ロッジに戻るとテラモトさん一家が御馳走を用意して待っていてくれた。ここでもマアマアドモドモである。
「テラモトさん、テラモトというのはスペイン語で地震のことを言うんです。何故そんなことを知っているかといえば・・・」
南米ペルーへ行った時の話である。
ある街で僕はタクシーを拾った。運ちゃんは僕が日本人だとわかるとベラベラと喋り始めた。
南米に来て2ヶ月ほどだがスペイン語なんて片言しか分らない。何とか聞き取れたのがフジモリ。そしてブエノ、良いという意味の言葉だ。彼はニコニコしている。
そうか、この人は日系のフジモリ大統領が良くやっているということを言いたいのか。
僕は理解した言葉をくり返した。
「フジモリ?」
「シー!(そう!)」
「プレジデンテ(大統領)フジモリ?」
「シーシー!(そうそう!!)」
「プレジデンテ フジモリ・・・ブエノ?(フジモリ大統領・・・良い?)」
「シーシーシー!!!セニョール ムイブエノ!!(そうそうそう!旦那!とっても良い!)」
その後、彼は別の事を話し始めた。今回は全く分らなく、彼はしきりにテラモト、テラモトを繰り返す。表情はさっきと違い悲しそうだ。
うーん?テラモトって人の話だろうか。死んじゃったって言いたいのかな。それにしてもテラモトさんって誰だろう。
スペイン語で『誰』という言葉を知っているわけでもない。そうしているうちに車は着き会話は終わった。テラモトという人の謎を除いて。
あるキオスクで新聞のトップ写真が目に入った。なにか大災害のようすだ。
見出しでテラモト ハポンの文字が読めた。知ってる言葉など少ないが拾い読みをしてみると、関西地方を中心に大地震があったらしい。
関西大震災である。
そうか、あの運ちゃんは日本で地震があったことを言いたかったのか。テラモトさんじゃなくて地震のことだったのか。
こうしてスペイン語のボキャブラリーが一つ増えた。しかしこの言葉を会話で使ったことはそれ以来一度も無い。
「いつの日か本物のテラモトさんに会ったらこの話をしようと思っていたんですよ。どうやら今晩がその時だったようですね」
テラモトさん一家はそんな僕のバカ話も喜んで聞いてくれた。
一夜明けると外には抜けるような青空が広がっていた。
ロッジの周りをブラブラと歩く。空気はキリリと引き締まり気持ちの良い朝だ。
朝ご飯は洋食だ。コーヒー、パン、卵、野菜、そしてここの目玉は何といっても自家製ベーコンである。
豚肉の旨みと燻製の香りが絶妙だ。ニュージーランドの家の近所の肉屋が作るベーコンもウマイと思ったが、ここのベーコンもいい勝負をしている。
思えば日本ではロクなベーコンを食べた事がなかった。しっかりした肉を使い、手間隙を惜しまずに作れば、ベーコンとはここまでウマイものなのだ。
煙で燻すという原始的な調理法はシンプルなだけに奥が深い。
肉の種類、部位、塩加減、調味料、燻製のチップの種類、かける時間、これらのバランスで味はどのようにもなる。
いつの日かじっくり時間をかけてやりたいことの一つだ。
僕らが朝食を食べていると森から客人がやってきた。
「見ろよヘイリー、リスが来たぜ」
「ホウ、あれは原生か?」
「そうだ。かなり慣れているけどな。日本は原生の哺乳類が多いんだよ。昨日オンセンで剥製を見ただろ。あんなのもいるし、鹿や熊もいる」
ニュージーランドには原生の哺乳動物はいない。哺乳類はコウモリが数種類いるだけだ。その他の哺乳類は全て人間の手によって持ち込まれた。それまでは鳥しかいなかったのだ。
ポッサム(フクロネズミ)と呼ばれる動物は狸ぐらいの大きさだろうか。数が増えすぎて森を食い荒らして枯らしてしまう。
