KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

鳩をひき逃げ

2023年12月06日 | 俳句
天気 晴

土鳩は大嫌いなので写真を撮ったことがない。なので鴨に代わってもらう。

タクシーが、道路に群がる鳩へ突っ込んでしまい、その群の中の一羽にぶつかった。その鳩が動かなくなったので、近くでそれを見ていた小学生(だったか、私の記憶は曖昧)が警察へ通報、走り去ったタクシー運転手は特定されて「鳥獣保護管理法違反」で書類送検された・・という昨夜のニュースに仰天した。そもそも、車に撥ねられるドジな鳩って居るの?そりゃ、私も轢きそうになったことはあるけれど、鳩はそんなに鈍くはない。間一髪でも逃げるはず。
「ひき逃げ犯」となった運転手の弁は「逃げない鳩の方が悪い」
実名でテレビに流された運転手の気持を察して余りある。鳩の一羽くらい轢き殺したって構わぬ、と思っている運転手は居ないと思う。私がいくら大嫌いとはいえ、意図して轢こうとは思わない。でも、運悪くドジな鳩がぶつかって倒れたからと車を止めるだろうか? あ、マズイことになったかな、ゴメン、と思ってそのまま通り過ぎると思う。タクシーの運転手も同じだったと思う。小さくても生き物を轢いてしまうことは、どんなドライバーでも気分の良いものではない。
鳩ではなく犬や猫だったら?と思うとちょっと違ってくるかも・・ということは、鳩に対する差別になるのだろうか。猫も、道路の脇に骸が置き去りになっていることがよくある。ひき逃げだろう。警察は、その犯人を捜査して特定するのだろうか?そんな話、聴いたこともない。ともあれ、法律によれば、小動物の命もおろそかに扱ってはならない、ということのようだ。それには同感するけれど・・
ひき逃げ犯になってしまった運転手に、同情したくなるばかりだ。

鳩一羽の命すらおろそかにしない平和な日本・・パレスチナでは、人間の命が鳩以下の扱いになっている。

霜の朝遠富士の雲晴れゆくか   KUMI  
コメント (4)
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