心の風景 認知的体験

癌闘病記
認知的体験
わかりやすい表現
ヒューマンエラー、安全
ポジティブマインド
大学教育
老人心理

飲酒運転

2007-07-11 | 心の体験的日記

●認知的体験「飲酒運転」06/9/14海保
またまたという感じの痛ましい事故が起こってしまった。関連して日頃から不思議に思っていたこと。
?レストランなどで昼食を取っていると、全員でビールを美味そうに飲んでいる光景が当たり前になっている。自分だって飲みたい。でも我慢をしているのだ!!。飲食店にとって、ビールは収益の頭なのだろうなー
?飲屋街の駐車場が車で一杯。
?その近辺で違反チェックをすればよいのに、あえて大通りで検問をやっている警察もどうかしている。
?酒気を関知するとエンジンがかからない車が開発されたとのこと。でも、きっとそれがゆえに買わない人が多いだろうなー。
?厳罰が事故かくし、ひき逃げを生むのは、はっきりと統計に出ているのが、憎い。
?なぜ、公務員だと格別批判が強いのか。公務員は人民の見本、手本だから。まさかねー!! 
「参考」
気持ち動転時に人はどうする
気持ちが動転しているときには、我々はどのような思考と行動をするのであろうか。
第1次評価とは、気持ちが動転したその瞬間に頭の中で自動的に発生する最小かつ高速の情報処理(評価)である。ここで注目されるのは、その情報処理が、自分の利害関心に関係しているかどうかを主な目的にしているところである。そして、この評価は、おおむね妥当なものである。

第2次評価とは、気持ちがやや落ち着いてきた後におこなわれる情報処理である。ここで、状況改善の可能性、責任の所在、将来どうなるかが慎重に判断される。
相手に大怪我をさせてしまった交通事故を例にとれば、状況改善の見通しがなく、責任が脇見運転による自分にあることは明白で、もしかすると職を失う可能性もある、というような評価を下し、それに対応するネガティブな情動を強く体験する。ただし、この段階での評価は、熟慮的ではあるが、情動主導なので、しばしば、状況評価が限定的で論理性に欠ける。注4***(海保博之)


キャリアアップのための発想術

2007-07-11 | 認知心理学
02/5/31 海保 培風館

「頭を柔らかく」
頭脳マッサージ法
ビジネスマンのための心理学
ビジネス・サイコロジー

シリーズ
頭脳パワーアップ
セルフ・インサイト サイコ・コンシャス サイコパワーアップ
マインドパワーアップ

ビジネスマンのための
頭脳ビジネス心理学
頭脳管理心理学

海保博之・松尾太加志 共著

培風館

●日程
調整のための1次締切り 9月9日
原稿締切り 2002年10月10日
刊行 2003年3月

●対象読者 
三十代後半から40代 
頭の働きの限界がわかり、新たな仕事のために
有効な頭脳管理を求めているビジネスマン
心理学の知識は常識程度には持っている

●ねらい
・ビジネスマンが仕事のさまざまな場面で、柔軟なかつ独創的な発想や頭の使い方ができるようになるためのヒントを提供する
・さらに、上司、仲間、部下との対人関係の中でどのように頭を使ったら良いか、あるいは使わせたらよいかを考えるヒントを提供する

●題材
日常的な頭脳管理に有効なキーワードを40個程度選び、認知心理学の立場から、こうすればより有効な頭脳管理ができるという提言をする。

●記述スタイル
1ワード単位で
各4頁 解説3頁 図表2ー3枚を1頁にまとめる
図表は、それだけで完結してわかるように、解説も詳しく入れる
1頁は720字(40字x18行) 3頁で2160字

●項目数
 40ー50項目 全体200頁程度
海保・松尾「キャリアアップのための発想術」培風館
**********************************
1章 企画を創発的に
 発想
 思い込み 済み
 温かい知 済み
 勘    済み
 マクロとミクロ 済み
 予測      済み
 ステレオタイプ 済み
 物語化 *
 連想 済み
 潜在効果 済み
 模倣 済み

2章 会議・プレゼンを効果的に
 説明力 済み
 説得*
 集団思考*
 文書作成*
 パワーポイント*

3章 知的実務を効率的に
 熟達*
 メタ認知 済み
 暗黙知と形式知*
 注意集中 済み
 活性化 済み
 具体と抽象 済み
 失敗文化 済み
   ヒューマンエラー*
 自己モニタリング*
 マニュアル 済み
 ワープロ 済み

