2019.5.20(月)曇り
5月の感冒にかかってしまった。12日夕に喉に違和感を憶え、13日から喉スプレーと市販の感冒薬服用、熱はないが喉の痛みが増すので15日に市立病院耳鼻咽喉科でのどの炎症止めを貰い服用。一向に良くならず、熱も出てきたので安村診療所で感冒薬、抗生剤、咳止めをもらい服用。17日、18日と寝込んでしまう。熱は37.4度が最高でそう高くないが体がだるくて寝汗が凄い。咳、痰、熱と風邪の症状総なめで、19日朝ようやく熱が下がり、のどの痛みも軽くなったので日常生活に戻る。この間家事も店もかみさんに任せきりで、その疲れかかみさんが倒れてしまった。
さてこの症状は若い頃によく起こしたので、ああまた来たなって感じで捉えていたんだが、妙に気になることがある。この症状前回は2007年5月16日日本一周自転車旅行中鳥取市で出たものだ。(本ブログ参照)発熱でフラフラになり、ビジネスホテルに連泊する。旅先の発病は心細いものだが、売薬の解熱剤とドリンクを飲んで爆睡、寝汗でびっしょりになったが翌朝には幾分回復した。そういえばそれまでも5月と言えばよく寝込んでいた、誕生月は調子が悪いものだと思っていたが、どうもわたしだけでは無いようだ。先日お風呂で会ったTさんも一週間も熱っぽくて苦しかったと話されていた。なんでも50年ぶりの症状だと言うことだった。近所の方にそのことを話すと「そやで、わたしも5月になると寝込むことがよくあるんや。5月病言うてこの辺の人はよく病気にならはるんやで」ということ。5月病と言えば会社や学校に行きたくなくなる病気かと思っていたがどうもそればかりではなさそうだ。
旅先の病気と言えば、23歳の時の4月末、出張先の福岡で同様の病気になったことがある。その時は耳下腺炎まで併発したが、このときは診療所で薬をもらい宿で汗かいて寝て治した。
数少ないわたしの経験だが、一応その病気の傾向を考えてみよう。
1.5月に最も多く、夏の終わり8,9月にも起こる。冬には経験が無い。
2.のどの痛み、発熱が共通しており、咳、痰の症状あり。
3.就寝時発汗して数日で治まる。
4.発病場所 京都、福岡、鳥取。関東にいた4年間で2回ばかり発熱があったがのどの症状は無かった。
5.発病しても周囲に伝染した記憶は無い。今回のかみさんが始めて。
6.丹波地方に5月病と言われる症状がある。
これらを考えているとき、50年近く前の植物病理学の講義を思い出した。麦の赤星病といったか春になると発病する病気があるのだが、その病原菌は日本の冬を越すことが出来ない菌で、一体どうして毎年春になると発病するのか解らなかった。記憶は定かで無いがそのような講義だった。それが解明されたのが黄砂の影響だったというものだ。越冬できない菌が毎春黄砂によって運ばれてきていたというものだ。
植物を害する病原菌が黄砂で運ばれるのなら人間を害する病原菌だってくるはずだ。5月に多く、西日本で、野外の活動後に発病しているわたしの経験だけでいうとこの病気、黄砂で運ばれてくる病原菌が原因ではないか。のど、痰、咳いづれも大気中の病原菌による症状ではないか。一般的には温度差が激しく暑さに慣れていない時季であること、体が疲れているときに感染するのではと言われるが、その元となる病原菌はこの時期に多いのだろう。冬季にもっともっと疲れているときもあるがこの症状は経験が無い。
そして感染性の弱さからウィルスではなく真菌、細菌では無かろうかと思う。そうだとすると抗生物質の使用も考えられるし、予防方法も考えつく。島の先生いかがですか?
この時期じょんのびは白花の季節となる。今年はやや花が少ないみたい。白花卯木、オオデマリ、ヤマボウシシロツメグサ。