来週ジュネーブで再開されるイランと5+1との核開発をめぐる協議では、イランの核開発を包括的に一時停止する方向で何らかの進展がありそうだ。先週の交渉では土壇場で物別れに終わったが、イランとしては何としても経済制裁を緩和させたいこと、一方でアメリカが議会で高まりつつある対イラン制裁強化の動きを収める必要があることから、来週の協議で合意に至らなければ双方が苦しい立場に追い込まれるからだ。
オバマはこれまでの経済制裁の効果を強調して議会の制裁強化の動きを牽制(これ以上制裁強化すればかえってイランを追い込んで窮鼠猫を噛むことになりかねない、と)しているが、どうもそのトーンは宥和的で迫力に欠ける。オバマはひょっとすると燃え尽きてしまったのだろうかと心配になるくらいだ。
http://edition.cnn.com/2013/11/15/world/meast/iran-nuclear-deal/index.html?hpt=hp_t3