2015.10.20(火)快晴
坪坂峠は市茅野(いちかや・老富町)から関屋(高浜町)に越える峠で、鼻峠からの道と合流して関屋の坪に至るので坪坂峠と呼称するのだろう。またこの若狭側の道には貝坂と呼ばれるところがあり、丹波の人が塩を汲んで帰る途中転倒し、器があふれたと同時に暴風雨となったという伝説がある。そのあたりには土中に沢山の貝殻があって、そのため貝坂と呼ばれている。(若狭縣郡志)土中に貝殻が沢山ある場所がどこかわからないのだが、そこはおそらく古代海進時のの汀線かと思っていたのだが、先日「高浜原発近く津波痕」という新聞記事を見つけ、それが貝殻などが混じった
砂層だということで、貝坂の正体も実は津波痕ではないかと思っている。
ともかくこの峠道はおそらく上林でも最も古いもので、若狭から文化の到来した道であろうと考えている。丸山に何度も通いながらも坪坂峠の地蔵さまを横目にこの峠道をたどることはなかった。いつかはたどってみたいと思っていたのがやっと実現することとなった。
お地蔵さんだけでははかれないが、鼻峠に無くて坪坂峠にあるのはこちらの方が主要な峠だったのだろうか。
メンバーは工忠くんと二人で、彼の仕事の都合で昼前からのスタートとなった。
じょんのび発 11:00 車
市茅野公民館着 11:30 発11:38
林道終点着 11:45 発11:50(途中山の神に立ち寄る)
坪坂峠着 12:21 発12:30
丸山ピーク 13:03 発13:30(昼食)
三国岳 14:07 発14:15
胡麻峠 14:33 発14:37
老富の水源着 15:08 発15:10
市茅野駐車場所 15:58 つづく