「孝徳天皇の頃(645~654)、現在の地より南東の古寺山に法道仙人が創建されたといわれている。その後、荒廃していた寺院を858年高野山の僧、長善阿舎利が復興した。平清盛の福原遷都の際(1177~1180)、古寺山が鬼門の方角にあたるので、新都の守護寺とされ大いに栄えたが、一の谷の合戦の際、源義経の別動隊多田源氏の一族が有馬郡に進出し、背後より福原を突こうとしたとき、多聞寺のみ平家に味方したので、兵火に焼かれ寺領も没収されたと謂われています。その後荒廃し、1462(寛政3)年に現在の地へ移された。境内には、樹齢300年以上のかやの木があり、神戸市の名木に指定されている。山号は六甲山と号す。真言宗の寺院。」
神戸市北区有野町唐櫃3086-1
map
石碑
からと小学校発祥の碑
寺標
仁王門
羅漢道
参道の階段
手水舎
鐘楼堂
本堂
賓頭盧尊者
かやの木
庫裏
守護末社
愛宕大権現・八幡大菩薩・愛染稲荷大明神
宝篋印塔