心の風景 認知的体験

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古い海保の業績 

2007-07-10 | Weblog
つくば????より

発行日 タイトル 著者
●Mar-1989 日本語表記行動についての研究(2) : その情報処理過程をめぐって 海保,博之; 出口,毅; Kaiho, Hiroyuki; Deguchi, Takeshi; カイホ,ヒロユキ; デグチ,タケシ
●30-Mar-1991 認知エキスパートの情報処理特性 比留間,太白; 海保,博之; Hiruma, Futoshi; Kaiho, Hiroyuki; ヒルマ,フトシ; カイホ,ヒロユキ; 筑波大学心理学研究科; 筑波大学心理学系; Institute of Psychology, University of Tsukuba
●28-Feb-1991 全体的処理方略をめぐる諸問題 海保,博之; 出口,毅; Kaiho, Hiroyuki; Deguchi, Takeshi; カイホ,ヒロユキ; デグチ,タケシ; 筑波大学心理学系; 筑波大学心理学研究科; Institute of Psychology, University of Tsukuba
●19-Oct-2006 「名詞+助詞+動詞」型短文の自由再生実験 海保, 博之; Kaiho, Hiroyuki; カイホ, ヒロユキ; 筑波大学心理学系; Institute of Psychology The University of Tsukuba
●19-Oct-2006 片仮名文字の構造特性の計測をめぐって 海保, 博之; Kaiho, Hiroyuki; カイホ, ヒロユキ; 筑波大学心理学系; Institute of Psychology The University of Tsukuba
●19-Oct-2006 片仮名文字の構造特性の数量的記述について 海保, 博之; Kaiho, Hiroyuki; カイホ, ヒロユキ; 筑波大学心理学系; Institute of Psychology The University of Tsukuba
●19-Oct-2006 記憶データベースの形成に及ぼす検索経験の効果 : 文献展望 海保, 博之; Kaiho, Hiroyuki; カイホ, ヒロユキ; 筑波大学心理学系; Institute of Psychology, University of Tsukuba
1985 文字認識過程の精神物理学的解析 海保, 博之; Kaiho, Hiroyuki; カイホ, ヒロユキ
●Mar-1989 自由放出法による外国人の漢字知識の分析 加納,千惠子; 清水,百合; 竹中,弘子; 阿久津,智; 石井,恵理子; 海保,博之; 出口,毅; Kanou, Tieko; Simisu, Yuri; Takenaka, Hiroko; Akutu, Satoru; Isii, Eriko; Kaiho, Hiroyuki; Tekuti, Takesi; カノウ,チエコ; シミズ,ユリ; タケナカ,ヒロコ; アクツ,サトル; イシイ,エリコ; カイホ,ヒロユキ; デグチ,タケシ
●15-Mar-1996 検索経験による知識の変容について 高橋,晃; 海保,博之; Takahashi, Akira; Kaiho, Hiroyuki; タカハシ,アキラ; カイホ,ヒロユキ; 筑波大学心理学研究科; 筑波大学心理学系; University of Tsukuba; Institute of Psychology, University of Tsukuba

交通ヒヤリハット 再掲

2007-07-10 | 安全、安心、
○認知的体験04/12・2海保
「交通ヒヤリハット;あやうく信号無視」
左側の歩道を自転車が走っている。左折しなければならない。自転車より先に左折するか、あとから左折するか考えていたため、目の前の信号が赤になったのに気がつかなかった。スピードがでていなかったので、事なきをえた。
「目の前に注意を集中するのが鉄則」
「左折右折はゆっくり。原則、いったん停止」

今日の名言

2007-07-10 | わかりやすい表現
人間は、生まれてから死ぬまで、安全基地から
近くへ遠くへといろいろの場所へ出て行ける状況
にあるときが一番幸せだ(ボウルビー)

パートナーが、安全基地と安全な港として心強い
存在であればあるほど、人間は外の世界に立ち向かう
意欲をもつことができる。(ゴールマン)

わかりやすさ

2007-07-10 | わかりやすい表現

わかりやすさは、伝えたい情報を相手の頭の中にある知識にどれほど簡単に取り込んでもらえるかによって決まってきます。
ここで、「簡単に」の意味は、一つは、情報を処理しやすいこと、もう一つは、相手のすでに持っている知識に関連づけられることです。
指針2「メリハリ表現」は前者を支援するためのもの、指針1「全体—部分の関係」と「相手の知識に配慮を」はともに後者を支援するためのものです。

