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いつもの時間より1時間遅くなると

2007-07-19 | 心の体験的日記
今朝は、7時50分に家を出た
いつもより1時間遅い
朝の風景がまったく違う
・小学生が色とりどりの服装で集団登校
・車の渋滞がまったくなかった
・大学につくと、いつも駐車場所に別の車が
などなど

温かい認知

2007-07-19 | 認知心理学

● 温かい認知の日常
 心理学の研究領域における温かい認知現象の取り上げられ方は、前述したように、それほど盛んだったとはいえない。その理由は、温かい認知の前述の4つの特性が深くかかわっている。
一方、日常場面での温かい認知現象は数え切れないくらいある。そのいくつかを列挙して簡単に紹介しておく。心理学の対象としてある程度、研究の進んでいる現象については、本書の関連箇所を参照されたい。
1) 感覚・知覚領域
・ 色彩の感情価 赤は暖色、青は寒色
・ 協和音と不協和音
2) 記憶・思考
・ポリアンナ原理 楽しいことは再生されやすい
・注意 興味関心のあることには自然に注意が向く
3) 社会的判断
・ 偏見 ネガティブな個人的な体験は固定的な見方を生む

4)教育
・動機づけ 好きなことは学習効果が挙がる


行動経済学

2007-07-19 | 認知心理学

● 行動経済学(behavioral economics)
経済活動もまぎれもなく人間が深く関与する社会的な活動である。したがって、そこに人々の心が反映されるのも当然である。しかし、これまでの標準的な経済学では、人々の心は、計算合理的で自己の利益の最大化をはかる存在として仮定されて、モデルに組み込まれていた(実際は排除されていたとうほうがふさわしい扱いであった)。しかし、認知科学、認知心理学の影響もあり、人の心の「非合理的」な面の研究が進み、経済活動もそうした人の心の特性を組み込んだモデル化をしないと現実的なものになりえないことの認識が支配的になり、1978年にノーベル賞を受けたH.サイモン、およびノーベル賞の受賞は2002年と遅れたもののD.カーネマンとA.トヴエルスキーの「プロスペクト理論」(――>)の影響もあり、1980年頃から研究が活発になった。
なお、領域や立場は微妙に異なるが、行動ファイナンス(finance),経済心理学(economic psychology)という言葉も使われる。


心理工学

2007-07-19 | 認知心理学

●心理学が役立つ
 最近は研究に膨大な税金が使われるようになってきた。我々にとってなじみの深い科学研究費は、1000億円の大台をすでに突破した。道路や福祉についで、第3公共投資となりそうな勢いである。
 心理学の研究にも、当然、それ相応の額が配分されるようになってきた。こうなると、「私の研究は趣味でやっています」と言ってのんびりと構えてばかりもいられなくなってきた。自分の研究のなにがどのように役立つかをアピールしなければ研究費が回ってこなくなる。
 そんなときの一つのキーワードに、心理工学がある。
 工学なら間違いなく何らかの役に立つと思ってもらえるはずだから、「-----への心理工学的アプローチ」とでもタイトルをつけておこうということになる。もっぱら、心の基礎研究者が考えることである。