ストート(オコジョ)は人間が持ち込んだ最悪の動物と言われる。原生の鳥を殺してしまうからだ。
これらの動物は害獣と呼ばれ、道路に出てくれば問答無用にひき殺される。国立公園の森にはワナがいくつも仕掛けられている。
ここの動物は森の先住民だ。僕らはちょこまかと走り回るリスを優しい気持ちで見ながら自家製ベーコンを堪能するのであった。
ロッジの名前のように今日の天気は上天気である。こんな日は高い所から景色を眺めてみよう、ということで一番近くのスキー場、開田高原マイアへ。
僕達のスキーは成田へ送ってしまったのでロッジのレンタルスキーを借りる。
ところがヘイリーの靴が大きすぎてどのスキーにも合わない。ようやく見つけたのが50センチぐらいのミニスキー。
「ヘイリー、こんなの履く機会めったにないだろ。どうせ1本だけしか滑らないんだ。これを使ってみろ」
僕はちゃんとしたスキーを借りられたので人事のように言った。
「知り合いのいない所でよかったよ。こんな姿ヒトに見せられないな。グフフフ」
スキー場では1回券を買う。日本のスキー場は1回券があるのでうれしい。
スキーを履いて上からの眺めを楽しみたいだけの人や、スキー場のてっぺんからバックカントリーに入りたい人にはとても良いシステムだ。
ニュージーランドでは1回券は無い。半日券しかないので、こういった人でリフト券を買いたくない人は板を担いで歩くしかない。
山頂からの眺めは良い。
開田高原が眼下に広がり、正面には乗鞍がどっしりとかまえる。明らかに今まで居た上越の山と違う。
ヘイリーもそれを感じ取ったらしい。このころになるとお互いに喋らなくても、何を考えているのか何となく分るようになった。
「ここはもの凄く冷える。晴れていてもマイナス20℃ぐらいになる。滑っていると頭がキーンって痛くなるんだ」
「アイスクリーム・ヘディック(頭痛)だ」
「それだけ冷えると鼻毛だって凍るんだぞ」
「グフフフ」
「あと、標高も高いだろ。街から来た人が一気にゴンドラで山頂に上がってくると高山病になる」
「そんな時は?」
「そのままゴンドラに乗って下ってもらう。それしか方法はないが、そうすると直ぐに良くなる」
「そうだろうな。この辺りの標高は?」
「スキー場のピークで2000mをちょっと越えるくらいだ」
「そんなに高くても森はあるんだな」
「この辺の森林限界は2200mぐらいかな」
僕らがいるニュージーランド南島では森林限界は1000mぐらいで、2000mを超えるとそこはもう岩と氷の世界だ。
こうしてトレッキングガイドの目で見ると日本の山も面白い。
ヘイリーはミニスキーのコツを掴んだらしい。クルクル回りながら遊んでいる。 この男がこんなものを履くのは一生に一度かもしれない。
僕は圧雪の所を滑ってもつまらないので、脇の森へ入る。木が混んでいてガンガン滑るというわけにはいかないが、何か林の中にいるだけで気持ちが良い。木々に挨拶をしながらゆっくりゆっくりと滑る。充実した1本だ。
午後は観光である。中仙道に出て奈良井宿へ向かう。ここは宿場町で昔ながらの建物が残っている。ヘイリーは頭にかぶる笠と和傘を買った。良いお土産になるだろう。
電車の時間が近づき、ハヤピ達が木曽福島の駅へ送ってくれた。
今回はハヤピとテツに世話になりっぱなしで最後の最後まで彼らが見送ってくれた。ヘイリーも彼らの好意は強く感じ取ったようで
「ブロークンリバーへ来たらオレが責任を持って案内する」
などと言っている。マオリの男は情に厚い。
列車に乗り込むと、再びこの男と2人きりになった。