4章 対人関係を円滑に
 コミュニケーション
 文系と理系 済み
 知的個性
 共同知
 異種混合
 
 会話 済み

5章 休息・遊びでリフレッシュを
 潜在意識
 緊張と弛緩* 
 熱中*
 心のケア

書くものがなくなった

2007-07-11 | Weblog
連載ものは、最終回まで書いて終わった
単発物も2本が、終わった。いずれも締切はまだ
なので、コンピュータの中に温めてある。

しばらく、読書ができそう。
期末試験と採点がすむと夏休み、
といいたいところだが、入試がほぼ、1週間に一度くらいある。

それにしても、65歳からの学者生活はどうしたら
よいのか。新しいことを生み出す頭脳はもはやない。
何か、歴史的なことを一つのテーマに限定してやってみようかとおもうが、気力がねー。
暇な時間は、盛大に遊ぶかなー。

頭脳管理心理学

2007-07-11 | 認知心理学
02/4/19 海保


海保博之 松尾太加志[キャリアーアップのための発想術」培風館
*************************
はじめに

●頭脳を有効活用する
 ビジネスマンを取り巻く環境が厳しさを増している。
 今まで以上に、頭を有効に活用して、競争に打ち勝つことが求められている。
 頭脳管理とは、「使っていない頭脳資源を使えるようにすること」、
「使ってはいてもその使い方が下手だったものを上手に使えるようにすること」につきる。
 頭を目一杯使っているようであっても、実は使い残しや稚拙な使い方をしているということが多い。
 本書では、ビジネスマンの仕事のさまざまな場面を想定して、どのように頭を使うと効果的かを、認知心理学の立場から提案してみる。
 認知心理学とは、頭の働きを研究している心理学の1分野である、そこには、頭脳資源の有効活用を考えるヒントが豊富にある。
 40個のキーワードを抽出して、絵や図解を多用して平易に話を展開してみたい。
 
●本書の構成と読み方
 ビジネスマンの生活を、仕事を中心に、「企画」「会議・プレセンテーション」「知的実務(デスクワーク)」「対人関係」「休息・遊び」の5分野に分けてみた。
 それぞれの分野で鍵となる用語を数個程度抽出して、頭脳の自己管理のヒントを提案してみる。
 どの章、どの項目から読んでいただいても良い。
 まずは、自分の気になる用語を見つけて拾い読みをしていただく。
 あとは、本棚から時折引き出してその時々に気になる用語を見つけていただき、10分間読書をしていただくことになる。

●読んでほしい方々
 読者のターゲットとしては、30代後半から40代のビジネスマンである。
 やや特異な年代に絞ったのは、30代後半は、現場離れの時期である。それまでは、仕事をしゃにむにやってきたが、それを部下にまかせて自分は管理的な仕事に軸足を移す時期である。
 頭の使い方も変えざるをえない。それまでの頭の使い方を振り返り、新たな仕事に立ち向かえるように、頭脳使い方の切り替えが必要になっている。
 本書は、そんな方々を支援することをねらったものである。

2002年10月10日 海保博之

感情管理不全とヒューマンエラー

2007-07-11 | ヒューマンエラー
2233333444445555566666
30字 117行
01/12/8 海保[ミスに強くなる」
「安全と健康」中央労働災害防止協会
リレー連載;
ヒューマンエラー防止学
   海保博之 筑波大学「心理学系」
   第6回 感情管理不全と心理安全工学

●はじめに
 感情の不安定は、注意を経由して認知活動に微妙な影響を及ぼし、ひいてはエラー、事故を引き起こすことになる。感情は一番触れられたくないプライバシーの領域なので扱いにくいところがあるが、エラー、事故防止に限定するなら、その自己管理だけでなく、外部管理の方策を考えることもあってよい。

●注意を管理するには感情から----注意と感情の一体管理支援
 気分がのらないときは仕事もしたくない、考えるのも面倒。こんなときは、エラー、事故も起こりやすい。
 一方、うれしいこと、楽しいことがあるときは、仕事も順調、頭も身体もスムーズに動く。
 このように、感情が行為や認知に密接に関係していることは経験的にはよく知られている。
 その関係の仕方は、「感情--->注意--->行為/認知」という間接的な形をとっているらしい。
 となると、前回、取り上げた注意管理不全も、感情管理にまで配慮しないと十分とは言えないことになる。
 そこで、ここでは、エラー、事故との関連で、感情管理の問題を考えてみる。

