2008.2.3(日) 曇り
じょんのび村の建物が出来上がってきたので、看板やサインの準備を始める。看板は店の顔であり、店の雰囲気を伝える大切なものである。旅行中からあちこちの看板を見て、気に入った物は写真を撮って保管をしてきた。看板で店の雰囲気やコンセプトが大体解るのだが
中には看板と店の雰囲気が全然違うものもたまにある。予想より店の雰囲気が良かったときはいいが、逆の場合はだまされたような気になる。気に入った看板のひとつは田辺の愛須君の店、オハナで字体もデザインも店の雰囲気とぴったりだ。プロにデザインしてもらったそうで
経費も相当かかったそうである。
こういう感じで作りたいと願っているが、私の場合は予算がない。幸い材木はふんだんにあるので、自作しようと思っている。板は村上建設さんに探してもらうよう依頼し、取り付け金具はFe工房さんに依頼することとした。
京都の伝統産業印染(しるしぞめ)をやっておられる佐藤さんが暖簾を作ってあげようとおっしゃってくださったので、工房におじゃまする。暖簾は営業中を示すサインとしては最高の
ものである。ところが普通の暖簾はどうも店に似つかわしくない。そこで日除け暖簾をデザインしてみた。店の写真などを見ながら佐藤さんとお話をしていると段々日除け暖簾から旗へと代わってきた。生地や染料などの物理的な問題や、わたしの欲するデザインあるいは大きさなどの問題で、店の雰囲気に合わないというのが結論なんだが、実に真剣に店のことを考えて頂いているかというのが解る。思えば同年代の職人さんと言えばFe工房の村上さんもそうだが、素晴らしいこだわりがある。それは客も勿論だが自分自身が納得する仕事をしたいということだ。自分の感性と技術に自信があって初めて出来ることだと思うし、サラリーマンには決して理解できないことかもしれない。そこのところが職人に憧れるところなんだが、忘れ
てならないのは、彼らが通ってきた苦労の時間だろう。
土の盛ってあるあたりが駐車場で、そこに木の看板を立てる、そして南のデッキ部分に旗
もしくは垂れ幕を掛けるというのが現在の構想である。その他オープン、クローズ、禁煙、喫煙場所、手洗い、自転車置き場、犬のトイレなど多くのサインが要るがすべて手作りで作る予定だ。いま作製中のサインをご紹介しよう。さてなんのサインでしょう?