模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

リカバーできた 109K4の5

2017年12月05日 | Bf109K4

バッカじゃねえの、と自分の間抜け加減に呆れていたが、上手くリカバーできるとルンルンになる現金なジジイ。
修正は綿棒シンナーで拭いてから、#1500ペーパーで段差消しの予定通り。
RLM75から吹き直しました。

いつも薄く塗料を載せているので、こういう時は段差が小さくて済みますね。
思ったよりも時間が掛かりませんでした。
余計なことをせずに、塗料がビン生だったのも不幸中の幸い。

リカバーは日曜の午前中に完了。
それよりも面倒だったのが、胴体のマスキング。
このくっきり塗り分けは、タイフーンとかの迷彩塗り分けの3倍面倒くさいです。
水色と緑と灰色の3色の境目をすべてくっきりということは、マスキングテープを模様の形に切り抜いて、模様の外周をぐるっと囲まなきゃならないのです。
ボカす場合は、浮いているので多少のずれは気になりませんが、くっきりはごまかせません。
その上、国籍マークの白い線の内側にもRLM83を塗らなきゃなんない。
これをデカールでやってる人は、どうするんだろ。
先に緑を塗って、その上にデカール貼って、はみ出さないのでしょうか。

結局、マスキングは日曜日の午後だけでは終わりませんでした。ブログ書いたり、ギター弾いて遊んだりもしてるからだけどね。

月曜日は最後の通院で午前半休だったので、朝いちで病院行って9:30に戻り、残っていた尾翼のくっきり斑点のマスキング。
斑点がくっきりっておかしくないのかあ、とぼやきながら。
異形の曲線をデザインナイフで抜くには、ガラスのような刃が食い込まない物の上で切るのが良いのですが、それでもカクカクしちゃいますね。
マスキングの作業時間がほとんどで、吹くのは10分程。
RLM83はビン生C123と、それにブラックグリーンを混ぜてものを、軽くパネルラインにプーです。
塗り分けをよーく観察して、実物もRLM83を最後に塗っていると、推定しました。

どうも病み上がりなもので・・という態度でさっさと定時に帰宅し、マスキングを取りました。
やれやれ。まあまあかな。

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入院の顛末

2017年12月04日 | 日々のできごと

最近入院したのは、突発性難聴の治療のためでした。

実際にもらった診断書の病名は右急性感音難聴で、世間の通称とは違いましたが、5000人に1人程度の発生率の難病で、そのなかで治る人は1/3程度だそうです。
何とかその1/3には入れたようで、ホッとしました。
有名な芸能人でも改善せず、悪いまま方もいらっしゃるようですね。
聴こえないだけでなく、耳鳴りやめまいが残って、ずーっと続く方もいらっしゃるようで、つらいと思います。
症状の程度や内容も個人差があり、発生原因や聴こえないメカニズムがまだわかっていないとのこと。
発症から1週間以内に治療を開始するかどうかが、明暗を分ける第一のポイントとよく書かれていました。

この入院を自分なりに総括し整理しておくために記します。

異変に気付いたのが、多分連休初日の11月3日。
聞こえないことに気づいたのではなく、かつて経験のない、異常に強い耳鳴りと耳穴が詰まった感を感じました。
綿棒で何度掃除してきれいになっても、詰まってる感がとれません。
耳抜きしても、圧迫感が抜けない。
耳鳴りはキーンというもの1種類だけでなく、耳元でカエルが鳴いているようなのものからゴーっというものまで様々で、特定の音に対して、共鳴するように大きな音が重なって響くというのもあり、苦しみました。
「血圧が高い日は耳鳴りがするって、誰かが言ってたな、俺もそうかな。」などと思ってました。

hisotaの場合は、それが右耳だけに現れました。
この病気、ほぼ100%片耳だけで発生し、同じ人に2度発生した事例がない、というのも特徴のようです。

連休初日に発症しましたが、耳鳴りだけが起きていると思っていて、耳が聞こえていないということに気づくのは11月5日頃まで遅れます。
TVの音が、向かって左からしか聞こえないは、右耳が聞こえてないからだと、気づくのに時間が掛かりました。
それから、焦ってネットで調べてみました。
同病の記事を見つけ「これと同じ症状じゃん!ヤバイ」と思いましたが、三連休中であり、救急に駆け込むのも大袈裟だし、様子を見ることにしました。
インターネットの時代でなければ、この病気を知らず手遅れになっていたかもしれません。
嫁のおばあさんは、昭和の頃、耳鳴りがしても、すぐ治るだろうと病院に行かなかったそうです。
しかしこの病気だったようで、私が会った頃には片耳が聴こえませんでした。

