2018.8.28(火)曇り
4月にバスで行く大栗峠、山田道から和知へを行ったので、今回は和知から弓削道へ下りるコースを行う。
メンバー:小原英明、工忠照幸
タイム:和知中学校前 8:05 下粟野公民館前 8:20 町営バス300円
バス停出発 8:30 明隆寺参拝 8:45出発
山の家前着 9:30
大栗峠取付き10:30 10:40出発
六地蔵 11:10 11:10出発
大栗峠着 11:30 12:00出発 昼食
弓削着 13:10
あやべ温泉着14:00
バスで行くったって、和知から上林へのコースは前回のように公共交通機関のみで回れるわけではない。和知駅から仏主方面へのバス始発は8:02でそれに間に合うJR線はあるが、列車に間に合うあやバスが無い。やむなく車で和知に行き、下粟野までバスを利用する。バスを利用したのはこの間だけだ。
今回は丹波西国三十三カ所巡りも兼ねての山行なので、地下足袋も白い祭り足袋に換え、金剛杖、白手ぬぐいに桧笠の巡礼スタイルにする。
下粟野公民館前でバスを降りると、拝めない。すぐに丹波西国三十三カ所27番札所の明隆寺である。山号が寿命山というから寿命延ウォーキング主催者として縁を感ずるお寺である。まず隣にある阿上三所神社(あじょうさんしょじんじゃ)にお詣りする。
阿上三所神社は和知町内に4柱あるそうでこの上和知川沿いに2柱(下粟野、細谷)そして坂原と本庄にある。坂原の神社はウオーキングの催しで訪れたので、あとは本庄のみだ。その際この妙な社名のゆかりを訪ねたのだが、解らないとのことだった。
明隆寺の観音堂は室町後期の創建ということで、随分立派なお堂である。建物が国の重要文化財の指定を受けているというのも頷ける。等身大の観音立像があるそうだが、60年に一度の開帳というので、次は2060年だそうだ。残念ながらわたしは拝めない。
観音堂は実に立派、観音立像は2060年にご開帳。
下粟野から上粟野までの2Km余りの道は上和知川に沿った府道を行く。この府道が51号線で、舞鶴から上林の草壁に繋がっている道なのだ。和知と上林の間の山並みに遮られ途切れてはいるが同じ府道なのだと思うと何か親しいものを感じる。細谷にくると例の阿上三所神社が川向に見える。道路からお参りさせてもらう。きれいな水の上和知川と山と田んぼの風景は日本の原風景のようで嬉しいねえなんてしゃべりなから歩いていると、とっても素敵な藁葺きの一軒家が現れた。
上和知川沿いの風景の良さは車やバスからでは解らない。
上粟野の集落から林道を入っていくと防獣柵がある。ここで嫌な舗装道路ともお別れだ。登山靴でも地下足袋でも舗装道路は足にくる。特に膝に疲れがたまるので、どうやらその硬さが原因のようだ。上粟野から大栗峠の取り付きまで一時間、実に退屈な林道歩きだ。せめて流されて無くなった地蔵堂からの谷筋の道でも整備して頂ければこの退屈さから解放されるのになあと思うが、まあ望むべくもないところだ。つづく