●過ぎたるはなお及ばざるが如し----強感情低減支援
 感情には強弱がある。
 うれしくてうれしくて舞い上がってしまうこともある。逆に、悲しみのどん底に落ち込んでしまうこともある。さらに、びっくり仰天ということもある。
 快をもたらすポジティブ感情しても、不快をもたらすネガティブ感情にしても、感情があまりに強すぎると、感情そのものに注意がとらわれてしまい、仕事のほうがおろそかに(注意不足に)なってしまう。
 冠婚葬祭への往復での悲惨な交通事故を時折見聞きするが、こんなところにも原因の一端があるかもしれない。
 強感情状態のときは、仕事の現場から一時的に離れさせるのがよい。強い感情状態はそれほど長くは続かない。

図1 感情状態さまざま  別添
 
●やる気を高める---モラール向上支援
 集団の中でのメンバーのやる気をモラールという。
 モラールが高ければ、気持ちよく仕事ができて、しかも、遂行レベルも高い。さらに、エラー、事故も減る。
 モラールを高める方策は次の4つ。
 ・仕事の目標設定に参加できる
 ・自分の役割がわかる
 ・仕事に使命感が持てる
 ・仕事の進捗に自分が貢献している感覚(自己効力感)を持てる
 ただ、高すぎるモラール---日本の組織は集団としてのまとまり(
凝集性)が高いので、そうなりがちなのだが---も、注意の過剰集中と似て、状況の変化や目標の吟味に必要な複眼的な視点を取らせなくなることもある。
 日常の仕事をするチームや組織は、戦闘する軍隊とは違う。適度かつ良質のモラールこそふさわしい。

●ストレスをやわらげる----ストレス緩和支援
 ストレスとは、弱いネガティブ感情が持続する状態である。善玉と悪玉とがあるのでやっかいものである。
 善玉ストレスは、仕事には好ましい影響をもたす。エラー、事故を起こす可能性も低まる。合格できないかもしれない不安感は、勉強へ駆り立てる。
 これも、しかし、善玉ではあっても、ストレスであることに変わりはない。あまりに強かったり長期間続くと心がやられる。休息管理が必要である。
 悪玉ストレスは、エラー、事故の発生にもろに関係する。
 仕事に注がれるべき注意が、ストレスの原因やストレス状態(不快な感情状態)のほうにとられてしまうからである。
 家庭や個人的な対人関係などプライベートなところに原因があるストレスも、仕事に関連したところに原因があるストレスも、隠しておきたい気持ちがあるので、対処には慎重さが必要である。
 心の健康自己チェックリストなどによる自己診断の機会を定期的に提供して自覚を促すのがとりあえずの方策としては、効果的である。
 さらに、カウンセリングの制度、あるいは、管理者にカウンセリング・マインドを身につけてもらうこともあってよい。最近、ようやくその大切さが広く認識されつつあり、カウンセラーの養成も急ピッチである。多いに活用したいものである。
 なお、エラー、事故をおかしてしまった人のストレスにも配慮しなければならない。後悔し、自責の念にかられ、無能感にさいなまれ、仕事への不安感も高まる。ここでも、カウンセリングが必要となる。

●感情状態を自覚する----感情自覚支援
 やや大げさな言い方になるが、感情は生き残りのためのセンサー的な役割を担っている。
 危ないものがあれば、恐怖感からとっさに逃げる。自分に快を与えてくれるものがあれば、幸福感から接近する。
 したがって、感情のおもむくままに行動することは、当座の生き残り戦略としては有効である。
 ということは、感情状態を知ることで、今の環境が生き残るのにふさわしいかどうかがわることにもなる。
 図に示すように、感情は、顔、行動、生理の3つの領域で独特の表出をする。
 外から感情状態を知るには、顔の表情と行動が手がかりになる。 みずから知るには、生理状態が有力な手がかりになるが、鏡を使えば、表情も自分で見ることができる。ある職場で、大きな鏡が入り口にあったのも、そんな鏡の効果をねらってかも。

図2 基本感情とその表出 別添

 感情を知るもう一つの有効な方策がある。それは、メタ認知を使うことである。
 感情状態はメタ認知ができる。そして、その状態を言葉として表現することもできる。
 そして、自分の感情状態を言葉で表現できれば、あるいは表現しようと努力するだけでも---感情の知性化---、感情が穏やかになる。
感情の自己管理はまず感情の自覚にありである。
 その一助にもなればと思い、感情を表現する語彙を表1に挙げておく。

表1 感情を表現する言葉の数々 別添 
   *****文字サイズを小さくするえば掲載と思いますが、いかが     でしょうか?