向こうも同じ事を考えてるのが分る。
当初の予定では中央線で甲府まで行き、身延線でゆっくり富士川沿いの鉄道の旅を楽しむ予定だったのだが時間がなくなってしまった。名古屋へ出て、新幹線で静岡へ向かうことにした。
木曽福島を出ると列車は谷間を縫うように走る。ある駅で積み上げられた材木を見てヘイリーが言った。
「この辺の主要産業は製材なんだな」
「そう。昔はこの川を使って木を下流に流したんじゃないかな」
「日本の建築は木が多いだろう。石造りのは無いのか?」
「そう言われてみれば石造りは無いな。何故だろう」
「木が豊富にあるからかな」
「地震が多いからじゃないか。木の建物は地震の時にしなって揺れを逃がすって、何かの本で読んだことがある」
「ナルホドな」
そんな会話をしていると、車内販売の女の娘がやってきた。日本はこんなに可愛い娘がビールを売りにやってくる。いい国だ。
「オイ、ヘイリー、ビールを飲もうぜ。ビールを飲みながら景色を見て旅をするのが、日本の正しい鉄道の旅だ」
「グフフフ」
僕らがビールを何本か空ける間に、列車は谷間を抜け農村、そして徐徐に車や建物が増え、いつのまにか大都会を走っていた。
名古屋で乗り換えのキップを買う。ヘイリーが荷物を見張り、僕が2人分のキップを買う。キップ売り場の自動販売機で買おうとしたが機械の使い方が分らない。日本語で説明がかいてあるのだが理解できない。仕方がないので窓口で買った。
「ここからはバレット・トレイン、弾丸列車だぞ」
ホームで列車を待っている間、ひっきりなしにのぞみ、ひかりなどが到着して去っていく。ロケットのような形をした列車をヘイリーが写真に撮っている。もちろんこんなの見るのも乗るのも初めてだ。
列車に乗ると再びビールを買い込み、正しい日本の鉄道の旅をしつつ僕の故郷、清水へ向かった。
続
「テラモトさん、テラモトというのはスペイン語で地震のことを言うんです。何故そんなことを知っているかといえば・・・」
南米ペルーへ行った時の話である。
ある街で僕はタクシーを拾った。運ちゃんは僕が日本人だとわかるとベラベラと喋り始めた。
南米に来て2ヶ月ほどだがスペイン語なんて片言しか分らない。何とか聞き取れたのがフジモリ。そしてブエノ、良いという意味の言葉だ。彼はニコニコしている。
そうか、この人は日系のフジモリ大統領が良くやっているということを言いたいのか。
僕は理解した言葉をくり返した。
「フジモリ?」
「シー!(そう!)」
「プレジデンテ(大統領)フジモリ?」
「シーシー!(そうそう!!)」
「プレジデンテ フジモリ・・・ブエノ?(フジモリ大統領・・・良い?)」
「シーシーシー!!!セニョール ムイブエノ!!(そうそうそう!旦那!とっても良い!)」
その後、彼は別の事を話し始めた。今回は全く分らなく、彼はしきりにテラモト、テラモトを繰り返す。表情はさっきと違い悲しそうだ。
うーん?テラモトって人の話だろうか。死んじゃったって言いたいのかな。それにしてもテラモトさんって誰だろう。
スペイン語で『誰』という言葉を知っているわけでもない。そうしているうちに車は着き会話は終わった。テラモトという人の謎を除いて。
あるキオスクで新聞のトップ写真が目に入った。なにか大災害のようすだ。
見出しでテラモト ハポンの文字が読めた。知ってる言葉など少ないが拾い読みをしてみると、関西地方を中心に大地震があったらしい。
関西大震災である。
そうか、あの運ちゃんは日本で地震があったことを言いたかったのか。テラモトさんじゃなくて地震のことだったのか。
