天気 晴 -3℃
いよいよ寒波の真っただ中に。都心の気温は0℃、だったらしいが、こちら東京の田舎はマイナスになった。多分、池に氷が張ったと思う。1階の窓から見える雑木林も、ようやく裸木になった。写真は窓越しなので、下の方のガラスが曇っていたようで。
東京都とその周辺地域では異常な流行になっているというインフルエンザ、ここでも集団感染して今日で10日目。一人が治癒しても、又新しい患者が出るようで、食堂は閉鎖されたまま。なので三食ルームサービスが続いている。私は予防注射は打っているけれど、自治体によって公費負担が色々で、コロナのワクチンみたいに入所者一括接種とはいかない。公費負担の手続きやら何やらをしていて遅れたり、面倒で打っていなかったり・・どうせ費用負担なんて何千円の世界。そんなの無視して接種を優先すればいいのに・・と私は思うけれど、支払いを家族(保護者)任せにしている人が殆どだから、私とは事情が違う。
ともあれ、コロナの時とは違い面会の人は部屋に入れないが、入所者は熱がなければ外出出来るので気楽だ。おまけに、食事も、手筈が旨くいくようになったら暖かいうちに運んでくれるので、何とも嬉しいこと。
介護士が「早く食堂へ行きたい、と言う人も何人も居るのよ」と言っていた。確かに、車椅子で移動する人は自分では自由になれないから、食堂で大勢に囲まれたいのかも。私は一人が気楽。今、食事を共にしている2人とは、あまり会話もしない。一人は耳が少し遠いので私が大声を出せない心臓病患者と知っていて、気を遣っているようだ。もう一人は、自分から何か話すことのないおとなしい人で、話すのは職員への愚痴が多い。ご夫婦で入居している人なので「そういう愚痴はご主人にでも言って」と言いたくなる。事実、「ご主人は何と言っていました?」と訊くことにはしている。ダンナさんの方は極めて常識のある人だ。そんな訳で食卓を囲んでいて楽しいことは全くない。でも、気苦労する人たちではないのだけが助かる。
ということで、私は「三食ルームサービス」を満喫しているが、まさか、正月まで、は困る。せめて正月くらいは外来者と部屋でゆっくりしたい。チラっと非常勤の看護師に訊いたら「もうそろそろ大丈夫、と私は思ってるけれど」という返事だった。
蒼天へ裸木の末(うれ)つき刺さる KUMI