●使いやすさと事故防止とデザイン性

2007-07-11 | 安全、安心、

●使いやすさと事故防止とデザイン性
 「直角」を例にとって、建物物におけるエラー、事故について考えてみた。「直角」以外にも、ドアーやトイレなどにも、エラー、事故の種はたくさんある。
 しかも、公共建築などでは、それを利用するかなりの人が、はじめてのことが多い。慣れによるエラー、事故回避を期待できないだけに、エラー、事故防止には格段の配慮が必要である。(もっとも、慣れてしまったがゆえのエラー、事故もあるので、やっかいであるが。)
 建物に限らないが、人工物の設計の基本的な観点には、使いやすさと事故防止とデザイン性の3つがある。


* 図3 パワーポイント


 この3つがうまく調和がとれていればよいのだが、しばしば葛藤を起こしてしまうことがある。
 ある高名な建築家が設計した会議場でトイレが少なくて困っているという話、あるいは、教室間の移動がしにくくて困っている大学の建築物の話を聞いたことがある。自分でも、有名デパートの寿司屋、美容院の入口での段差でつまずいてしまったこともあった。
 建築家がどのような考えで設計図を描くのか知るよしもないが、少なくとも、奇をてらうかのごときデザインを競うのはやめにしてほしいものである。図3が逆三角形になっているのは、そのことを訴えたいためである。

認知発達

2007-07-11 | 認知心理学

◆認知発達(cognitive development)〔1991年版 心理学〕
認知機能は誕生の瞬間から、生得的に組み込まれた機構を使って、活動を開始する。光りに眼球は反応するし、動く物体を追視することもできる。生後2カ月くらいで、すでに意味のある絵のほうをよく見る傾向を示す。環境から膨大な情報を取り込んで、知識として長期記憶に貯蔵していく。これが初期学習である。しかし、なんらかの理由で、しかるべき時期に、生得的な機構を開発する環境刺激が与えられないと、後の認知発達に障害が起こる。この時期を臨界期と呼ぶ。言語習得の臨界期は2歳くらいまでとされている。
一定量の知識が貯蔵されると、その知識を最大限に活用して、さらに学習が進む。J・ピアジェは、この過程を同化と調節ということばでモデル化している。
同化とは、与えられた情報を貯蔵されている知識のなかに取り込むこと、調節とは、貯蔵されている知識の更新・変更によって情報を取り込むことである。
同化できる情報のときは「よくわかる」、調節を促す情報のときは「はてな」という主観的な体験をもたらす。同化と調節がほどよく行われているとき、知的に適応しているという。

短期記憶、長期記憶

2007-07-11 | 認知心理学

◆短期記憶/長期記憶(short‐term memory/long‐term memory)〔1991年版 心理学〕
 人間における知の働きを、コンピュータの情報処理過程になぞらえてモデル化したもの(情報処理心理学)が、1970年代から使われてきた。それが、短期記憶と長期記憶の存在を仮定した二貯蔵庫モデルである。
 短期記憶は、入力された情報をたかだか20秒程度の間、保存しておくところである。長期記憶は、短期記憶で一定の処理をされた情報を、知識として長期間にわたり保存しておくところである。それぞれの処理特性を、さらに概観してみる。
 短期記憶は、そこに貯蔵しておくことのできる情報の容量にも限界がある。その上限として、7±2(magical number seven plus minus two)が知られている。短期記憶では、入力された情報をリハーサルしながら、長期記憶に貯蔵されている知識を使って、処理目的にふさわしい符号化を行う。これによって、長期記憶内の知識もまた更新される。

長期記憶では、短期記憶で処理された情報を、既存の知識のなかに取り込み、長期間にわたり保存する。

そこから、必要に応じて情報は、検索され短期記憶に転送される。保存容量は、ほとんど無限と考えられている。忘却が起こるのは、情報が消失してしまったからではなく、検索手がかりの不足やストレスなどのために、検索に失敗したからと考えられている(検索失敗説)。

見えない雨

2007-07-11 | 心の体験的日記
テニスをする日
外をみると、なんとかできそう
着替えて外に出るとわずかにふっていて諦める
昼食後、いつもの散歩にと思って外をみると、
なんとか雨もやんでいそう。
靴と帽子をかぶり、外へ
わずかだが、ふっていてだめ

どうせなら、見えるほどに降ってくれ!!