5日の東京金融市場は、米景気の先行き懸念などで円高と株安に歯止めがかからなかった。
いずれも、日本銀行がマイナス金利の導入を決める前の水準で取引を終えた。マイナス金利の導入決定による効果は1週間で、ほぼ打ち消された格好だ。
5日の東京外国為替市場の円相場は、米経済の先行き不透明感で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが緩やかになるとの観測から、ドルを売り、円を買う動きが強まった。一時1ドル=116円台半ばまで円高・ドル安が進んだ。午後5時、前日(午後5時)比1円13銭円高・ドル安の1ドル=116円81~83銭で大方の取引を終えた。
日本銀行が前週末にマイナス金利の導入を決め、いったんは円安・ドル高が進んでいた。だが、その後は世界経済の不透明感などで、比較的安全とされる円が買われている。野村証券の尾畑秀一氏は「米国景気の先行きに対し、慎重な見方が出ている」と指摘する。
いずれも、日本銀行がマイナス金利の導入を決める前の水準で取引を終えた。マイナス金利の導入決定による効果は1週間で、ほぼ打ち消された格好だ。
5日の東京外国為替市場の円相場は、米経済の先行き不透明感で、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げペースが緩やかになるとの観測から、ドルを売り、円を買う動きが強まった。一時1ドル=116円台半ばまで円高・ドル安が進んだ。午後5時、前日(午後5時)比1円13銭円高・ドル安の1ドル=116円81~83銭で大方の取引を終えた。
日本銀行が前週末にマイナス金利の導入を決め、いったんは円安・ドル高が進んでいた。だが、その後は世界経済の不透明感などで、比較的安全とされる円が買われている。野村証券の尾畑秀一氏は「米国景気の先行きに対し、慎重な見方が出ている」と指摘する。