あの理路整然とした、いかにも敏腕弁護士の歯切れの良い演説はどこへ行ったのだろう。オバマケアが真の破滅に向かっていることは確かなようだが、どんな場合でも最後に頼りになるのは大統領だったが、今回は正反対に、言い訳と責任転嫁、意味不明の釈明になってしまった。国際政治での失敗が彼を追い詰めたのか、またはオバマケアでの蹉跌が国際問題での彼の目を曇らせてしまったのか。共和党の茶会派を勢いづかせるだけだったこの演説、まさかオバマが燃え尽きたのではないと思うが。
それをよそにNY株式は連日最高値を更新、少なくとも株式、為替市場では米国の混乱はまだ織り込まれていないようだ。
保守で鳴るワシントンポストの記事だからオバマに厳しいのは当然としても。そういった党派を越えて、今のオバマの迷走ぶりは心配だ。