模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

バカでしょう 109Kの4

2017年12月02日 | Bf109K4

キットのできが優秀なのですいすい進む、ハセガワ1/48のBF109K4。
今日のお題は、いくらキットが優秀でも、作り手がバカだとどうしようもないというお話。

前回、マスキングの糊に反応頂いたので、もう少しおしゃべりを。
これがその糊。

こいつを切り抜いた原寸の塗り分け図の裏に、次の画像のようにエッジよりも内側に塗って貼ってマスクし、吹きます。
紙の裏側まで、少々吹き込んでいるがわかりますか?
この吹き込みのおかげで、塗り分けの境界がくっきりせずに、ボケることになります。
更に境界を大きくボカしたい場合は、当社ではフリーハンドで吹いてしまいます。


ここまでは、大成功で初のノーミス完成だ!と思ってたんですねえ。

国籍マークはマスキングテープに直印刷したのを切り抜いて、手描き(吹き)にします。
暗めの迷彩の上から白色のオーバースプレーなので、ガイアの白サフとクレオスのGXクールホワイトという隠ぺい力重視の塗料と、真っ白を避けるためにクレオスのグランプリホワイトの3色混色にしました。
こういう混色をした場合は、塗料の破片などが入る場合があるので、フィルターで濾して使っています。
hisotaの常用エアブラシは2本で、サフとメタリック用に0.3mm、その他の普通の色は車でも飛行機でも全部0.2mmで吹きます。

0.2mmは詰まりやすいと聞きますので、念のため。

フィルターと言っても、プロの塗装屋さんが使っている吉野紙という和紙です。
5cm角くらいに切ったものを、三角に2回折って、カップを漏斗にして使います。
前の会社の時に、出入りしていた塗装屋さんに「吉野紙って使ってる?」聞いたら、「ホレ!」とひと掴みくれました。
それをこんなに小さく切って使っているので、まだあります。

万年皿からブラシのカップに移すときに、こうやって濾すだけです。
気分的なものかもしれませんけど。
これをやって詰まったことはありません。
まあ、もともと塗料をかなり薄めに希釈して使うので、つまらないとは思うのですが。

吉野紙で思い出しました。
hisotaが20数年前に、プラモに出戻ったきっかけは、飛行機モデラーの黒須吉人さんの著書を会社の同僚から借りたことでした。
黒須氏は、非常に神経質で丁寧な作り方をされる方で、塗料は3倍以上に薄めて何度も重ねるとか、塗料は吉野紙で濾して使うとか、スジ彫りや、ホコリのこと等々、hisotaが今も実践していることは、その本で影響を受け、教わったことが非常に多いです。
今回、氏の名前をググってみたら、数年前に亡くなられたようですね。
一時期、ゼロ戦飴色説が流行った頃、いろいろ話題になっていましたが、それもずいぶん昔の話になりました。
ご冥福をお祈りします。
こうやって、影響を受けているおバカがいることを、草葉の陰で見ていてくれるでしょうか。

それで、本題のおバカです。
主翼下面の黒い国籍マークは裏返さなきゃわかんないので、古いデカールでも十分。
主翼上と胴体の白を、上記のように吹きました。

胴体の迷彩は、国籍マークを取り囲むように塗り分けるので、先に国籍マークの位置を決めなくてはなりません。
まあまあかな思ったんですが。

じゃじゃーん。

左翼のマークの位置が、1スパン外側過ぎました。
こんな失敗初めて。
いい加減なhisotaでも、さすがにこれを見て見ぬふりは無理。
まったくバカじゃなかろか。
どう修正するか、シンナー風呂ドボンはしたくない。
綿棒&シンナーであらかた落として、#1500ペーパーで段差消して、部分修復するしかないですね。
RLM75もRLM83も胴体の迷彩でまた使うから、その時に左翼も修復しよう。

ノーミスへの道は遠いな。



コメント (2)
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