週明けの月曜日と火曜日は、関東と関西に日帰り出張の予定になっていました。
キャンセルして病院に行きたかったのですが、11月6日(月)の出張は、倒産間際の取引先に乗り込んで交渉する重要な案件で、工場ではhisota以外には任せられないため、行かざるを得ませんでした。
その時には、右耳はほぼ聞こえなくなっていたので、しゃべっている人の方に頭を傾けながら左耳を向け、なんとかやり抜きました。
たまたま出張メンバーに、この病気の罹病経験者の別事業所の同僚がいて、体験談を聞けたので大分気が楽になりました。

火曜日の出張は部下に任せてキャンセルし、やっと病院に行けたのが11月7日。
耳鳴り発症から5日目で、なんとか発症1週間以内着手の条件をクリアしました。

大病院は掛りつけ医からの紹介状がないと余計な金がかかるのですが、一刻も早く治療を開始したかったので、直接、地域最大病院に飛び込みました。
緊急の事情を話すと最優先で回してくれて、すぐ検査をして、有無を言わさず入院決定となりました。

その時の検査結果がこれ。

Y軸が音圧レベル、X軸が周波数別(右が高い)です。
聴こえ具合というのは、周波数毎にどの音圧レベルを超えると、聴き取ることができるかということで判定します。
上図の赤線でなぞった、Xのマーカーの付いたフラットな点線が左耳の聴力です。
赤丸が最も高い周波数で8KHzですが、平均して10dbほどの小さな音から聴く能力があるということです。

青線でなぞった、丸マーカー付の実線が右耳です。
スタートの最低音は左右ほぼ同じですが、右耳は周波数が上がるとガクッと線が下降し、最低音以外の周波数では50-60dbという大きな音でないと感じない!という意味なのです。
青丸の55dbといえばクーラーの室外機の騒音と同じレベルです。
室外機よりも静かだと私には無音なのです。ひどいでしょう?
主治医によると、これでも少しは聴こえるので中程度の難聴という判定でした。

健康な人間が、突然、何の前触れもなく、こんなに聞こえなくなります。
音楽が好きで、マニアというほどではないものの、オーディオにも興味があるhisotaにはかなりショックでした。

午前中に入院が決まると、その足で病室に向かい、すぐ点滴開始です。

ステロイドの濃いやつ1本と、画像の生理食塩水にステロイド剤と別の薬品を混ぜたもの1本の、計2本を毎日打ちます。
病気の原因自体は不明なのですが、このステロイド剤投与がほぼ唯一の治療法であることは間違いないようです。
手遅れにならない(まだ治療効果が見込める)1週間以内に、一気に強い薬で治療しないと手遅れになり、その後は何をしても治療効果が出ない、というのがこの病気の特徴だと、書いてあることが多いですね。
そういう意味では、今回の主治医はセオリー通り、的確に最善手を採っているということが理解できました。

耳鳴りは、点滴開始後すぐに気にならないほどまで、なくなりました。
点滴を1週間続けた結果、低音しか聞こえなかった右耳も、やや高い周波数でも聞こえるようになりました。

これが退院直前のデータ。
4KHz程までは左右の差が無くなって、改善しています。
最も右の8KHz赤丸では右耳の感度がまだ悪く、いわゆるハイ落ちの特性です。
治療の効果が出ず、治らない方もいらっしゃるので、贅沢を言ってはいけませんが、完全治癒ではないですね。
生活するには支障がない程度に回復したが、一部に不具合が残った、というのが正しい評価ではないでしょうか。
故障したおんぼろ機械を修理したら、また使えるようにはなったが、新品の性能には戻らないということです。

