2014年4月25日
和田神社(わだみや)とは兵庫県神戸市兵庫区和田宮通3丁目2-51にある神社で、和田宮ともいいます。
祭神は天御中主大神、市杵嶋姫大神、蛭子大神。
蛭子大神が淡路を出て本土に上陸された最初の地が和田岬でそこにあった森を『蛭子の森』と云い神代の昔に蛭子大神が祀られた西摂最古の聖地です。
市杵嶋姫大神は、承安三年(1173)に平清盛が兵庫津(神戸港)の築港に着手した際に工事がことのほか難渋し、この事業の無事完成と将来の繁栄を祈願して、安芸の宮島より観請しました。
天御中主大神は、関西地方でお祀りしている神社が極稀で、江戸時代の国学者、本居宜長が『天の真中に坐々て世ノ中の宇斯たる神』また平田篤胤は『天地萬物の主宰神』と解され信仰されたご祭神です。
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大鳥居
関西一を誇っていた御影石の大鳥居は、平成7年1月17日未明に発生した阪神淡路大震災により全てが倒壊しました。現在のものとなりました。
宮比社(みやびしゃ)
元々この神社には『宮比講』という崇敬会が組織されていました。その象徴ともいうべきこの御社には古くより自らが信仰する神様を祀る習慣がありたくさんの神様がお祀りされています。
秋葉神社
秋葉社には火を司る神様が祀られています。火の幸を恵み、悪い火を鎮め、災いを祓い除きます。兵庫津には高田屋嘉兵衛や工楽松右衛門また北風家のような大きな廻船問屋が軒を連ねており、他にも特定の大名に物産取扱の特権を与えられた兵庫津独自の問屋がたくさんありました。その中にあって火事は一度にたくさんの財産を失う悲惨な出来事であり兵庫津では特に気
をつけなければならない事でした。また斎行される祭典では燃えている火を消火する『鎮火の儀』が行われます
蛭子大神
ご神木
高倉稲荷大明神
神田兵(こおだひょう)右衛門(えもん)の彰徳碑(しょうとくひ)
三浦清太郎翁顕彰碑
兵庫の漁業振興に尽力をしたことを記しています。
和田陽三宮司顕彰碑