心の風景 認知的体験

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心の見方

2007-07-23 | 認知心理学
07/7/16 海保博之
心の見方---
人は、なぜそんなことをするのかを考えることについて考える

第1 心ってどんなもの
第2 心の見方
第3 「なぜ」そうなのーー因果論的説明
第4 「そうしたいから」そうしたーー動機論的説明
第5 そうするようになっているーー進化論的説明

パスワード、パニック

2007-07-23 | 心の体験的日記
ATMの前にたったとたん、頭が真っ白
パスワードが思い出せない
なんとか入れてが、だめ
あれこれ繰り返したため、カード使用停止
取手の支店までいって再発行

ほとんどこの銀行から現金で降ろすことはしないので、
こういうことになる。
パスワードは、全部同じにしておく方がよいのかなー。

発覚と言う言葉

2007-07-23 | 心の体験的日記
中越地震で東電、67件のトラブル発覚
やみえ、ききあとの秘密交際の発覚

発覚とは、隠していた悪いことが明らかになることだと思う
東電は、かわいそうに、過去の事故隠しがあったので、こういうときにも発覚と言われてしまう
タレントの秘密交際は、発覚と言う言葉はふさわしくない。

パニック神話

2007-07-23 | 安全、安心、

◆パニック神話(panic myth)
災害発生の警報や予知が一般住民にパニックを引き起こすとする、もっぱらマスコミの世界での通説のこと。
しかし、パニックの発生はむしろ稀で、危険からの脱出可能性に関するきちんとした情報が提供されれば、整然とした対応ができることが、いくつかの事例で確認されている。
組織事故・違反

既視感 デジャビュ

2007-07-23 | 認知心理学


◆既視感/未視感(d#j# vu 仏/jamais vu 仏)〔心理学〕

記憶の誤りには、実際に起こったことを歪曲、潤色、加工する誤謬記憶と、実際には起こらなかったことが起こったかのように思い出す偽記憶(現実性識別の混乱ともいう)がある。既視感(デジャ・ブー)、未視感は、この偽記憶の典型例である。はじめての場所や光景を見たときに、かつて見たことがあるとの思いにとらわれるのが既視感(既知感ともいう)、その反対に、よく知っているのにはじめてと感じるのが未視感である。既視感については、現実の一部と長期記憶に貯蔵されているスキーマ(知識のまとまり)の一部との部分的な照合が、スキーマ全体を強く活性化したことによって起こったものと思われる。病的になると、精神分裂病者は妄想や空想虚言(願望を真実と思い込む)と区別がつかなくなる(→「短期記憶/長期記憶」)。

納期をアバウトにする文化

2007-07-23 | 心の体験的日記
ビジネスマンにとって、納期は命の次に大事
これが日本のビジネス界の文化ではないかと思う
ところが、学者、研究者の世界は、およそ、納期、締め切り無関係の文化が蔓延している
納期がきてから仕事をするなんて信じられないことも一般化している。

ビジネス世界も、もう少し、ゆったりと仕事をするために、
納期厳守を緩められないか

納期のために根をつめて仕事したばかりに鬱病に、事故に
というケースはかなり多いはず。
ゆったりと質の高い仕事をする文化が育ってほしいもの

税金の還付

2007-07-23 | 心の体験的日記
6月18日に還付の通知がきた
ふと気が付いて、銀行口座を探したが、それらしき振り込みがない
もしかしたら、あれは還付ではなく、加算税なのかも。
そう言えば、振り込み用紙が入っていた
でも、再度、書類を精査しても、還付としか読めない
還付という表現は、どこにもない!!

こりゃー電話で確認だなー
それにしても、庶民への通知は、なぜ、こんなにわかりにくい表現を
するのだろう。
また一つ、官僚不信になってしまう。
自分たちも、こうした問い合わせに時間をとられてしまうのになー
社会保険庁の第2,第3の候補はぞろぞろ、という感じ。
それに対して何もできないのが、はがゆい。

