心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

スパム事情あれこれ

2007-07-01 | Weblog
・なんと我が家の娘の名前で入るので、つい開けてしまう
・gooネールはすごい。s割の打率で排除。すごいねー。これで、無料なのだから申し訳ない。
絶対にお勧めです
・いつも同じセリフなので、おぼえちゃった。これくらいになると親しみが沸いてくるから不思議。
・日によって、男のみだらさが首をもたげて、ふらふらとなる時もある。あぶないねー。
そんな時をあるかと、こりもせず、送りつけてくるのだろうなー

ューマンエラーを事故につなげないために

2007-07-01 | ヒューマンエラー

リレー連載;
ヒューマンエラーを事故につなげないために
---心理安全工学序説
    筑波大学心理学系 海保博之

●連載にあたり  *****この項は活字を小さく****
 前半の7回の連載では、「心の管理不全」を鍵概念として、心を十全に管理できないために起こるヒューマンエラーに焦点をあてて、それを事故につなげないための方策を提案してみる。題して、心理安全工学序説。海保が一人で執筆する。
 後半の5回は、交通、医療、プラントなど業種別に、事故防止策の数々を心に焦点を当てて紹介していただく。それぞれの現場に詳しい5人の方々のリレー連載となる。

 前半7回の概要は次の通りである。
●第1回 心の管理不全と心理安全工学
 我々は自分で自分の頭の働きを知るメタ認知機能を持っている。そのおかげで、自分で自分の頭の働きを知り行動をコントロールできる。ただし、いつもそれが完璧に機能しているわけではない。その隙をつくかのようにして、事故が起こる。心の管理不全を、メタ認知機能の自己管理不全、およびメタ認知機能の外部管理不全との関係で考えてみる。
●第2回 知覚管理不全と心理安全工学 
 物を見たり聞いたりといった知覚機能はほとんど自動的に働いている。それだけに意識的に自己管理するのは難しい。しかし、見落とし、見誤り、といった知覚機能に由来する事故は少なくない。ここでは、人の知覚特性に配慮した外部の環境設計が重要となる。
●第3回 記憶管理不全と心理安全工学
 人は膨大な知識を記憶している。その知識の取り込み、記銘、保持、運用の不全がエラー、事故につながることがある。さらに、外からの知識管理の支援も忘れてはならない。頭の内外で知識が適切に管理されていないと、エラー、事故が発生する。
●第4回 思考管理不全と心理安全工学
 人間の最も高次の知的活動である思考には、コンピュータのような厳格で信頼性の高い側面もある一方では、独断、偏見、思い込みなどなど「高次」とはほど遠い側面もある。後者はとりわけ、エラー、事故に深く関係している。高次であるだけに、意識的な自己管理が可能な領域である。
●第5回 注意管理不全と心理安全工学
 注意不足とエラー、事故との関係はよく知られている。しかし、単なる注意の不足だけで事を済ましてしまっては事の本質を見逃すことになる。注意の特性を踏まえた注意管理の方策を、人と外部とを含めて考える必要がある。
●第6回 感情管理不全と心理安全工学 
 感情の管理は個人のプライバシーに踏み込むようなところがあるためか、タブー視されてきた。しかし、感情の不安定は、知的活動に微妙な影響を及ぼし、ひいてはエラー、事故にもつながる。扱いにくい領域ではあるが、エラー、事故防止に限定するなら、自己管理と外部管理の方策を考えることも許される。
●第7回 行為管理不全と心理安全工学
 認知活動は最終的には行為として実現される。しかし、認知と行為の間には微妙なズレがある。そのズレがエラー、事故につながる。
計画ー実行ー評価(PDS)の最適化が必要とされるところである。
*********************************************
****ここから本文。ポイントを一つ大きく****************
第1回 心の管理不全と心理安全工学

●心を管理する
 我々は自分で自分の心をある程度までは知ることができる。これを、認知についての認知ということで、メタ認知と呼ぶ。あたかも頭の中にもう一人の自分(ホモンクルス;頭の中の小人)がいて頭の中をのぞき込んでいるような図式である。