退院後はステロイドではない薬で継続して治療しますが、発症から2週間後くらいの状態で感音レベルが固定してしまう(良くも悪くも変化しない)ようです。
退院後初回の検査と診察が11月24日にありましたが、その時のデータでも、8KHzでは左に比べて右はまだ10dBほど聴こえにくい結果でした。
まだ薬の投与は続きますが、発症から20日が過ぎ、このまま固まってしまうのでしょう。

後日、高血圧で通っている医者に話すと、一笑に付され、8KHzなんて歳とれば皆聞こえないよ、とのこと。
人間の可聴周波数が20-20KHzなんていうのは10代の、それも耳のいい子の話だそうです。
でも、俺の左は8KHzでも聞こえてるんだからね。
居間のミニコンポのスピ-カーを、欧州メーカーのブックシェルフスピーカーに替えたいと、価格コムで眺めながら夢見ていたのに、馬鹿らしくなってしまいました。安物で十分だね。

今回の難聴の治療について、主治医は有無を言わさず即入院の指示をしました。
この判断は最善手だったと感謝しています。
ステロイドは副作用のある強い薬なので、入院して常時監視することと、ストレスが原因という説が有力なので、世間から隔離して安静にさせる、という2つが入院の目的と想像しますが、本当にのんびりできました。
ドクターストップなんだから、と思えば罪悪感もないし、気兼ねなくストレス開放ができました。

スマホのアプリに聴力検査というのがあって、それで簡易な測定ができます。

こんな結果です。
ほぼ病院のものと同じ傾向が出たので、ある程度信用できるのですが、やはりハイ落ちは残ってますね。
私の聴力は、このまま固まってしまいそうですね。

ネットの受け売りと自分の経験とを、ごっちゃにして書きましたが、ネットに上がっている情報はほぼ間違いのないものでした。
歳を取ると、高音は加齢とともに聞こえにくくなるそうなので、右耳は人よりも先に老化したんだ、と観念してやっていこうと思います。
そのうちまわりも歳を取れば、追いついてくるでしょう。

もし、耳鳴りやめまいなど、こんな症状が出た方がこの記事を読まれたら、すぐに病院に行って治療を受けることをお勧めします。

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基本塗装 38tの3

2017年12月03日 | AFV

AFVでも非常に神経質に作られる方はいらっしゃいますが、当社の場合、AFVはさほどナーバスにならずに、気楽に楽しく塗装することをモットーにしています。

ジャーマングレーの下地はオキサイドレッドだよ、とお聞きしたので、ガイアのオキサイドサフをメインに、薄板なのを思い出し、そのままでは光が透けそうなので、透け防止に黒サフを多めに混ぜました。
天板貼る前に、内側に黒を吹いておいて、外はオキサイドにすればよかったですね。

チョコレート製の戦車です。

ジャーマングレイというかパンツァーグレイというか、このドイツ軍の黒っぽい灰色。
映画戦略大作戦に出てくる、アメリカ兵の後ろのドイツ軍のトラックなんかほぼ黒に見えますね。

このくらい暗い灰色が、本当のジャーマングレイなんじゃないかと思っています。
だけど、土ホコリが掛かって汚れたり、日に焼けて退色したり、それといちばん大きな理由は模型的な見栄えで、青っぽいN6前後の明度の灰色が、模型的には標準なジャーマングレイというお約束のようです。

それを踏まえて、当社の基本塗装のジャーマングレイですが、ガイアのビン生を一番暗いグレイにします。
プラス、クレオスのジャーマングレイに青や緑を足してテキトーに混色した自家調色のグレイを中間色、更にそれにBf109用に、たまたま机の上にあったRLM75を足したものを一番明るいグレイにしました。


フェンダーの入隅や主砲の下面に暗いグレイ。
砲塔や運転席の天面に一番明るいグレイ。
転輪のゴムに、先にタイヤ色を吹いてあったのですが、グレイのミストが飛んでわかんなくなっちゃいましたね。