心を知りたい

2007-07-23 | 認知心理学

●自分の心の中を知りたい、そして、できれば、人の心の中も知りたいという気持ちは、誰にもある。そして、願わくば、自分の心も他人の心も自在にコントロールしたいと思う。そんな気持ちと思いが、人々を「心理学」へ駆り立てているのであろう。相変わらずの「心理学」ブームが続いている。
●人は誰しもが自分の心の動きを説明できる自分なりの「心理学」を持っている。これを素朴心理学と呼ぶ。3、4歳からその萌芽は見られる。もとより、素朴心理学は、学問としての心理学と同じものではない。個人個人の長年の体験を通じて作り上げられた思い込みや独善に満ち満ちているのが普通である。しかし、それだけに、素朴心理学は、人が日常生活を営む上で強力な力を発揮する。
●学問としての心理学は、その素朴心理学の思い込みや独善を取り払い、より普遍的なものへ、芳醇なものへと導く手助けをする。また、学問としての心理学は、その素朴心理学の内容を探ることによって、さらなる心の理論体系の構築をめざす。かくして、二つの「心理学」が交わるかのごとく、離れるかのごとく、世の中に存在し続けることになる。

裏紙を使うな!?

2007-07-23 | 心の体験的日記
昔の貧しいころの習慣で、裏が白い紙が捨てられない。
そう言えば「裏紙をつかうな!」という本があったなー。
時折、学生がレジメに裏紙を使う。
やはりどきっとするから、正式の紙としては、裏紙はまずいのかも。
裏紙はコピー用紙として使うと、時折、ひっかかってしまうので要注意

あれやこれや思うところがあるが、それでも家でも
研究室でも裏紙があふれている。

心理学用語「あ」

2007-07-23 | 認知心理学

◆アイドマ(AIDMA)の法則

広告宣伝を効果的なものにするには、「注意を引くこと(Attention)」「興味・関心・利益に訴える(Interest)」「欲求に訴える(Desire)」「記憶してもらう(Memory)」「買ってもらう(Action)」の五つの観点が大切となる。
◆愛着(attachment)

サルや人の新生児において観察される、母親とのもっぱら身体的接触を介して得られる情緒的一体感のこと。乳幼児期での、母子分離による施設などでの養育には、この点に十分な配慮をしないと、施設病(hospitalism)とよばれる発達障害の発生が懸念される。逆に、この時期の十分な愛着経験は、後々の安定した世界観の確立に寄与するとされている。


◆アージ理論(urge theory of emotion)

進化論的な立場から、感情を認知システム全体との関連でとらえようとした戸田正直によって提唱された理論。

アージとは、人間を有無を言わせず駆り立てる強い力の意で、人間は、野生のなかで生き残るために、次の4種類のアージを発展させてきた。食や性など基本的な欲求に対応する維持アージ、恐怖や不安など外界の脅威に対応する緊急事態アージ、認知的情報をつかさどる認知アージ、協力や援助など他人とのかかわりに関する社会関係アージ。それぞれのアージは、それを始動させる認知システム、内的活動と行動リストを有する。このうち、内的活動は、行動の準備活動としての身体活性化と、事態に対処する最適行動を選択するための集中的な情報処理とを行う。

戸田によれば、こうしたアージ・システムは、野生の欠如した文明環境下では適切に作動しないことが多く、そのことが、感情の非合理的、反知性的、破壊的側面を強調させることになっているとして、心のソフトウェアとしての感情の正当な位置づけを試みている。
● アハー体験(aha experience)
問題解決の過程で、突然、問題の見え方(表象)が変わり、解に到達できた時の「あーわかった(アハー)」という主観的な体験のこと。この体験を得るには、これに先行する解決のための試行錯誤の過程が必須であるが、その内容がどんなものであればアハー体験につながるかはわかっていない。

◆アフォーダンス(affordance)

自分で身体を動かせば、それによって見えてくる世界は変わってくる。そして、動くことによってはじめて利用できる環境的変数(不変項)がある。その不変項の直接知覚が、世界認識の基本となっているとして、J・J・ギブソンは、その子細な分析を行い、アフォーダンス(行為を引き出すもの)なる概念を提唱した。
 アフォーダンスの考えは、適切な行為を自然に(考えるまでもなく)誘うような人工物を設計するにはどうすればよいかについて、貴重なヒントを提供してくれる。


◆暗黙知(tacit knowledge)〔1991年版 心理学〕

自動車の構造や運転の仕方をいくらことばで説明されても、実際に運転できるようにはならない。何度も自ら運転してみて、どのように運転すればよいかを意識しなくなったとき(知識の手続き化)、はじめて熟達した運転手になったといえる。

哲学者(かつては化学者)M・ポラニーは、このように、人間は語ることができるより多くのことを知ることができる、という事実から出発して、暗黙知という概念を提唱した。この概念によって、「語ることのできない」非言語的な知識は、意味を求めて現実に対して働きかける個人的で、能動的な活動の結果として形成されることを、主張した。