図 頭の中にもう一人の自分(ホモンクルス)がいる 別添

 心を管理するというとき、まず、このメタ認知機能の働きをきちんとおさえておく必要がある。
 メタ認知は、自分の認知機能を知る機能(自己モニタリング機能)
と、自分の認知機能を調整する機能(自己コントロール機能)とに大きく分かれる。
 自己モニタリング機能としては、次の3つがある。
  ・自分が何を知っていて何を知らないかを知る(知識)
    例 機械の構造は知らないが、どうすれば動かせるかは
      知っている
  ・自分は何ができて何ができないをを知る(能力)
    例 携帯電話をしながらの運転は自分にはできない
  ・自分が今どのように頭を働かせているかを知る(認知活動)
    例 やや集中力がにぶってきている
 自己コントロール機能としては、
  ・どのように頭を働かせればよいかを知る(方略選択)
    例 忘れてしまいそうなのでメモをしておこう
  ・認知活動を最適なものに調整する(調節)
    例 ここは大事なところなので集中しよう
 メタ認知のこうした機能が十全に働いていればエラーも起こりにくくなる。

●心の管理不全とは
 心の自己管理不全というときは、まずは、このメタ認知が十全な働きをしていないということがある。
 メタ認知が十全に働かないのは、一つにはメタ認知力が充分についていないからである。
 たとえば、幼児のメタ認知力は大人より低い。幼児に、「数字を何個くらい覚えられる」と聞くと、10個とか3個とか適当な数を言う。実際に記憶させてみると、4個くらいしか覚えられない。自分の記憶能力についてのメタ認知が充分にできていないからである。
 メタ認知も能力の一つなので、人によって高い低いがある。当然、メタ認知力が低いと、能力以上のことをしようとしてエラーが発生することになりがちである。
 メタ認知が十全に働かないもう一つのケースは、認知活動そのものに注意が集中してしまったり、逆に、心の機能全般が弱体化してしまったりで、メタ認知機能の働く余地がなくなってしまっているような状況のときである。
 たとえば、ゲームに熱中しているようなとき、あるいは、ぼんやりしているようなとき、自分の心をみつめる(内省する)ようなことはしない。当然、熱中しているときは大局を忘れるエラーが、また、ぼんやりしているときはうっかりミスが起こる。
 メタ認知にかかわる、こうした心の自己管理不全は、言うまでもなく本人自身の責任に帰せられる。しかし、そうした状態にさせた外部(組織、上司、仲間、環境など)の責任も問われなければならない。それもまた、人の心への配慮不足という点で、心の管理不全ということになる。

●心の外部管理不全
 「心の外部管理」という言い方は、土足で人の心に入り込むような印象を与えるので、あまり穏当ではないかもしれない。しかし、人の心に配慮した、エラーに強い作業環境の構築の大事さを訴えために、あえて使ってみた。
 心理安全工学の趣旨は、メタ認知はいつも十全に機能するわけではないという前提で、事故防止策を考えることである。
 メタ認知機能の強化策を考えることも一つの重要な柱であるが、それと同じくらい重要な柱として、メタ認知の働きを外部から支援したり、機能不全を事故につなげない外的な仕掛け---具体的には組織的な仕掛けと環境的な仕掛け---を考えることもある。
 この2本の柱が、バランスよく実行されている状況では、ヒューマンエラーが起こっても、それが事故に直結することはない。
 身近な具体例を挙げてみる。
 筆者は、交差点での右折車の指さし確認を実行している。これが、心(注意)の自己管理である。
 さらに、最近あちこちの交差点で見ることができるが、右折車レーンに特殊加工した塗料をはって車が目立つようしてある。これが、心の外部管理の一つである。目立つものには注意が自然に引かれるという注意の特性に配慮した環境設計だからである。

