった。折角なで落葉の上の落ち椿を。


ハナニラが少しだけ咲いていた。この花もマンションの敷地にどんどん増えてたくさん咲いてしまう花だった。

この花を見ると、10年以上前の自分の句を思い出す。主宰の選を得ているので「駄句」とは言わない。
   花韮やいつより指輪せぬ指に  KUMI
先日、結婚指輪が出てきたので試しに嵌めてみたら、小指にしか嵌らなかった。体重は当時よりも10㎏も痩せたのに。(断っておきますが、当時の私の体重は標準的なもので、ぽっちゃり型になったことは一度もありません。指って、なぜ年とると太くなるの?)
この句の背景にはそんな事情もあるのです。指輪をしない指事情。

途中の公営住宅前のベンチで少し日向ぼっこ。ふと目に入ったのは植え込みのサツキの周りに咲き始めているイヌフグリの青。


彼岸を待たずに本格的な春が来てしまう、というのは本当らしい。

落ちてより輝き放つ紅椿  KUMI
コメント (4)
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