こうしてスペイン語のボキャブラリーが一つ増えた。しかしこの言葉を会話で使ったことはそれ以来一度も無い。
「いつの日か本物のテラモトさんに会ったらこの話をしようと思っていたんですよ。どうやら今晩がその時だったようですね」
テラモトさん一家はそんな僕のバカ話も喜んで聞いてくれた。
一夜明けると外には抜けるような青空が広がっていた。
ロッジの周りをブラブラと歩く。空気はキリリと引き締まり気持ちの良い朝だ。
朝ご飯は洋食だ。コーヒー、パン、卵、野菜、そしてここの目玉は何といっても自家製ベーコンである。
豚肉の旨みと燻製の香りが絶妙だ。ニュージーランドの家の近所の肉屋が作るベーコンもウマイと思ったが、ここのベーコンもいい勝負をしている。
思えば日本ではロクなベーコンを食べた事がなかった。しっかりした肉を使い、手間隙を惜しまずに作れば、ベーコンとはここまでウマイものなのだ。
煙で燻すという原始的な調理法はシンプルなだけに奥が深い。
肉の種類、部位、塩加減、調味料、燻製のチップの種類、かける時間、これらのバランスで味はどのようにもなる。
いつの日かじっくり時間をかけてやりたいことの一つだ。
僕らが朝食を食べていると森から客人がやってきた。
「見ろよヘイリー、リスが来たぜ」
「ホウ、あれは原生か?」
「そうだ。かなり慣れているけどな。日本は原生の哺乳類が多いんだよ。昨日オンセンで剥製を見ただろ。あんなのもいるし、鹿や熊もいる」
ニュージーランドには原生の哺乳動物はいない。哺乳類はコウモリが数種類いるだけだ。その他の哺乳類は全て人間の手によって持ち込まれた。それまでは鳥しかいなかったのだ。
ポッサム(フクロネズミ)と呼ばれる動物は狸ぐらいの大きさだろうか。数が増えすぎて森を食い荒らして枯らしてしまう。
ストート(オコジョ)は人間が持ち込んだ最悪の動物と言われる。原生の鳥を殺してしまうからだ。
これらの動物は害獣と呼ばれ、道路に出てくれば問答無用にひき殺される。国立公園の森にはワナがいくつも仕掛けられている。
ここの動物は森の先住民だ。僕らはちょこまかと走り回るリスを優しい気持ちで見ながら自家製ベーコンを堪能するのであった。
ロッジの名前のように今日の天気は上天気である。こんな日は高い所から景色を眺めてみよう、ということで一番近くのスキー場、開田高原マイアへ。
僕達のスキーは成田へ送ってしまったのでロッジのレンタルスキーを借りる。
ところがヘイリーの靴が大きすぎてどのスキーにも合わない。ようやく見つけたのが50センチぐらいのミニスキー。
「ヘイリー、こんなの履く機会めったにないだろ。どうせ1本だけしか滑らないんだ。これを使ってみろ」
僕はちゃんとしたスキーを借りられたので人事のように言った。
「知り合いのいない所でよかったよ。こんな姿ヒトに見せられないな。グフフフ」
スキー場では1回券を買う。日本のスキー場は1回券があるのでうれしい。
スキーを履いて上からの眺めを楽しみたいだけの人や、スキー場のてっぺんからバックカントリーに入りたい人にはとても良いシステムだ。
ニュージーランドでは1回券は無い。半日券しかないので、こういった人でリフト券を買いたくない人は板を担いで歩くしかない。
山頂からの眺めは良い。
開田高原が眼下に広がり、正面には乗鞍がどっしりとかまえる。明らかに今まで居た上越の山と違う。
ヘイリーもそれを感じ取ったらしい。このころになるとお互いに喋らなくても、何を考えているのか何となく分るようになった。
「ここはもの凄く冷える。晴れていてもマイナス20℃ぐらいになる。滑っていると頭がキーンって痛くなるんだ」