 以下、6回にわたり、こうした2つの観点からエラーを事故に直結させないための心理安全工学の話をしてみる。
 想定する読者としては、安全担当の管理や研修をしている方々である。したがって、「心の自己管理」の話も、作業現場で働く方々のそれをいかに支援するかというような形で展開することになる。

****本文134行 (図を含む) 14行オーバーだが、「連載にあたり」をポイントを小さくすれば入るか?



 

認知的体験 再掲

2007-07-01 | 心の体験的日記

●認知的体験「テニス倶楽部」06/9/16
ふらっといっても相手がいることは、3回に1回くらい。そんな時はサーブだけ売って20分くらいで帰ってくる。散歩に色をつけるくらいの気持ちであるが、なかなかこうした倶楽部の活用の仕方は難しい。グループを組んで練習をがっちりとやっている人々がいるが、そんな中には入れないし。
●認知的体験「本当に頭にくる;犬害」06/9/9海保
●認知的体験「車庫入れで車をこする」06/9/16
これまでにも何度かあった。しかし、ここにきてやや頻度が多い。買い換え時期だからいいや、という気持ちと、やはり運転技術が衰えてきているためかも。
できるだけ運転しないようにしているのも、ますます技術を劣化させることになるので、まずい。車をやめる決断もそろそろ射程に入りつつある感じがするが、車を止めたら、勤めも止めることになる。縮小人生をいかに少しずつ構築していくかが、これからの課題。

根気を長続きさせるコツ

2007-07-01 | 認知心理学

海保著「集中力を高めるトレーニング」あさ出版
1章 根気を長続きさせるコツ



●根気力自己チェック

それぞれの項目について、
  自分によくあてはまる時は--->3
  どちらとも言えない時は----->1
  自分にはあてはまらない時は->0

( )がんばりがきく
( )落ちつきがある
( )即決しない
( )つかれを感じない
( )同じことを続けてもあきない

( )まじめな方である
( )気分のムラはあまりない
( )あきらめるのが嫌い
( )じっくり考える
( )何事もマイペースでやる

診断の目安
 合計点が11点以上なら、根気がある方です。
*******

1 急激な変化をしない環境を用意する

 人が何かをする時には、それなりの環境を整えなくてはならない。
勉強を長続きさせたい、仕事を長時間続けたいときにも、やはりそれなりの環境をきちんと用意する必要がある。
 さて、集中カを長時間持続させたい時の環境作りのポイントは、当り前過ぎることであるが、仕事や勉強を「妨げない」環境作りである。
 もちろん、猛烈な騒音が飛びこんでくる部屋で勉強することや、子供が出入りしたり、用事を頼まれたりすることが、集中力の持続に悪いことは誰でも知っている。
 実は、この他に意外に気がつかないものがある。それは、「急激な変化をする」環境である。
 騒音量そのものはかなり高くとも、それが絶えまなく聞こえているなら、それほど気にはならない。そこに、突然、救急車の音が入ってきたらどうであろうか。そちらのほうに注意をとられてしまうはずである。
「急激な変化をしない環境」とは、別の言い方をすれば、いつも同じ事が起こっていて、何かそれまでとは違ったことが突然起こったりしないような環境である。
 これには二種類ある。
 一つは、「静かな」環境である。たとえば、深夜や早朝の一人部屋、山のなかの別荘などであり、全体的に刺激の少ない環境である。せいぜい鳥のさえずりかクーラー音がするくらいの環境である。これなら、仮に少しくらいの変化があっても集中の妨げにはならない。
 もう一つは、「いつも同じ事が起こっている」環境である。たとえば、ラジオが聞こえていて人が出入りしている居間で勉強しているような時でもさえも、それがいつもの日常であれば、集中できる。
 変化さえもが同じように起っているなら、気をちらさないで済むということである。こフィルター効果もある。


身体、不調なのかなー

2007-07-01 | 心の体験的日記
前日、夜7時就寝
朝5時まで熟睡
新聞読んで食事をして、
また居間で、断続的に昼まで昼寝

外食して買い物して帰宅して、これを書いている
心身、とくにどうということはないが、
これほど寝られると、かえって不安