庭物語

庭に咲くハーブや草花の様子を綴ります。
管理者はミントです。

花巻めぐり (二)

2006年11月27日 | お出かけ
私たちが着いた時はバラ園には誰もお客さんはいませんでした。バラ園の奥の方にある賢治設計の日時計花壇は以前は温泉旅館の方にあったものを移したのだそうです。いい季節には色々な花が植えられていたのでしょうが、冬に備えてすべて寒さに強いビオラに植え替えられていました。手前の方にはハーブガーデンがあって、ミントやタイム、セージなどのコレクションがあってまだきれいなみどりといい香りを楽しませてもらいました(さすがにセージ類は霜で黒くなっていました)。
近くで園の方が1人作業をしていたので賢治ゆかりのバラがあるか聞いてみました。「温室にありますよ。どれかわからないと思うのでご案内しましょう。」と一番奥の温室に案内してくださったのです。中は支柱にしっかり縛られた同じようなバラがたくさん地植えされていました。「これが日光です。」と示されたのが画像のバラで2本ともそうです。葉が青々していて、丈も1メートル30センチくらいありました。教えていただかなければ私にはわからなかったかもしれません。紅い蕾がついていましたが花は咲いていません。うちのとぜんぜん違います。育て方によってこんなに違いが出るんですね。これは病院の院長先生から枝をいただいて育てたものですか?とお聞きしたら直接ではなく専門の業者を通して・・ということのようです。確かなところはよくわかりませんでした。それよりも更に驚くお話を聞かせていただきました。院長先生のお宅でたくさんあったバラが戦争などで失なわれてしまって日光しか残らなかったのでしょうか?とお聞きしたら、「いや、まだ数種類残っているそうですよ。鈴木先生に数種類お送りして、名前がわかったのが日光だけだったらしいです。ごく最近院長先生宅の親戚か知り合いの方に聞いたのですが、黄色だかピンクだか何種類か残っているけど、名前がわからないから自然に消えることになるだろう、と言っていた。私はまだ見たことはありませんが。」とのことでした。
大切に守られて生き続けていたバラが他にもあったんですね~。気になります。
もう、すっかり感動してしまいました。
このあとに昨日紹介した南斜花壇跡の詩碑の所に案内してもらったのでした。
コメント (6)
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