私語について

2007-07-10 | Weblog
07・7・9海保博之
私語をめぐって
第1 1年目のものすごい体験から
? 学級崩壊とはこのことか!!
福祉心理学研究法 必修 70名 火曜日3間目
すべての悪条件が重なった授業
・ 私語の多さ
・ 出席とると退出
・ 飲食、ガム
・ 携帯電話
? 2年目はどうしたか
・ パワーポイントで写したものをノートに
注 自筆のノートは試験持込か可
・ 徹底したマイクロ・プラクティス(小実習)

第2 私語の心理学的研究のいくつか
その1「大學生の日常行動に対する許容意識」(石垣尚男、愛知工業大学研究報告)
? 18歳から22歳の大学生639名 (男291名 女348名)
? 自他の行動について、許容するか否かを尋ねた。
? 結果(許容する割合) 男   女
・ 私語 29% 22%
・ 教室で帽子をかぶる 34 36
・ 授業中のメール46 41  注 メール私語
・ 授業中の飲み物43 53

その2 新堀通也著「私語研究序説―現代教育への警鐘――」
? 公的な場におけるおしゃべりの横行
背景には、「公私のけじめ感覚の崩壊」「ながら視聴の一般化」
? 学生側があげる私語の多い理由
・ 私語はストレスの解消
・ そこでしかあえない友人とのコミュニケーションの場
・ 私語をしても大切なことは聞いている
・ 他人と一緒にいれば、会話するのが自然。一方的な講義を聴かされるほうが異常
・ 授業がわからない、おもしいろくないことへの抗議

◆認知的複雑性

2007-07-10 | 認知心理学
◆認知的複雑性(cognitive complexity)
人や社会的事象の認知は、見方によってまったく異なった様相を呈する。思い込み、偏見、ステレオタイプは単一の見方に固着したときに起こる。これに対して、同時にいくつかの見方をすることで、認知の妥当性を高めることができる。このような認知のできる人を認知的複雑性の高い人という。


要求水準をコントロールする

2007-07-10 | 教育

9  要求水準をコントロールする

 人は誰しも何かをする時に、どこまで自分でやれるか、やりたいかをあらかじめ決めている。
 こうした自分自身で設定した要求水準をめざして、我々は根気強くがんばる。そしてがんばった結果として、当初設定した要求水準に到達できれば満足するし、到達できなければ不満を感ずる。そこで、この要求水準をコントロールすることを少し考えてみよう。
 まず、時間的な問題、つまり、いつまでにその要求水準を達成するかである。
 要求水準がささいなものであれば、それは明日でもよいし、ライフ・ワークにかかわることであれば、それは一〇年、二〇年先に設定することになる。しかし、二〇年先の壮大な要求水準だけでは、並の人間では、それを目指してとてもがんばれない。逆に、いつも明日の要求水準だけしか考えられないのでは、大きく成長はできない。
 大きな要求水準のもとで小さい要求水準が一日、一週間、一か月の単位で設定できるのが理想である。将来、飛行機のパイロットになりたいなら航空大学校に入りたい、学校に入るためには数学と理科ができるようにしたい、1学期の試験で Aをとろう、となるのが理想である。
 次に、要求の「水準」の問題である。
 高ければ高いほどよいと思いがちであるが、必ずしもそうではない。自分のカではとうてい及ばないレベルに要求水準をいつも設定してしまうと、それに到達できなければ自分に自信をなくしてしまう。いつも失敗ばかりと、みずから頭をかかえることになる。これが続くと仕事や勉強への意欲が減退して、自分は無能であるという感覚に陥ってしまい、挙げくの果てに、要求水準さえ持とうとしなくなる。
 要求の「水準」は、自分の力量との関係で決めなければならない。七〇点が、山田さんにとっては適当な要求水準であっても、鈴木さんにとっては高過ぎるかもしれない。自分の実力でできるかできないか五分五分くらいのところに置けば一番良いのであるが、この判断はなかなかむずかしい。そこで周囲の人、たとえば、親、教師、上司のアドバイスをもらうのも一法である。
 あるいは、仕事の最初は低めに、次第に高めに設定するのも一つのコツである。低く設定すれば、成功する可能性も高まる。最初の成功が次の成功への確信となる。自分は有能なのだという感覚が持てればしめたものである。
 さらに、要求水準をよく目につくところ掲げておく。これをしておかないと、自分をごまかしてしまったり、仕事や勉強の結果が出たときに成功、失敗の収支の決算ができなくなってしまうからである。