
少し前のことですが母を連れて二人で
いつもの滝辺りをのんびりと散策しました。
時期的に故郷紅の葉散策はこれが最後になるでしょうね。
母は、私達のいない間は父と二人でひっそりと暮らしています。
高齢で90歳を過ぎた両親にはご近所へ出て行く事もなく、
遊びに来てくれる友人も既にいなくなりました。
その上 耳の遠くなった父との会話も思うように出来なく、
人淋しい毎日のようです。野山の自然を愛する母にとって
天気の良い日は、ムズムズして落ち着きません。
「 外は天気がいいのに 何処か行かないの~ 」が、母の口癖です。

赤いモミジはほとんど落ち葉に
日陰にある黄色のモミジがまだ少し残っていました。

葉を落とした木々
道路からでも滝が見えるようになりました。



地面は落ち葉の絨毯
母は楽しそうにモミジの葉を拾い
弾んだ声は遠くで写真を撮る私の所まで 聞こえて来ます。
もう 誰も来ない滝
私は時折 あいづちを打って。。。
お母さん 若葉の出た頃に また来ようね~と。
小春日和の暖かな午後 穏やかで幸せなひと時
このまま時が止まってくれたらいいのに。。。

ふかふかの絨毯は赤、黄、緑でカラフルね


滝から流れ落ちる谷川にも落ち葉がいっぱい

道端の崖は 紅葉真っ盛り

落ち葉の布団に包まれたアキノキリンソウ


木々の間からはっきりと見える不動滝


紅葉の遅かったこの辺りのモミジは
今頃美しい見頃になって奇麗です。

杉の根元のカズラ?も秋色
赤や黄色に色づいてカワイイ~♪

野菊も葉が色づいてます。

名残の秋
ほんの2時間程の散策でしたが、母の明るく弾んだ声を聞いていると
連日の疲れも吹っ飛んでしまうね。
また来年もこうして元気で来られることを願って帰りました。


母の拾った紅葉したモミジ
玄関の下駄箱の上に飾って
しばらく名残の秋を楽しんでいます。