2014年9月9日、お参りしました。
パンフレットより「1654年(江戸時代)、中国福建省から渡来した隠元禅師が後水尾法皇や徳川四代将軍綱公の尊崇を得て、1661年に開設された寺院です。黄檗山萬福寺です。黄檗宗では、儀式作法は明代に制定された仏教儀礼で行われ、毎日誦まれるお経は黄檗唐韻で発音し、中国明代そのままの法式梵唄を継承しています。建造物は、中国明朝様式を取り入れた伽藍配置です。創建当初の姿そのままを今日に伝える寺院は、日本では他に例がなく、代表的な禅宗伽藍建築群として、主要建物23棟、回廊、額、聯などが国の重要文化財に指定されています。」
拝観料は500円です。JR奈良線の黄檗駅より徒歩5分です。
宇治市五ケ庄三番割34
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布袋様

案内図

総門(重要文化財)
右の屋根が少し低い牌楼式の中国的な門です。

放生池

菊舎碑
「山門を 出れば日本ぞ 茶摘み唄」
一宇庵田上菊舎は、宝暦3年(1753)10月14日、現山口市豊北町田耕に生まれた。16歳で近くの村田家に嫁いだものの、24歳のとき夫と死別した。子どもがいなかったため、実家に復籍した。俳諧の道をこころざし、芭蕉を慕い、尼僧になって、諸国行脚に明け暮れ一世を風靡した美嚢派の俳人です。菊舎が萬福寺に初めて詣でたのは寛政2年(1790)3月、38歳のときで、黄檗山のたたづまいに酔いしれた菊舎が、三門を出た時、門前の茶畑から茶摘うたが聞こえ、我に返った時の句です。

三門(重要文化財)

境内より

天王殿(重要文化財)

天真院表門

参道

松隠堂・通玄門(重要文化財)

松隠堂・客殿(重要文化財)

松隠堂・開山堂(重要文化財)

回廊

松隠堂・寿塔(重要文化財)

石碑亭(重要文化財)

合山鐘

境内

回廊

鼓楼(重要文化財)

祖師堂(重要文化財)

慈光堂

怨親平等塔
昭和12年に日中戦争に、当時の住職山田玉田和尚が、心を痛め、両国の将兵と国民の精霊を慰め、両国が1日も早く友好の昔にかえり親和親善の浄界実現を心から祈願して宝篋印塔を建てました。

法堂(重要文化財)

東方丈(重要文化財)

巡照板
ここで修行する雲水が正覚をめざして精進を誓い、自覚を促すために巡照板を打ち鳴らして各寮舎を回ります。

円窓

大雄宝殿(重要文化財)
萬福寺の本堂であり、最大の伽藍です。日本では唯一最大のチーマ材を使った。歴史的建造物です。本尊は釈迦牟尼佛、両脇侍は迦葉、阿難の二尊者、両単に十八羅漢像を安置しています。

祠堂(重要文化財)

開版
斎堂前にある魚板で木魚の原形となっているものです。時を報ずるものとして今も使われています。

雲版

斎堂(重要文化財)
食堂です。

生飯台
食前に一箸の飯を餓鬼や鬼子母神に施しをする台です。

伽藍堂(重要文化財)

鐘楼(重要文化財)

売茶堂入口

茶具塚

聯燈堂

境内社

菩提樹

池

萬寿院
萬福寺の塔頭で、1675年萬福寺第2代住持・木庵禅師の弟子明道禅師によって開創され、 木庵禅師の塔所となっています。
表門

庫裏

客殿

萬松院
萬福寺の塔頭で、龍渓禅師の弟子・東巌禅師によって龍渓禅師の塔所として開創されました。

表門(宇治市指定文化財)

天光塔(宇治市指定文化財)

不動尊