全部1色で0.5mmでドバーッと吹きました!とならないように、0.2mmで何層も重ねて、ムラムラに吹きました。

とにかく、プラの成形色やオキサイドサフが透けて見えない程度に、これで3色を半カップで各2回、6層吹いた状態です。

ああ、いちばん楽しいところが終わっちゃいました。
次は面倒な車載工具の塗り分けとか、小物付け。
その次は、修行中で上達していないフィルターやウエザリング。
お人形は最後ですね。

今日は釣りビジョン無料放送の日か。


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バカでしょう 109Kの4

2017年12月02日 | Bf109K4

キットのできが優秀なのですいすい進む、ハセガワ1/48のBF109K4。
今日のお題は、いくらキットが優秀でも、作り手がバカだとどうしようもないというお話。

前回、マスキングの糊に反応頂いたので、もう少しおしゃべりを。
これがその糊。

こいつを切り抜いた原寸の塗り分け図の裏に、次の画像のようにエッジよりも内側に塗って貼ってマスクし、吹きます。
紙の裏側まで、少々吹き込んでいるがわかりますか?
この吹き込みのおかげで、塗り分けの境界がくっきりせずに、ボケることになります。
更に境界を大きくボカしたい場合は、当社ではフリーハンドで吹いてしまいます。


ここまでは、大成功で初のノーミス完成だ!と思ってたんですねえ。

国籍マークはマスキングテープに直印刷したのを切り抜いて、手描き(吹き)にします。
暗めの迷彩の上から白色のオーバースプレーなので、ガイアの白サフとクレオスのGXクールホワイトという隠ぺい力重視の塗料と、真っ白を避けるためにクレオスのグランプリホワイトの3色混色にしました。
こういう混色をした場合は、塗料の破片などが入る場合があるので、フィルターで濾して使っています。
hisotaの常用エアブラシは2本で、サフとメタリック用に0.3mm、その他の普通の色は車でも飛行機でも全部0.2mmで吹きます。

0.2mmは詰まりやすいと聞きますので、念のため。

フィルターと言っても、プロの塗装屋さんが使っている吉野紙という和紙です。
5cm角くらいに切ったものを、三角に2回折って、カップを漏斗にして使います。
前の会社の時に、出入りしていた塗装屋さんに「吉野紙って使ってる?」聞いたら、「ホレ!」とひと掴みくれました。
それをこんなに小さく切って使っているので、まだあります。

万年皿からブラシのカップに移すときに、こうやって濾すだけです。
気分的なものかもしれませんけど。
これをやって詰まったことはありません。
まあ、もともと塗料をかなり薄めに希釈して使うので、つまらないとは思うのですが。

吉野紙で思い出しました。
hisotaが20数年前に、プラモに出戻ったきっかけは、飛行機モデラーの黒須吉人さんの著書を会社の同僚から借りたことでした。
黒須氏は、非常に神経質で丁寧な作り方をされる方で、塗料は3倍以上に薄めて何度も重ねるとか、塗料は吉野紙で濾して使うとか、スジ彫りや、ホコリのこと等々、hisotaが今も実践していることは、その本で影響を受け、教わったことが非常に多いです。
今回、氏の名前をググってみたら、数年前に亡くなられたようですね。
一時期、ゼロ戦飴色説が流行った頃、いろいろ話題になっていましたが、それもずいぶん昔の話になりました。
ご冥福をお祈りします。
こうやって、影響を受けているおバカがいることを、草葉の陰で見ていてくれるでしょうか。

それで、本題のおバカです。
主翼下面の黒い国籍マークは裏返さなきゃわかんないので、古いデカールでも十分。
主翼上と胴体の白を、上記のように吹きました。

胴体の迷彩は、国籍マークを取り囲むように塗り分けるので、先に国籍マークの位置を決めなくてはなりません。
まあまあかな思ったんですが。

じゃじゃーん。

左翼のマークの位置が、1スパン外側過ぎました。
こんな失敗初めて。
いい加減なhisotaでも、さすがにこれを見て見ぬふりは無理。
まったくバカじゃなかろか。
どう修正するか、シンナー風呂ドボンはしたくない。
綿棒&シンナーであらかた落として、#1500ペーパーで段差消して、部分修復するしかないですね。
RLM75もRLM83も胴体の迷彩でまた使うから、その時に左翼も修復しよう。

ノーミスへの道は遠いな。



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