「アイスクリーム・ヘディック(頭痛)だ」
「それだけ冷えると鼻毛だって凍るんだぞ」
「グフフフ」
「あと、標高も高いだろ。街から来た人が一気にゴンドラで山頂に上がってくると高山病になる」
「そんな時は?」
「そのままゴンドラに乗って下ってもらう。それしか方法はないが、そうすると直ぐに良くなる」
「そうだろうな。この辺りの標高は?」
「スキー場のピークで2000mをちょっと越えるくらいだ」
「そんなに高くても森はあるんだな」
「この辺の森林限界は2200mぐらいかな」
僕らがいるニュージーランド南島では森林限界は1000mぐらいで、2000mを超えるとそこはもう岩と氷の世界だ。
こうしてトレッキングガイドの目で見ると日本の山も面白い。
ヘイリーはミニスキーのコツを掴んだらしい。クルクル回りながら遊んでいる。 この男がこんなものを履くのは一生に一度かもしれない。
僕は圧雪の所を滑ってもつまらないので、脇の森へ入る。木が混んでいてガンガン滑るというわけにはいかないが、何か林の中にいるだけで気持ちが良い。木々に挨拶をしながらゆっくりゆっくりと滑る。充実した1本だ。
午後は観光である。中仙道に出て奈良井宿へ向かう。ここは宿場町で昔ながらの建物が残っている。ヘイリーは頭にかぶる笠と和傘を買った。良いお土産になるだろう。
電車の時間が近づき、ハヤピ達が木曽福島の駅へ送ってくれた。
今回はハヤピとテツに世話になりっぱなしで最後の最後まで彼らが見送ってくれた。ヘイリーも彼らの好意は強く感じ取ったようで
「ブロークンリバーへ来たらオレが責任を持って案内する」
などと言っている。マオリの男は情に厚い。
列車に乗り込むと、再びこの男と2人きりになった。
向こうも同じ事を考えてるのが分る。
当初の予定では中央線で甲府まで行き、身延線でゆっくり富士川沿いの鉄道の旅を楽しむ予定だったのだが時間がなくなってしまった。名古屋へ出て、新幹線で静岡へ向かうことにした。
木曽福島を出ると列車は谷間を縫うように走る。ある駅で積み上げられた材木を見てヘイリーが言った。
「この辺の主要産業は製材なんだな」
「そう。昔はこの川を使って木を下流に流したんじゃないかな」
「日本の建築は木が多いだろう。石造りのは無いのか?」
「そう言われてみれば石造りは無いな。何故だろう」
「木が豊富にあるからかな」
「地震が多いからじゃないか。木の建物は地震の時にしなって揺れを逃がすって、何かの本で読んだことがある」
「ナルホドな」
そんな会話をしていると、車内販売の女の娘がやってきた。日本はこんなに可愛い娘がビールを売りにやってくる。いい国だ。
「オイ、ヘイリー、ビールを飲もうぜ。ビールを飲みながら景色を見て旅をするのが、日本の正しい鉄道の旅だ」
「グフフフ」
僕らがビールを何本か空ける間に、列車は谷間を抜け農村、そして徐徐に車や建物が増え、いつのまにか大都会を走っていた。
名古屋で乗り換えのキップを買う。ヘイリーが荷物を見張り、僕が2人分のキップを買う。キップ売り場の自動販売機で買おうとしたが機械の使い方が分らない。日本語で説明がかいてあるのだが理解できない。仕方がないので窓口で買った。
「ここからはバレット・トレイン、弾丸列車だぞ」
ホームで列車を待っている間、ひっきりなしにのぞみ、ひかりなどが到着して去っていく。ロケットのような形をした列車をヘイリーが写真に撮っている。もちろんこんなの見るのも乗るのも初めてだ。
列車に乗ると再びビールを買い込み、正しい日本の鉄道の旅をしつつ僕の故郷、清水へ向かった。
続