03/9/8海保
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30字 20行 「解説」だけで600字 イラストを除いて
11回 徹底追及;ヒヤリハットの心理 事例
「気持ちが高ぶっているときは、気持ちを鎮めてから仕事をする」
事例 イラスト作成お願い
朝出掛けに、家で夫婦ゲンカしてかっかしたまま車の運転。あやうく事故。気持ちかっか、みれども見えず、自転車に直前まで気がつかず急ブレーキ
(車の運転をしながら、頭の中で妻をどなっているところに、自転車が走ってくるのをみて急ブレーキ)
「解説」
ケンカをすると、興奮します。今はやりの言葉を使うなら、気持ちがキレます。こうなると、自分で自分をコントロールすることもできなくなります。思わず暴力行為をしてしまうことさえあります。
それはそれでいろいろの問題がありますがーーー運転中の夫婦ゲンカは事故のもとなどなどーーー、今問題にしたいのは、そのあとのことです。ケンカしたあとの興奮状態のまま、車の運転など注意の集中を要求される仕事をするとミスが起こってしまうことです。
なぜなら、強い興奮状態は、注意を興奮状態そのもののほうに奪ってしまって、運転などの仕事のほうへの注意配分を減らすことになるからです。
ケンカによる興奮状態は、時間が立てば治まります。生死にかかわる状況ならともかく、普通の(?)夫婦ゲンカくらいなら、その興奮状態は10分と続きません。
したがって、その10分をじっと待って気持ちが静まってから、車の運転をすればよいのです。興奮していると、行動の水準も上がりますので、この「10分のじっと」が難しいのですが、トイレにかけ込む、机の整理をする、鏡を見るなど気持ちを落ち着かせる儀式を用意しておくのも一計です。
「類似ケース」***********
○課長に強く叱責され頭にきてしまった。そのあとすぐに計算の仕事をしたが、計算ミスばかりだった。
○作業の手順をめぐって言い合いになってしまった。気持ちが治まる間もなく仕事に入ったら、金槌で手を打ってしまった。
****本文 21行 イラストを除く33行目
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02/11/8海保
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30字 23行 700字 タイトル抜き、本文ののみ
11回 徹底追及 ヒヤリハットの心理 背景解説
「興奮しすぎたまま仕事をすると、なぜ危険なのですか」
「解説」
興奮状態が一概に危険につながるわけではありません。
適度の興奮は、仕事をする上では必要です。「活を入れる」のも、一定水準の興奮状態を作るためです。これによって、注意エネルギーを豊富に仕事に注げるようになりますから、仕事の量も質も上がります。
問題は、ケンカのような興奮のしすぎです。
興奮し過ぎると、注意エネルギーが、興奮そのもの(生理状態や行動など)、あるいは興奮を引き起こしたもの(ケンカの対象や理由など)のほうに多くとられてしまって、仕事のほうに注ぐ分がなくなってしまいます。かくして、注意が足りない状態で仕事をすることになり、ミスを発生することになります。
したがって、現場ではケンカまがいの強い叱責や争いは厳禁です。
どうしてもそのような状況になったら、治まってもすぐには仕事に入らせずに、現場からの一時的な離脱や休憩を強制的に入れるなどの配慮が必要です。興奮状態は時間とともに自然に低下してくるからです。
チェック「あなたの怒り度をはかる」***************
自分に「最もあてはまるときを”3”」「まったくあてはまらないときを”1”」として判定してください。
1)叱られるとすぐに頭にくるほうだ( )
2)怒るとすぐに声や表情に出る( )
3)喜怒哀楽がはげしいほうだ( )
4)怒ってしまったことを後悔することが多い( )
5)まがったことが大嫌い( )
*10点以上は、怒りやすいほうということになります。
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