2月12日、2年ぶりの公演があった。
*フィンランディア *メンコン *新世界 と学校の音楽教室なみの演目で残念だが 仕方がない。
最初の舞台、見れば1stが6プルト半と多いので「これは!?」と思ったら案の定、すごい金管の鳴らしようにびっくり!ほとんど「うるさい」感じ。と同時にこの弦の数でないと対応できないか!と 妙に納得した半面、では「新世界」では「どうなるのか!?」
次なる「メンコン」だが 神尾真由子の出番。その楽器の音の大きいことにびっくり!今までに生で聞いた中で一番大きいのではなかったかもしれない。プログラムをみれば「宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス1731年製 Rubinoff を使用」とあった。少し硬めのバリバリとした音で実に良く鳴る・響く。3楽章は少し早めの演奏で聞いて・見ているこちらにも力の入る見事な演奏だった。が、この楽器の音は「メンコン」には似合わない。ブラームスかシベリウスあたりを聴いてみたかった。 新世界は案の定、管の音が大きい、アンサンブルはしっかりしているので「うるさい」とは言えないけれども、もうちょっと「静かな」演奏でもいいのではないかと思った次第。Flutoの色気も艶もない演奏にはちょっとがっかり。
お客の入りは半分、あるいはそれ以下、しかもほぼ全部が50歳以上と見える。顔見知りは殆ど、ことにピアノ系の人はまず見当たらなかった。 賛助会員や広告主の優待などの良い席もかなり空いていた。本人が来なくともせめて席を埋めるくらいの配慮はあってしかるべきではないかと・・。
幾らコロナ騒動のなかとは言えこの状況はちょっとひどいと思う。 「この大牟田で本当にオケの演奏を心待ちにしている人が一体何人いるだろうか」という話も出たが、全くのことで、日フィルが来なくなったとして何が変わるだろうか?それこそ1986年文化会館のこけら落としの第九演奏の熱気は今や全く信じられないことになってしまった。
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