高浜神社は、石岡市役所の南東約kmのところ
県道118号線が霞ヶ浦に流れ込む恋瀬川最下流に愛郷橋があります
橋の北側、コンビニの西側に西向きで建っています
県道沿いの駐車スペースを利用させて頂きました
高浜の海説明版です
高浜の海
国府の人々には、筑波山のほか、もう一つ愛着をもった景観があった。高浜の海である。
「常陸国風土記」には、次のようにみえる。
そもそもこの地は、花かおる春、また木の葉色づき散りしく秋になると、あるいは駕を
命じて出向き、また舟を漕ぎ出して遊ぶ。春の浦々には花が千々に咲き乱れ、秋には岸と
いう岸の木の葉が色づく。春はさえずる鶯の声を野のほとりで耳にし、秋は宙に舞う鶴の
姿を海辺のなぎさで目にする。農夫の若者と海女の娘は、浜辺を逐い走って群れつどい、
商人と農夫は、小舟に棹さして行き交う。まして真夏の暑い朝、陽光でむっと暑い夕暮れ
になると、友を呼び僕を引き連れて、浜かげに並んで腰をおろし、海上はるかにながめや
る。少し波立ち夕風がしずかに吹き出すと、暑さを避けて集まった者は、晴れやらぬ心の
憂さを風に払い、岡を照らしていた日影が、しだいに動いて行くにつれ、涼を求める者は
、喜びの心を動かすのである。
国府の役人たちは春秋の入江の景色を楽しみ、特に夏の夕には涼を求めて集い遊んだの
である。今は高浜の海も陸化したが、高浜よりみた筑波山の美しさなど、風土記時代のす
ばらしい景観は、まだ残っている。
昭和60年3月
石岡市教 育委員会
石岡市文化財保護審議会
入り口の鳥居です
茅葺屋根の拝殿ですが~かなり傷んでいます
説明版です
高浜神社
所在地 石岡市大字高浜865番地
祭 神 たけみかづちのみこと
口碑によれば、高浜の地は古代には国府の外港として栄えた。国司は都から着任すると、
当国内の大社に報告のため巡拝し、また奉幣祈願をするのがならわしであった。
国司が鹿島神社に参拝するには、高浜から船で行くのが順路であったが、荒天で出航不能
のときは、高浜のなぎさに、ススキ・マコモ・ヨシなどの青草で仮屋(青屋)をつくり、遥
拝したといわれる。
現在は、本殿・拝殿・石鳥居などがあるが、この社殿は後世に建てられたものであろう。
昭和60年1月
石岡市教 育委員会
石岡市文化財保護審議会
境内南側に目的のカシの木が有ります、目通り幹回り5,2mの巨木です
御神木の杉ですが、あまり太くは有りません
立派な本殿です、本殿も茅葺です珍しくなりましたね
本殿南側のケヤキの大木です
本殿裏側(東側)のカシの木です
本殿北東側のケヤキの大木です
では、次へ行きましょう
県道118号線が霞ヶ浦に流れ込む恋瀬川最下流に愛郷橋があります
橋の北側、コンビニの西側に西向きで建っています
県道沿いの駐車スペースを利用させて頂きました
高浜の海説明版です
高浜の海
国府の人々には、筑波山のほか、もう一つ愛着をもった景観があった。高浜の海である。
「常陸国風土記」には、次のようにみえる。
そもそもこの地は、花かおる春、また木の葉色づき散りしく秋になると、あるいは駕を
命じて出向き、また舟を漕ぎ出して遊ぶ。春の浦々には花が千々に咲き乱れ、秋には岸と
いう岸の木の葉が色づく。春はさえずる鶯の声を野のほとりで耳にし、秋は宙に舞う鶴の
姿を海辺のなぎさで目にする。農夫の若者と海女の娘は、浜辺を逐い走って群れつどい、
商人と農夫は、小舟に棹さして行き交う。まして真夏の暑い朝、陽光でむっと暑い夕暮れ
になると、友を呼び僕を引き連れて、浜かげに並んで腰をおろし、海上はるかにながめや
る。少し波立ち夕風がしずかに吹き出すと、暑さを避けて集まった者は、晴れやらぬ心の
憂さを風に払い、岡を照らしていた日影が、しだいに動いて行くにつれ、涼を求める者は
、喜びの心を動かすのである。
国府の役人たちは春秋の入江の景色を楽しみ、特に夏の夕には涼を求めて集い遊んだの
である。今は高浜の海も陸化したが、高浜よりみた筑波山の美しさなど、風土記時代のす
ばらしい景観は、まだ残っている。
昭和60年3月
石岡市教 育委員会
石岡市文化財保護審議会
入り口の鳥居です
茅葺屋根の拝殿ですが~かなり傷んでいます
説明版です
高浜神社
所在地 石岡市大字高浜865番地
祭 神 たけみかづちのみこと
口碑によれば、高浜の地は古代には国府の外港として栄えた。国司は都から着任すると、
当国内の大社に報告のため巡拝し、また奉幣祈願をするのがならわしであった。
国司が鹿島神社に参拝するには、高浜から船で行くのが順路であったが、荒天で出航不能
のときは、高浜のなぎさに、ススキ・マコモ・ヨシなどの青草で仮屋(青屋)をつくり、遥
拝したといわれる。
現在は、本殿・拝殿・石鳥居などがあるが、この社殿は後世に建てられたものであろう。
昭和60年1月
石岡市教 育委員会
石岡市文化財保護審議会
境内南側に目的のカシの木が有ります、目通り幹回り5,2mの巨木です
御神木の杉ですが、あまり太くは有りません
立派な本殿です、本殿も茅葺です珍しくなりましたね
本殿南側のケヤキの大木です
本殿裏側(東側)のカシの木です
本殿北東側のケヤキの大木です
では、次へ行きましょう